北のはしっこ惑星

北海道LOVEな道産子主婦が、花、自然、飼い猫、写真、その他何でも楽しむブログ

紅葉、終わってた 〜最終〜

買い物に行って帰ってきた時、とうとう今年初の『雪虫』を目撃してしまって、何だかしみじみしてしまったトビーです。こんにちは!

雪虫についてはまた今度…

 

長々とお送りしてまいりました『紅葉、終わってた』も、やっと最終回を迎えられました。「迎えられた」と言っても、これから書くのだけれど(・∀・)

 

では勢いつけて行きましょう!

地獄谷の爆裂火口を後にして、『姿見の池』展望台に向かって歩きます。

と言ってもすぐそこが展望台なので、左手は既に『姿見の池』です。

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水は澄んでいて、中心部に行くほど青みがかって強い酸性、深さはそれほどなく、最深部でも4.5mほどだそう

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展望台に登るために、大小の石で作られた階段状の坂を登ります

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あと少し

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誰かは知らないけど、シルエットの人が妙にカコイイ(`・∀・´)!

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着きました〜『姿見の池』!

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鏡のような、とは言えないかもしれませんが、ちゃんと旭岳が写っています。空も綺麗だし言うことなし!

小学校の時の、途中で中止になった旭岳登山はどこまで登ったのか全然記憶がないので、これが私の初めての『姿見の池』と言ってもいいでしょう。

大成功ですね!

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誰かが柵の支柱に、各一体の雪だるまを設置したようです。めんこい。

来た道にもひとつ見かけたので、同じ人かもしれません。もしくはスタッフさん?

姿見駅を出たところにも、もっと大きい雪だるまが作ってありましたが、帰りに見たら小学生女児が蹴り壊していました。心が荒んでいるのかい?小学生女児よ。 

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いい眺めだね〜

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標高は1,665m、ロープウェイのおかげでこんなところまで来られました。

 

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『愛の鐘』

1962年(昭和37年)12月30日、北海道教育大学函館分校山岳部の11名が旭岳北西斜面で遭難。2日後にリーダー1名が旭岳温泉たどり着くも、他の10名が死亡し、北海道で最大の山岳遭難事故となりました。彼らを弔い、登山客の安全を願って、旭岳石室の横に『大雪愛の鐘』が設置されました。 

(北海道上川総合振興局HPより)

http://www.kamikawa.pref.hokkaido.lg.jp/ts/tss/mintara/monoshiri/k_kamui/s008.html

悲しい事故があったんですね。

この日は故障中という貼り紙がしてあって鳴らせないようになっていました。

 

姿見の池展望台から第五展望台へ向かう道の右手に、緊急避難小屋『旭岳石室』

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鍵がかかって入れないようになっていました(しかし外国人登山客は絵になりますね〜)。

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そして私は第五展望台へ行くのを忘れました。姿見の池展望台までしか一般客は行けないと思い込んでましてσ(^_^;)

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右上の辺りが第五展望台

 

なので後は下山です。

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さよなら、『姿見の池』!

 

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ここを下って行きます

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今度は右手に『当麻岳』『安足間岳』を見ながら歩きます。

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ここにも飛行機雲

 

来た道よりも少々歩きづらい

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階段状になっているところの段差が大きく、足場が悪い箇所もチラホラあり、そういう場所はコケないように必死で歩きます。

写真も撮る余裕がないので、残っているのはなだらかな場所の写真ばかり。

そういえば、行きの登りのルートで、こちら側から登ってきたらしい人たちとすれ違ったのですが、「なんだよー、こっちの方が楽じゃん!」と文句(?)を言っていました。

確かに、足場が悪く段差が大きいこちらのルートを登ってくるのは大変そうです。こちらは距離が短いぶん、直線的なので角度がついているのでしょう。

私のような体力のない人間は、迂回しながらゆっくり高度を上げて登れる、姿見駅左手の道からのルートで正解だったようです。

危ない場所を下りた後、小さい子どもやけっこう危なかしい足取りのお年寄りとすれ違い、行けるのかな?と心配になりました。

でも、この先急ですけど大丈夫ですか?なんて声もかけられないですしね〜。ヨロヨロに見えても元気で体力すごいのかもしれないし。

頑張って〜、と心の中で応援しながら、先を急ぎます。

 

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綿毛の何かを発見

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チングルマではないですね。何だろうと思ってネットで調べてみましたが、枯れた姿の写真から辿るのはなかなか難しく…わずかに見える葉っぱなどから、近いものはミヤマアキノキリンソウ(コガネギク)かな〜?と。もしご存知の方がいらっしゃいましたら、教えてください!

当然ですが、世に出回っている植物の写真は一番良い時の姿が多いので、ワザワザ枯れ姿を撮る人はあまりいないですよね。高山植物の図鑑など専門性の高いものなら載っているのかもしれませんが、今回はこれ以上は無理でした。

やっぱり、花の時期にも来たいなぁ…。

 

またもや飛行機雲

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なだらかになってきたので、写真を撮る余裕も出てきました。

 

旭岳を振り返る

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右側もパシャリ

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見渡す限りの草原(枯)

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楽チン、どんどん進みます

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所々に小川のような流れがありました

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なんで砂利?

