ミズノさんの貰い事故・前説
庭はこの中で冬眠中zzz
皆さま覚えておいででしょうか。
ミズノさんのこと。
昨年の秋、敬老の日のお題に乗って今は亡き祖父母のエピソードを書きました。
今も脳裏に浮かぶ懐かしの風景に存在する「ミズノさん」は、飴玉をガリガリ齧るから嫌い、とチョット理不尽な理由でばあちゃんから煙たがられていた(他にも理由はあったかもしれませんが)じいちゃんの囲碁友です。
上記の記事でチョコッと登場しただけなのですが、思いもよらず皆さん(の一部)から、
「ミズノさんのことをもっと知りたい」
とのご要望をいただきましたので、お言葉に甘えてスピンオフと言いますか、回顧録としてミズノさんのことを書かせていただこうかと思います。
とは言っても毎日のように顔を合わせていたというだけで、正直小学生トビーとミズノさんに、期待されるようなハートウォーミングなエピソードはありません。
そのあたりは何とぞご了承のほど、よろしくお願い申し上げます♪( ´θ`)
あ、ちょいちょい箸休め的に新旧取り混ぜた写真が挟まりますが、お気になさらず♪
記憶にあるミズノさんは白髪混じりの丸っこいメガネのじいさんで、
とにかくほとんど毎日ウチにいる
そういうじいさんでした。
近所の人ではあるとは思うのですが、自転車をチャリチャリ漕いでやって来るミズノさんがどこのオジサンであったのかは私はよくわかりません。
学校から帰って来たら既にじいちゃんばあちゃんの部屋にいて、お茶とお茶菓子を横にじいちゃんと一日中囲碁を打っている人、それがミズノさんでした。
我が家の愛犬シリーズ「ジョニー(♂)」
物心ついた時から我が家にいた荒ぶるスピッツ。新参の私は完全に舐められていて、噛みつかれること数回。幾度となく脱走を繰り返し、最後はとうとう帰って来なかった。
学校が休みだったり早く終わる日は、訪ねてくる場面を見たりもするのですが、特段の挨拶があるわけでもなく勝手に入ってきて、玄関を上がってすぐの祖父母の部屋をコンコンとノックして入室。※昔の田舎なので夜以外カギを閉めていない
…ここまで書いて、ばあちゃんがミズノさんを鬱陶しく思う気持ちが既にちょっとわかったような気がします(-_-;)
子どもの頃は、そういう毎日が普通だったので気にしていませんでしたが、ばあちゃんにとってはあまり楽しい状況ではなかったのでしょう。
ただでさえ仲睦まじいという夫婦ではなかったのに、一部屋しかない夫婦の部屋に毎日じいちゃんの友達が勝手にやって来て、夕方までずっと囲碁を打っている…
苦々しい思いがあっても不思議ではありません。
囲碁を打つ親戚のおじさんとじいちゃん。ミズノさんではありません。
じいちゃんはソコソコのトシまで、自転車に乗って自由にアチコチ出かけて囲碁を打っていたのですが、ある日車と接触してケガをしてしまい、危ないという理由でそれ以後自転車の許可が下りなくなりました。
遠出が難しくなったじいちゃんのもとへ毎日のように囲碁の相手をしに来てくれるのがミズノさんで、じいちゃんにとってはありがたい友だちではありました。
我が家の愛犬シリーズ「リリー(♀)」
ジョニー行方不明の後しばらく経って貰われてきたスピッツの雑種。とても賢くて穏やか。夜中、自分で鎖を外して散歩に出かけ朝には帰ってきていた。これはユルイ昔の時代の話なので許してください(ー ー;) ビール好き。いつも瓶底のビールを舐めさせてもらっていた。ムダに吠えない犬だったが、蹴っ飛ばされたガス屋は一生忘れず、必ず吠えかかっていた。
さて、ミズノさんはばあちゃんが引き起こした室内事故に巻き込まれたとして登場しましたので、その時のことをお話ししようと思います。
しかしその前に。
まずはその事故に至る原因、ばあちゃんの人となりについてからです。
ばあちゃんがああいう人でなければミズノさんは巻き込まれることはなかったわけですから。
*******
私が小学校3年生から同居していた母方の祖母(母の養母)は昔ながらの働き者で、朝4時から家事のほか家庭菜園・庭の手入れ、和裁・洋裁・編み物、人の手を借りず何でも自分でやってしまう人でした。