いえいえ、これは道を横切って流れている水を上から撮ったものです。あまりに透明で、水の存在を感じません。

 

かと思えばこんなところも

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やっぱり靴はちゃんとしたものを履いて行くのがいいですね。

 

もう少しで姿見駅に着くので振り返って、最後に旭岳の姿を

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帰ってきましたよー

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ただいま

 

最後にコーヒーと、売店の名物コロッケを食べて無事終了です

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潰したじゃがいもとベシャメルソースが混ざったようなトロッとした中身で、ポテトコロッケともクリームコロッケとも言いがたい感じでした。美味しかったです♪

 

あとはまたロープウェイを使って麓まで

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このへんが森林限界の境目かしら?

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今回の紅葉ポイントはここでしたね

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帰りのロープウェイで何とか紅葉の写真らしいものが(笑)

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ロープウェイに乗らなくても、遊歩道を散歩するだけでも気持ちよさそうです。

 

紅葉は見られなかったけど、初冠雪の旭岳も綺麗でした。また来るね〜!

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ずっと青かった空も雲がかかり灰色に

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今日は散策中、ずっと良い天気でラッキーでした♪

 

全4回、すっかり長くなってしまいました。最後まで読んでくださった方、どうもありがとうございます!

慣れない山レポート(?)、なるべく正確な行程と情報を、と思うとサクサクと書き進めることが出来ず、思いの外時間がかかりました。

しばらくは猫のことでも書いてリハビリします(*´ω`*)。

 

家への帰り道、夕日が放射状に光を放って神様が降りてきそうだったので最後っ屁の1枚を貼っちゃいます。

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ではまた☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紅葉、終わってた③

皆さんこんにちは、トビーです。お越しいただきありがとうございます!

前回『紅葉、終わってた②』 の最後に、旭岳のライブカメラ画像を載せました。

雪に覆われて白・黒・グレーの三色、白黒写真か水墨画のようになっていました。ほんの数日前はまだ色のある世界だったのに…。

街中なら大抵、降って溶けて、また降って、少し積もってまた溶けて、を何回か繰り返してようやく根雪、というパターンですが、山の上はどうなんでしょうね?

数日前に撮った写真とのギャップがなかなか強力だったので今回も載せてみます。10/5のライブカメラ映像です。

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設置されているのは姿見駅です。

雪が降っていて寒そうですが、歩いている人は結構いますね。もう散策路といえど気軽には歩けなさそうです。

 

今はこの雪景色なんだ、ということを心の片隅に置いて以下の記事をご覧いただくのも、季節の移り変わりを感じられて面白いかもしれません。

 

それでは続きにまいりましょう!

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鏡池を通り過ぎると、しばらくは池や沼などの水辺の風景はなくなり、秋色の高原を見ながら歩きます。

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イメージだけですが、イギリスのムーアとかヒースってこんな感じ?と思いながら歩いていました。

 

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足元が悪いところも増えてきました

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雪と水たまりと大きな石、まだ問題なく歩けますが、写真を撮るのに足元の注意がおろそかになると危険です。

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地獄谷に近づくにつれ、旭岳が活火山である実感が湧いてきます。歩道脇の岩場にはいくつかの穴が開いていて、白い水蒸気のような熱気が噴出しています。火山ガスが混じることもあるようです。

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ちょっと大きめの噴気孔

 

写真には水蒸気は写りませんが、手をかざすと結構熱いです。すれ違った人と、卵を置いておいたら温泉卵が出来るかも?と盛り上がりました。

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この大きめの噴気孔の上の岩場の隙間からも何本か水蒸気が上がっていましたが、写真にはやはり写りませんね。

 

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登りが少し緩やかになって、もう少しで一息つけるポイントに到達

青い空と冠雪した旭岳の白さのコントラストが眩しい。

 

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振り返ると『夫婦池』

 

ちょっと隠れてしまっていますが、左が『すり鉢池』で右が『鏡池』、この間を歩いてきました。

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少し平らな所でカメラを三脚にセットしている人がいます。今日はいい写真が撮れそうですね!

 

散策路はぐしゃぐしゃの水たまり

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私ははしっこを歩いたり、飛び石のようになっている石の上を渡ったりしていましたが、夫はレンタルした長靴を有効活用して真ん中を我が物顔で歩いていました(たまにワザとバシャバシャしながら)。300円のモトはとったようです(笑)。

ここから地獄谷へは、緩やかな道を眼前にある旭岳を見ながら歩きます。

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右手は遠くに連なる他の山々

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ほんの少しでしたが、シラタマノキの白い実が残っていました。やはり元気な植物の姿を見つけるとテンション上がります!ちなみにこのシラタマノキ、サリチル酸メチルを含んでいて、潰すと湿布のような匂いがするそうです。

精油を使う方なら、ウィンターグリーンがシラタマノキの仲間だということをご存知かもしれません。私は持っていないのですが、この間使ってみる機会があり嗅いでみました。あまりキツくない消毒薬のような香りでした。こんな感じなんだ〜。

 

山が大きく見えてきました! 

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山頂の上に飛行機雲、見えますか?

旭岳がある東川町の隣町、東神楽町旭川空港があるためか、たくさんの航跡が描かれるのを散策路から見ることが出来ました。

今あの飛行機から見える大雪山連邦、素晴らしいだろうなぁ…。

 

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ここまで来ると、遠くに『姿見の池』のシンボル「愛の鐘」が見えます。

 

正面にいくつもの水蒸気が上がっています

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地獄谷はもうすぐ

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旭岳に生息する生き物の案内看板がありましたが、今回は一度遠くに鳥の姿を見ただけでした。もう多くの生き物は、もっと過ごしやすい標高の低いところに移動してしまったのでしょう。

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ギンザンマシコとか見られたらいいな♪なんて、無知ゆえの世迷言でした(^^;)

 

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噴気孔の全体が見えるようになってきました。この辺りまで来ると、勢いよく水蒸気が上がる音が聞こえます。

ありきたりな表現で申し訳ないですが、まさに『地球は生きている』です。

 

後ろを振り返ればクマザサの向こうに、姿見駅とその隣のアンテナも見えます。

視界良好!

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さあさあ、地獄谷の爆裂火口へ近づきますよ

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『地獄谷の爆裂火口』、名前がなんかスゴそうです。

上の写真を見ると山頂から下に向かってV字の谷状になっているのがわかるでしょうか?このような形状になったのは、今から2〜3千年前に大規模な水蒸気爆発が起こり、山頂が崩壊した事象によります。

旭岳は数ある大雪山の山々の中でも最も若い山とされています。お鉢平カルデラ南西壁の噴火で熊ヶ岳・後旭岳などに次いで、今から約2万年前に旭岳が誕生したと言われています。誕生当時は、富士山のような形をしていましたが、今から2千年〜3千年前頃に水蒸気爆発を起こし、その規模は大きく旭岳そのものの姿を大きく変えてしまって、山頂部から西側が崩れ落ち現在の山容になりました。

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 http://www.kamikawa.pref.hokkaido.lg.jp/ts/tss/mintara/monoshiri/f_history/index04.html

(北海道上川総合振興局HPより)

 

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火山ガスが発生して危険なこともあるそうです。この日は硫黄などの強い匂いはあまり気になりませんでした。

水蒸気の噴き出す音が、かなり迫力があります。短いですが動画を撮ってみました。

少しでも現場の雰囲気が伝わったらいいのですが…。

 

 

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皆さん、迫力ある目の前の景色を楽しんでいました。かなり近い距離で見られます。

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ではそろそろ、この周遊コース最大のビューポイント『姿見の池』へ向かいます。

が、その前に、良い景色のところで飲もうと、朝入れてきたコーヒーを

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会社でずっと使っていたケータイマグ、こんな高い場所に来たのは初めてでビックリしているかも?

さすがTHERMOS、アチアチでした。

※回し者ではありません( ̄▽ ̄)

 

青空と旭岳を見ながら飲むコーヒー、うまい!

 

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噴気孔を背にして歩き出せば、『姿見の池』はもう少し

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しかしどう考えても、これから『姿見の池』を紹介して下山して…というのは、今回の記事の中で伝えきれないとわかりました。

皆さんスミマセン、④に続けさせてくださいm(._.)m  長くなって申し訳ないですが、なにとぞ!

 

では最後に、今日の旭岳ライブカメラ映像を

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おー!今日は雪が溶けて、綺麗な青空ですね♪

それではまた次回、よろしくお願いします!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紅葉、終わってた②

こんにちは、トビーです。

前回見てくださった方、今回たまたま目に留まっておいでいただいた方もありがとうございます!

今回はいよいよ姿見駅を出発して、冠雪した旭岳を見ながら散策路を歩きます( ´ ▽ ` )ノ

 

が、その前に皆さんにご紹介したい記事がありまして…

いつもお邪魔して、楽しく読ませていただいているOTQさんのブログの記事です。

 

実は今回の記事、『紅葉、終わってた②』を書きながら、少々悩んでいたのです。

散策路を歩きながらいつも通りスマホで写真を撮っていたわけですが、帰ってから確認すると、イマイチどの場所から撮ったものなのかピンと来ない…というものがチラホラ。

時系列に並んでいるので順番に貼っていけば良いだけ、と思っていたのですが少々甘かった!それこそ360°パノラマで雄大な景色が広がっているのですから、旭岳の方角だけではなく周囲をグルグルと視点を変えながら何枚も撮っているわけです。

「アレ、この写真どこから撮ったの?」

……(´-ω-`)……むぅ、わからん。

 

そんな私に突然の救世主降臨!

 

煮詰まって、「みんなのブログ読んでこよっと」と逃避を決め込んだところ、OTQさんのこの記事に出会ったのです。


ほー、『北海道VRツアー』なるものが体験出来る、しかも超高画質な360°のパノラマで!
ワクワクしながらサイトを開くと、あらっ、今まさに記事を書いている『旭岳周遊コース』が!

しかも一番悩んだ場所がバッチリ360°確認出来たのです。

 

OTQさん、あなたは神ですか…!

 

小躍りしながら、記事の紹介をさせていただきたいとお願いしたところ、爽やかな秋風のように快諾してくださいました。

OTQさんは、ジンギスカンも大好きだし本当にいい人(道民感情)!