何せ農家の14人の兄弟姉妹の一番上ですからね。
子どもの頃から働きづめの人生です。
春や夏は畑や庭仕事の他、野草を摘んでは保存食やお茶みたいなものを作ったり、秋は多種類の漬物を仕込み、冬は小さい体でわっせわっせと雪かきに励みます。
休むということを知りませんでした。
「ばあちゃんはそんなに働き者なのになんで母さんはそうじゃないの?」
その反面、というか、働き者が裏目に出て、なんでそんなことしたの⁉︎というようなこともチョイチョイやらかし、
あわや大惨事
ということもあったのです。
例えばですがウン十年前、都市ガスが通っていなかった私の実家はLPガスを使っていました。
遠い昔、私が子どもの頃のことなのでガス器具の安全装置などがどうなっていたかなどはわかりません。
「こんなことをしたらこうなった」
という記憶に基づいた話なので理屈の通らないことがあればお許しくださいませ。
何度かあったことです。
小学校から帰ってきた私が
「おなかすいたなー、なんか作ろ(´Д` )」
となって、ホットケーキの生地を作ったりジャガイモの皮を剥き始めます。
準備が出来てフライパンをコンロに乗せ、ツマミをカチカチと回して火をつけようとすると、
バフッ!
ちょっとヤバい時は
ボンッ!
という大きな音と熱を含んだ空気の塊が、自分めがけてドン!とぶつかってきます。
命には関わらないくらいの、小さなガス爆発ですね。
長くなるので割愛しますが、原因はばあちゃんのガスコンロの使い方がまずくて、ちょいちょいガス漏れさせていたことです。
LPガスは空気より重いので漏れても上昇せず、下の方に溜まりやすいといった性質の特性もあったでしょうか。
ガス台は台所の角にあり、上っ面をシンク台に合わせるために窪んだ場所に設置されていましたので、ガスが溜まりやすかったかもしれません。
明らかにガス臭ければ注意したのかもしれませんが、そこまでの量の漏れではなければ気づかず、且つ私も世間知らずのおバカな小学生(^ρ^)
年寄りのばあちゃんが仕込み、小学生の孫が引き金を引く、キケンな組み合わせです。
今のガス器具は安全装置が色々働き、滅多なことはないと思うのですが、当時の実家はよくガス漏れ警報機がピーピー鳴っていました。
その度にベランダなど低い位置の窓や玄関のドアを開けてホウキなどでガスを掃き出す、という作業をすることとなり、その大半はばあちゃんのやらかしです。
家族はいつも、ガスのことを含め、バラエティに富んだ危ないことをするばあちゃんに
「絶対やめてね(#・∀・)⁉︎」
と言うのですが、ばあちゃんは馬耳東風といった風情でした。
反省しない。
だから何度もプチガス漏れ事故を起こす。
可愛いマゴが死んだらどうすんだw
我が家の愛犬シリーズ「ビッキー(♂)」
里親募集の広告を見た母親に貰われてきたマルチーズの雑種。生けるモップ。おとなしいが私が親に叱られている時などは間に入って止めにかかる忠義者。体は丈夫ではなかったが細く長く生きた。
苦労人のばあちゃんが人生を生きていく上で、うるさい雑音や逆境に立ち向かうには「人の意見を聞かない・聞き流す」ということが自分を守る手段だったのかもしれません。
あくまでも私の勝手な考察ですが。
ですから、
-
何か仕事が目についたら、すぐやらずにはいられない
- 危険なことも人を頼らず勝手にやってしまう
- 注意されてもどこ吹く風
これが良くない方に傾くと、起こらなくていい事故が起きることになります。
そんなばあちゃんのエピソードとして、もっと大きな事故をやらかして入院に至るという、ミズノさんのことよりもよっぽど大きな案件があるのですが、このままではいつまでたってもミズノさんの話に行けません。
それは、もし余裕があれば追記として書くことにいたしましょう。
では本編のはじまりはじ……
「やっと始まるの?」
いや、もう既に3000字くらい書いてるしヤメましょう。
つい長文になるのは悪いクセですが、回顧録ということで何とぞお許しを!