※『そらちワイン×ワインFesta』の記事のブックマークに、ジンギスカン最高!のコメントをいただきました。

OTQさん、本当にありがとうございました!

 

サイトでは全ての場所を見られるわけではありませんが、驚きの高画質でぐるり周囲を見渡すことが出来ます。

私の拙い文章と素人写真では伝えきれない臨場感が味わえると思いますので、ぜひ見てみてください!

 

あれっ、もしかしてこれ見たら私の今回の記事、見なくてもいいんじゃ…(°_°)?

いやいや、そんなこと言わずに寄ってってくださいよー。それでは行きましょう、皆さまよろしくお願いします!

 

旭岳姿見駅、ロープウェイを使い、楽々と五合目1600mまでやって来ました。自分の力を使わずここまで来たため忘れてしまっていますが、旭岳の森林限界は1500m付近であり、本来気軽に来れる高度ではありません。

つい先ほどまで乗っていたロープウェイの窓から見えていた背の高い広葉樹・針葉樹の姿はなく、地を這うような高山植物と、ハイマツ(這松)が見えるばかりです。

これから歩く散策路は、観光バスで立ち寄る身軽なツアー客も、途中から裾合平(すそあいだいら)方面や山頂を目指す登山客も入り混じっています。

そのため姿見駅周辺は、近所のスーパーへ行くような普段着の人、旅行中のちょっとしたよそ行き服のマダム、出張に来ているサラリーマン、オシャレ女子、山ガール風、本格的な登山スタイルの人と、バラエティに富んでいます。

私たちは間をとった感じの、上着はウィンドブレーカー、念のため中にフリースや厚めの長袖を着込んで下はジーンズ、足元は、私は昔に買ったアウトドア用の厚底の靴で夫はレンタル長靴です。

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がにまたっぽいですが、がにまたではありません。むしろX脚です。

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安全と信頼のダンロップ

 

 さてここでルート案内です。

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一周約1.7km、およそ1時間の道のりです。コースはどちらまわりでも構いませんが、姿見駅から左へ時計回りに歩くことにします。オーソドックスなのはこちらのようで、多くの人は左の道に向かっていました。

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歩道は整備され、歩き始めは順調

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まずはみんな写真左上の第一展望台を目指します。

 

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歩道脇の植物たちにも雪

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歩道に沿って、紅葉を終えた植物が寒そうに縮こまっています。

葉っぱの形から推測すると、これはチングルマだと思われます。ほんの少し前には、鮮やかな真っ赤な葉と、花後の車輪のような綿毛が見られたのでしょう。

 

茶色く小さくなったチングルマが不憫なので、フリー素材からお借りしたピチピチの夏の姿を

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また来年、可愛い花を咲かせてね!

 

第一展望台へ登るところは、比較的歩きやすかった歩道に比べると少々急で、石がゴツゴツと飛び出していました。

登りきったところで団体ツアーのマダムが、添乗員さんを呼んでいます。どうやらツアーのお客さんが1人転倒して、顔をぶつけてしまったようです。

(痛そう…´д` ;)

登った展望台も整備はされていますが、全て平らなわけではなく、端の方などは石が飛び出していたり段差がついていたりで、少しの油断が怪我のもとになってしまいます。

歩きながら、夫に「あの人大丈夫だったかなー?」と言うと、「サングラスの心配してたから大丈夫だったんじゃない?」との返答だったので、きっと大丈夫だったのでしょう。おばさま強し。

※ここでいう「おばさま」とは、私の年代(昭和40年代生まれ)よりも更にだいぶ年上のお姉さまのことを指します。お前もおばさんだろ!という的確なツッコミはなしでお願いします。

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展望台から撮った旭岳

雪の白さに溶け込んではっきり見えませんが、下の方に見える爆裂火口から立ち上る白い噴気が確認出来ます。

 

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展望台から振り向くと、登ってきた道と姿見駅の姿

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森林限界を越えているため低木しかなく、どこまでも見渡せる

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素晴らしい晴天、来て良かった!

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これから『当麻岳(とうまだけ)』、『安足間岳(あんたろまだけ)』を左前方に見ながら歩いていきます。

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左が『当麻岳』、右が『安足間岳』

「あんたろまだけ」実は初めて名前を聞きました。標高2,194m、けっこう高い山ですよね。左の当麻岳(標高2,076m)の方がアクセスが良いため、登る人が多いそうです。

 

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丸い沼が現れました。『満月沼』です。

持って歩いていたパンフレットの散策路見取り図に名前がなかったので最初、これが夫婦池のどちらか?と思ったのですが、看板を見て『満月沼』とわかりました。

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パンフレットにも名前書いてあげて〜

 

もう少し歩くと右手に『すり鉢池』

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すり鉢のようだから『すり鉢池』、単純明快

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なかなか綺麗に旭岳が写っています!

この景色が見られる第三展望台には、この辺りに生息する「ホシガラス」の看板が

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そういえば歩き始めてから、陸・空どちらにも生き物の姿を見ていないことに気付きました。野生動物もこの高度ではそう多くはないのでしょう。ヒグマは遠慮したいです。

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すり鉢池を右にして、だんだん迫ってくる旭岳に見惚れます。

 

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第三展望台を過ぎると分岐点があり、一般装備の観光客は右に行かなくてはなりません。道なりの狭い道は裾合平方面へ向かう道で、ここからはちゃんとした装備が必要なので、迂闊に入らないよう注意看板がありました。

 

こちらはすり鉢池と散策路をはさんで並ぶ『鏡池』

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条件が良ければ、旭岳の美しい水鏡になるそうですが…

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旭岳をバックに撮りましたが風が吹いて水面がよれてしまったので、鏡のようにならず

 この『すり鉢池』と『鏡池』、ふたつ合わせて『夫婦池』と呼ぶそうです。 

 

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左に鏡池を見ながら歩いていると、バックの白い雲と安足間岳が綺麗に写っていました。

 

花も紅葉も終わってしまいましたが、ところどころに可愛らしい高山植物

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コケモモの丸い葉と赤い実、下垂した細長い葉はエゾイソツツジ、トゲトゲした細葉の明るいグリーンはガンコウランもしくはエゾツガザクラ

高山植物詳しくないし、葉っぱだけで判別するのは難しい…。

 

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鏡池を通り過ぎ、枯れ草色の草原を見ながら、噴気孔が多数ある地獄谷と、『姿見の池』を目指します。

この辺りまで来ると足元も少しづつ悪くなり、あまりに軽装な人や小さな子供連れなどは引き返す人も増えてきたので、賑やかだった散策路も静かになってきました。

私はまだまだ元気、進みますよ〜!

(運動不足で自信なかったけど意外とイケる⁉︎)

 

しかしながら今日はここまで、次回③へ繋げたいと思います。

それにしても思ったより書きたいこと、載せたい写真が多くて先へ進みません。

③でまとめられるか否か、まだ未定となっております(´ω`)。

よかったらもう少しだけ、お付き合いくだされば嬉しいです!

 

最後に今日のぞいてみた、『旭岳ロープウェイ』のライブカメラ映像、こんなんなってました。

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3日前とこの変わりよう、さすが大雪山さん、無慈悲ですね。

 

ではまた次回、よろしくお願いします!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紅葉、終わってた①

出オチですがタイトルの通りです。

紅葉してるかなと思い、行ってみたら既に終わっていたという間抜けなお話です。

土曜日の昼間、何の気なしにつけたテレビを見ていると、番組の中に『一泊二日で行ける北海道旭川女子旅』みたいなコーナーがあり、3人の女子が旭川と周辺を旅する、といった内容でした。

ラーメンや温泉などを楽しんだ彼女たちは、日本で一番早い秋を体験すべく、大雪山連峰『旭岳』へ向かいます。

そこは『カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)』、北海道最高峰の山。

 

日本の秋はここから始まり、全国を南下します。番組では、女子3人組がスカートをひるがえして、赤、緑、黄色で彩られた散策路を可愛らしく歩いていました。

可愛い女の子たちと鮮やかに紅葉したチングルマの取り合わせはとても華やかで、テレビの前の(元)女子にも「これは行かねばなるまい」と思わせるに十分でした。

ここ数日の天気予報はこの日曜、10/1を逃すとまた天気が崩れるとのことで、どこか出かけるならこの日しかないと思っていました。

迷わず行き先を『旭岳』に決定です。

 

『旭岳』の想い出①

小学生の時に学校行事で登ったものの天候に恵まれず、途中で中止。雨の中、黄色い雨ガッパを着た小学生トビーがしゃがんだまま、虚ろな表情でオニギリを食べている写真が残っている。

『旭岳』の想い出②

20年とちょっと前、当時通っていた英会話教室の先生と仲間で、旭岳でスノーボードをしようと話がまとまり現地に赴くがロープウェイは動いておらず、装備をしたまま徒歩でボードを担いで、圧雪されていない雪道を登ることに。しかし100mも登らないうちに足が言うことをきかなくなる。同行の3人のうち2人は体力のある外国人男女、残り1人の日本人は自衛隊のレンジャー部隊。自慢じゃないが私は体力に自信はない。どう考えてもムリダロ。1人でロッジで皆の帰りを5時間待つ。

 

改めて思い出すといい想い出が残っていないことに気付きました。

でも今日はお天気もいいし雪中行軍もないですし、紅葉の見頃は9月中旬から下旬とあります。

今日は10/1だけど、9月下旬みたいなもんだよね?紅葉イケるでしょ!…イケるよね?とテレビ番組だけ見て、ロクに下調べもせず出かけました。

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あれ?雪降った?山が白い! 