と、ここまでが前説。
普段ちんたら更新ですが、今回はあまり日をおかずに次回の本編をUPしたいと思い、割とマジメに書いております(・∀・)♪
それにしても古い記憶を文字に起こすというのは案外骨が折れますね。
お時間に余裕のある方、次回もどうぞよろしくお願いいたします☆
「途中途中で挟まった『愛犬シリーズ』、ちょっと強引過ぎない?」
いいの!
忘れないうちに書いておくの!
ボルシチdeロシアごっこ
皆さんは遠い昔、『ごっこ遊び』をしませんでしたか?
チャンバラごっこ、ウルトラマンごっこ、戦隊ヒーローごっこ、お姫さまごっこ、おままごとなんかもそうですね。
ナニガシかの役になりきって振る舞い、しばしその世界観を楽しむ遊びです。
仲間と一緒に楽しむもよし、ひとりぼっちで空想の世界に入り込んでしまうもよし。
空想する力さえあれば、カッコいいヒーローにも美しいお姫さまにも宇宙人でも怪獣でも、何にでもなれる『ごっこ遊び』
しかも元手はほとんどかかりません。
大人になればそのような現実離れした『ごっこ遊び』というのはあまりやらなくなると思います。
それでも、その時に自分がハマっていることや思い入れがあることに自分を寄せていくことはあるのではないでしょうか?
映画や本の世界観にワクワクしすぎてその世界を再現したくなってしまうこと、私はあります。
ということで
今回はロシアの赤いスープ、
を作ってみたいと思います。
ロシア…(゚∀゚)ナンデ急に?
唐突に感じるかもしれませんが、私にとってはそうではありません。
北海道という土地柄もあり、お隣の国ロシアは割と身近な存在です。
去年もロシアの森林火災の煙がこちらまで流れてきていましたし。
子どもの頃、ローカルニュースでは北方領土とのビザなし交流や、ロシアで大ヤケドをして札幌で治療を受け一命を取りとめたコンスタンチン君の話題など、ロシア関連のニュースは珍しくありませんでした。
大人になって繁華街や温泉街に出かけるようになると見かけるのは、ロシアから出稼ぎに来ているロシア人女性。
あれは会社の社員旅行で出かけた某温泉街でした。
二次会の館内の酒場的なところで突如始まったロシアンダンサーショー。
タダの二次会だと思っていたのに、突如始まる艶かしい音楽と怪しいピンクの照明。
露出度高めな衣装を着たロシアの金髪女性がどこかから出てきて、踊りながら客席を回り始めます。
予想外の展開にざわめく女子社員たち。
見れば副社長と事務長が手を叩いて喜んでいます。
やっぱりオマエラか。
※これは今ならセクハラ案件ですかね
しかしそこで私はいらぬ心配に襲われます。
『こんな女の多いテーブルに回ってきたロシアンダンサーはやりにくくないだろうか』
だって女がたくさん見ている場所で、男の人向けのセクシーなダンスを踊るって、本人からしたらイヤなんじゃ?
ひょっとすればアチラさんは慣れっこの状況で何も気にしていなかった可能性はありますが、ちょっと気になって。
ココはひとつ、ロシア人のお姉さんの居心地が悪くないように精一杯盛り上げよう。
そう思いました。
ロシアお姉さんは各テーブルを練り歩き、ビキニの胸元やおぱんつの隙間におひねりを入れてもらっています。
次はいよいよこちらのテーブル。
隣でゆでダコみたいになっている事務長も1000円札を細く折りたたんで準備万端の様子です。
持ち合わせがないのかケチなのか、別の上司はさっきのビンゴで当たった商品券の封筒を持ってスタンバイ。
他の女子社員もロシアお姉さんをキャアキャアと拍手で迎えて、お姉さんのモチベーションを保つことに協力します。
お姉さんの小さい衣装の隙間に、副社長・事務長・その他有志の男性社員が次々とおひねりを挟み込み、お姉さんは無事隣のテーブルへ去って行きました。
おひねりの回収がすんだロシアお姉さんは、最終的に中央あたりにあるらしい舞台(私から見えない)で事務的に全裸になって終了です。
事務長、いつのまにか追加のお札を握りしめて舞台に行ってきたようで、満面の笑みで帰ってきました。
抜け目ないな。
ちなみに商品券を挟んだ上司、封筒ごとロシアお姉さんに返されていました。
上司よ、ロシアお姉さんはね、現ナマの¥しか欲しくなかったんだよ…
と、少しばかり脱線いたしましたが、美談から多少ムニャムニャな話まで、ロシアという国は私にとってそう遠くなかった、というわけです。
そんな私を見透かしたように先日、ロシア生活や料理のコミックエッセイの広告がスマホに表示されました。
素直に買ったよね笑
読んでいるうちにフツフツと
ああ、今ここにロシアの食卓を再現したい!