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前を走る赤い観光バス、緑に映えます。

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だんだん近づいてきましたよ。

 

駐車場は、道のつきあたりの『旭岳ロープウェイ』 まで行くと普通車500円の有料駐車場になってしまいますが、少し手前の公営駐車場は無料です。

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観光シーズンのため、駐車場に向かう道は少々の渋滞、公営駐車場は満車でしたが、私たちはタイミング良くこちらに停めることが出来ました。

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ロープウェイまで歩く右手に、標高2,291mの山頂が見えます。

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『旭岳ロープウェイ』に着きました。建物の右手に行くと、ロープウェイを使わず登る登山道があります。私がスノーボードで挫折した道は、確かこの入り口から入ったと記憶しています。

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ルートにより、難度が五段階のグレードに分かれています。姿見の池まで歩く今回のルートはグレード2の軽登山です。

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2009年に8名の死者を出したトムラウシの事故の付近はグレード5であることがわかります。

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今回はロープウェイを使うので建物に入ります。

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観光バスも何台も停まっており、中もたくさんの人で賑わっていました。

往復チケットは、6/1〜10/20までの観光ハイシーズンは大人2900円、けっこうします。それ以外のシーズンは1800円です。近隣に住む人間からすると少々高めのレジャー費に感じますが、国立公園である大雪山連峰の保護を考えれば高くはないのかもしれません。

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曇りとありますが、すでに青空が広がっています。服装にもよると思いますが、そこまで寒くもなさそうです。

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ぼんやり並んでいたので窓際をゲットするなどのことも思いつかず、ゴンドラの真ん中付近で揺られながら姿見駅へ。

前方の窓ガラスの上部に何やらカッティングシートのようなものが貼られており、前が見づらいな〜と思っていたのですが、どうやらフクロウが羽を広げた翼と尾羽をかたどったもののようです。

 

姿見駅に着きました。姿見駅は標高1,600m、五合目にあたります。

着くとまず、スタッフさんによるレクチャーがあり、今日の山の様子や注意事項の説明があります。

前日に雪が降り、昨日は山道が雪に覆われたそうですが、今日はそれが溶けてぬかるんでいたり、水たまりが出来ているとのことでした。靴に不安がある人には、300円で長靴をレンタルしてくれます。布製のスニーカーを履いていた夫は借りることにしました。

長靴をレンタルしている間に、壁に貼ってある情報ボードなどを眺めてみます。

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「死んだふり」をする人は未だにいるのでしょうか…。

 

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ここを出ればいよいよ旭岳の雄姿を間近に見られます。

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外に出てみると、駅の屋根から落ちた雪が溶けずに残っています。前日の9/30、正式に初冠雪が発表されたそうです。

 

ということで

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冬山になっていました。

これはやはり紅葉はキビシイかな…と思っていたところ、近くにいたおばさまが、ルートを周り終えたらしき人に声をかけていました。

「上の方って、紅葉してました?」

「してなかったです。」

あっという間に答えが出ました。

 

さようなら、紅葉。

まあ、麓のあたりが紅葉し始めてるのを見て、薄々は感づいていました。

せめて皆さんには、フリー写真で紅葉をお届けしたいと思います。

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https://goo.gl/images/Dm5PQn

綺麗ですね!ほぼ近いアングルです。

 

紅葉は残念でしたが、ノープロブレムです。雪をまとった大雪山連峰の美しさは紅葉にも劣りません。

むしろ『大雪山連峰』の名前の通り、冬の時期こそ、最大限に美しいと思います。

では新雪で輝く大雪山連峰『旭岳』の姿を見ながら、一周約1.7km、約1時間の散策ルートへ出発しましょう!

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まだ入り口ですが今日はここまで、次回から本格的に散策ルートの記事に入ります。

軽登山ではありますが、お付き合いいただければ幸いです。

次回もよろしくお願いします!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

寒い日の猫と庭

まだ9月なのに、道内21地点で氷点下を記録しました。

道東の上士幌町ぬかびら温泉郷の気温は−1.2℃、帯広では初霜が降りました。

 

こちら旭川では氷点下は免れたものの、寒いことに変わりはありません。

今朝の各地の気温が、夕方の番組でやっていました。

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秋をすっとばすのやめてー。

 

それでも家の中の温度は何とか20℃を保っています。肌寒いので長袖の上にウールのショールを羽織って、ようやく暖まってきました。

 

まだ会社勤めをしていた頃、寒くなってくると朝のロッカー室で、「今日は寒かったねー」「もうストーブ焚いた?」などの会話が交わされます。

今の我が家の暖房は灯油を使わないタイプなのですが、まだ灯油ストーブを使っていた頃、この「初ストーブ」の話題の時、人より先に使ってしまったことがわかるとなぜだか「負けた(>_<)!」と、ちょっと悔しく思ったりしたものです。

勝ち負けなんかないのに(笑)

 

ウチの場合、暖房は電力会社の『融雪用電力(ホットタイム)』というプランを契約しています。

1年のうち、半年以上を暖房をつけなければ暮らせない地域の暖房用の契約です。

手元のお知らせハガキには、

『最低使用期間11〜4月』

『最低使用期間開始日10月23日』

となっています。

たいてい開始日よりも先に寒くなるため、これより先に使っても一向にかまわないのですが(元栓をONに回せば一年中使用可能)、開始日より早くONにするのがやっぱりちょっとシャクで、つい我慢してしまいます。

※ワケのわからない意地を張ると風邪をひくのでおすすめしません。

 

しかし今は『エアコン』があります。

昔は北海道ではエアコンはいらないという風潮でした。

実際、子供の頃は数日の暑い日を凌げば扇風機で何とかなったのですが、近年は温暖化の影響なのか暑さが増してきて、エアコンを購入する家庭も増えてきています。

 

我が家では数年前に、飼っていた犬が年を取り、心臓が弱ってきて夏越しが大変だからという理由でエアコンを導入しました。

 

今日も使おうと思えばエアコンで暖房が出来るわけですが、厚着すればいいや、とつけていなかったのです。

外はいつしか大粒の雨、日差しもなく日が高くなってもちっとも暖かくなりません。

 

しかし、寒かったのは人間だけではなかったようです。

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のんたん、超丸い

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寒いよ…

 

あまりにもコンパクト

 

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あそこにエアコンあるよね

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何でつけないの?

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プレッシャーに負けて今年初の暖房をつけました。 

 

やっとあったかくなった〜!

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君たち、毛皮着てるのに寒がりだよね

 

雨があがったので庭に出てみました。

もう残り少ない花を写真に収めようと思ったからです。

大気は不安定なままなので、急に風が吹いたり青空がのぞいたり、小雨が降ったりしています。

 

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アスター ウッズピンク

 

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アスター ビクトリアファニー

秋はアスターが綺麗ですね

 

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ガウラ マーヤ

普通のガウラがそろそろ疲れてきていますが、こちらはまだ頑張っています

 

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白のシュウメイギク

ほったらかしていたら花数が激減

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ピンクのシュウメイギク

これもほったらかしていたら、すごく小さくなってしまいました(ゴメン)。

急に日差しが強くなって花色が飛んでしまいましたね。

 

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ブルーベリー デキシー

目の覚めるような赤に紅葉しています。

 

明日も雨なんだって、まりちゃん。

いったい何して遊ぼうか?

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うーん… 

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とりあえずケチらないでエアコンつけてね?

 

ハイハイ、そうします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

足して2で割ってちょうど

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気迫溢れるその仕切り、もしやアナタは横綱の…?

 

んもー! 

乙女のトイレ中にカメラ向けるなんてデリカシーなさ過ぎ!横綱とか言われるほど太ってないし

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失礼しちゃうわ、ホントにもう

ガサガサ

ザッザッ……ザッザッザッ…ザッ

ザスザス!バシャバシャ!ザスザス‼︎ 

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ちょっとー!まりの里関、砂撒き散らし過ぎなんですけどー⁉︎

 

よいしょ

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やっぱり洗面台よねー

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はー、どっこいしょ

 

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あれ、まだいたの?ちゃんと片した?

 

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次に使うまでにちゃんとしておいてね!

私お昼寝しなきゃだから

 

(どうしてこんなに雑なんだろうか)

 

 

「ちゃんと教えなかったんじゃないの?」

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えぇ、のんたん急に入ってきて批判ですか⁉︎

いや、最初からトイレ覚えてたから特に教えたりはしなかったけど…いつからか、やたら入念に掻き回すようになっちゃったんだよねぇ

 

「 ホント、あの雑な性格には私、とーっても迷惑してるの。同じ女子とは思えない!」

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(のんたんキビシイ)

 

でもさあ、逆にのんたん全然砂かけないじゃん。すごく繊細な性格なのに、どうしてしっぱなしなの?丸見えだよ!

 

「え、それってダメなの⁉︎」

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うん、女子としてはちょっとどうかな

 

掻き回しすぎて激しく砂をぶちまける「まりも」と、全く砂をかけずにそのまま出てくる「のんの」

 

ものごとにはちょうどいい加減というものがありましてですね

 

ふたりとも、至急トイレ使用方法の改善の検討をお願いします!

(まあ、健康だからいいか…)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

観光ルートを外れて

秋分の日の翌日の日曜、その辺をドライブがてらお蕎麦でも、と出かけてきました。

何せ新蕎麦の時期ですし!

 

とは言っても私は、 

最初は何もつけず味わい、次はつゆを先の方にほんのちょっとつけ、ズズッと小気味よくすすり、鼻に抜ける香りから「これぞ新蕎麦、やっぱり違うねぇ!」

 

とか言える、違いが分かる人間ではありません。安い乾麺でも普通に美味しくいただいています。 

でも今は、近隣で新蕎麦が収穫され、味わえるのだから食べたらいいんじゃないの〜? と、いうことで…。

 

旭川市自体も全国3位というソバの産地ではありますが、そこは全国で1位という地位にある町が近隣にありますので、リスペクトを持ってそこへ行ってみましょう!

※第1位と3位の話が出たので、2位にも触れておきます。これも旭川からすぐ近くにある深川市です。この辺りの気象は寒暖の差が激しいことがあげられますが、それがソバの生育条件に合っているようです。

 

ソバの生産量全国1位、幌加内町旭川からおよそ1時間、人口は2015年調べで1500人ほどの、北海道で最も人口が少ない「町」です。

同じく2015年の国勢調査では、日本一人口密度の低い町であり、「村」も含めた中でも全国3位の人口密度の低さとなっています。

特産のソバの作付面積・収穫量は共に日本一、少ない人口なのに日本一とはすごいですね!

 

旭川市から幌加内町へ行くには、基本、旭川市の「江丹別」という地域を通ります。こちらもソバの生産地で「江丹別そば」というブランドを持ち、旭川市のソバの生産量、全国第3位の大きなウェイトを占めていると思われます。

 

余談ですが、冬の一番厳しい頃、ニュースで「今日の冷え込みは厳しく旭川で-30℃」などと言われ、鼻水が凍り背中から湯気を立ちのぼらせるホルスタインが映るのは、この江丹別地域がほとんどです。

旭川市街からはかなり離れているため、旭川中心部は、江丹別+5℃はあると思われますので、旭川市街に住む人間は、ウチはそこまで寒くないぞ!と思っているような気がします。

 

観光地ではない江丹別・幌加内ルートのドライブは、山道とソバ畑の景色以外、ほとんどないと言ってもいいと思います。

美瑛・富良野方面へのドライブは「陽」な感じがするのに比べ、ちょっと「陰」の気配というか…。

人口も少ないし、観光地化されていないので当然なんですけれどね。

でもそれが鄙びた趣きとなって、初秋のドライブとして悪くありません。

 

というか私、お蕎麦を食べる以外の目的もあるんですよ。

それは「ソバを刈ったあとの畑の景色」

 

株元だけになったソバ畑は、赤とか朱色、、ピンク色というか、そういった色になっていて、キレイだな〜、と常々思っているのですが、あまり誰からもそういった感想を聞いたことがありません。

 

なので写真を載せてもあまり共感は得られないかもしれませんが、勝手に貼っていきたいと思います!よろしくお願いします♪

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エノコログサが揺れて秋らしい

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ちなみに刈る前のソバ畑はこちら

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立ち枯れてざわわな感じ

 

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少なめですが、稲作もされていました

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これは稲を刈り取ったあとでしょうか

 

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偶然、電線にとまる鳥が写りこんでいました。

トンビかな?と思ったのですが、少し小さめなのと胸のあたりが白いので、ノスリかもしれません。

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妖精が住んでいそうなバス停

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最初はバス停だと気付かなかったのですが、ドアの真上にちゃんとバス停の丸い看板が付いています。

冬の厳しいこの地域では、本数も少ないでしょうし、中に入って待てる停留所でないと命に関わりますので、こういう形なのではないかと推測します。

 

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展望台と名のつく場所があったので、車を入れて眺めてみます

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重い丸太を運ぶ馬のオブジェ

素朴で可愛い

 

可愛いんだけど、

全然違うかもしれませんがこの馬を見て、何かで読んだ中世の拷問道具を思い出しました。金属で出来た牛の中に入れられ炙られる、みたいな。

爽やかな秋の空の下、爽やかじゃない妄想をしながら、お蕎麦屋さんを探します。

 

幌加内町には数件、お蕎麦屋さんがあるのですが、ココ!とは決めずにやってきて、しかももう午後2時半を過ぎています。

最初に行ってみたところは人気があるらしく、店の外にお客さんが待っていたのですが、残念、その人たちでお蕎麦は終了とのことでした。

駐車スペースには札幌ナンバーの赤いフェラーリと黄色いコルベットが停まっています。札幌から新蕎麦を食べに来たお金持ちでしょうか。

私たちがちんたら他の店に向かって走っている横を、猛スピードでぶっこ抜いていきました。

 

ケーサツの人〜、お仕事ですよー、追いつけないけど。

 

もう午後3時もとうに過ぎた頃、ようやく辿り着いたお店でお蕎麦をいただきました。

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ソバの実の天かまが乗った冷やしそばと、天かま付きざるそばをオーダー

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辛めのスッキリした感じのつゆでした。

蕎麦は、新蕎麦なのは間違いないのですが私の舌ではやはり違いがわからず、自分の味覚センサーにガッカリです(´-ω-`)

ソバの実を使った天かまも、美味しいのですがこれまた違いがあまりわからず…ダメだコリャ。

 

そば湯が一番、蕎麦の風味を感じたあたり、蕎麦を食べる才能がないのでしょう。

お蕎麦自体は美味しかったですよ!

 

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お蕎麦を食べたので、またソバが刈り取られた畑を見ながら家路につきます。

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江丹別まで戻ってきたので『Cow&Calf(カウ&カーフ)』さんに寄って、ちょっと有名なチーズを買って帰ります。

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JAL国際線のファーストクラスにも採用された、ごく少数しか生産されない青カビのチーズです。

ブルーチーズは普段あまり食べないのですが、とても評判が良いので一番小さいサイズを購入してみました。

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元々が牧場なので、そこで作られているソフトクリームのミニサイズをお願いして、牛たちを眺めながら食べることに

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いろいろな模様の牛が、平和に草を食んでいました。

キミたちの牛乳で作ったソフトクリーム、美味しかったよー。

 

あとは幌加内の道の駅で買った、お土産の新蕎麦を持って義実家に行けば、今日のドライブは終了です。

行ってみると、ちょうどいいところに来たわ〜と、義母が出してきたのは大量の鮭といくら醤油漬け

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増毛町の親戚が、鮭1本と筋子4腹を持ってきたとのこと。いつもこの親戚の人のお土産は豪快なのです。

 

かなり大きな鮭で、捌くのに2時間くらいかかったと言っていました。

 

私たちはありがたく、あとは食べるだけの状態になった切り身と醤油漬けをいただいて帰ります。

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ザックザックとスプーンでいくらをすくってもらいます。ありがたや〜。

 

新蕎麦1パックでこの収穫、さすが秋!

 

さあ、実りの秋を楽しむとしましょうか。