そんな衝動に駆られました。
いつもながら前置きが長くて、大変申し訳ありません(人´∩`)
やっとここから、
『独りよがりロシアごっこ・ボルシチ編』←※「編」と言っても他には続きません
が始まります。
写真多めで、もうあまりグダグダ言いませんので何とぞお付き合いのホドよろしくお願いいたします。
あ、ちなみに誰かが適当レシピを真似してもなんなので、詳しい分量などは表記していませんw
『よし、ボルシチを作ろう!』
そう思ってレシピを調べたり材料を揃えたりしているうちに、仲良くしてくださっている女性ブロガーさんも同じくボルシチを作ろうとしていることがわかりました。
趣味の良い暮らしやお料理、季節のしつらえはいつも美しく、かといって気取ることなく、社交的で楽しいお人柄の人生の先輩です。お身内にポーランドの方もおり、外国の方とも交流が深い。
「これは分が悪い」
すぐさまその事実に気づいたものの、共にボルシチを作り記事にしましょう!と約束を交わし、先に記事をUPしていただきました。
ボルシチの他に、ロシアのクレープで作るピロシキのレシピも書いてくださっています。
どうも私の雰囲気優先のボルシチだけでは心もとないので引用の許可をいただきました。ありがとうございます!
一生懸命スープストックを作っているという、お身内のポーランド人の方には私のボルシチのことはどうかご内密にお願いいたします。
*******
さて、ボルシチといえば赤いビーツ。
偶然ですが、私が当初用意したビーツもunibabaさんと全く同じ真空パックのビーツでした。
しかしたまたま近郊で取れた生のビーツを手に入れることが出来、
「なんか…面倒」
という気持ちを振り切って、真空パックは次の機会にまわし、生のビーツを茹でるところから始めました。
30〜40分茹でてくださいとの指示です、
赤い芽が伸びているのもあって、育てたらどんな風になるんだろう?とちょっと興味が湧いたけど茹でちゃう
茹でるとサツマイモっぽいにおいがする。
気がする。
皮はツルッと剥けるというのだけれど、薄い皮はチマチマとしか剥けず時間を食う。
勝手にカブのようなものかと想像していましたが、イモのようなカブのような未体験の野菜でした。
中は真っ赤な渦巻き模様、キレイだね
本場は各野菜は細切りやザク切りにして使うようです。
真っ赤なビーツを刻んだら、まな板が芸術的な感じに。
「私、取り返しのつかないことをしてしまった!!」とサスペンス妄想をしたりしつつ刻み終了。
通報しないでね
水彩画みたいねぇ。
セロリの葉っぱとの対比が綺麗だ
試しにこのまま食べてみると、思ったよりかなり甘みがあります。
ある意味、このビーツを茹でて刻んだところが一番のメインイベントでした。
視覚的な鮮やかさも手伝って、「新しい経験をしている感」が楽しかったです。
使った材料はビーツの他、玉ねぎ・にんじん・じゃがいも・キャベツ・トマト・セロリ・特売の牛中落ちカルビ焼肉用。
レシピでは肉のスープの中に別フライパンで炒めた野菜を入れていましたが、鍋ひとつで終わらせたいので、そこは適当に順繰りに炒めていきました。
お水を入れ、アクをすくいながらコトコト煮ます。
ビーツが入ってスープが赤くなると、いよいよ気分はロシアの田舎のお母さん。
今回は牛肉でしたが、豚肉などでもよく作られるようです。
そして今回は、所謂「出汁」や「ブイヨン」作りは省略しているので、市販品の『ビーフコンソメスープ』を入れてみました。
どこにもピントが合ってない
某航空会社が出しているメジャーなインスタントスープです。これを2袋投入。
普通のコンソメキューブでいいと思うのですが、
牛肉使用なのでビーフブイヨンがいいんじゃないの?
そう思い、代用になりそうな安価なものを探すとコレになりました。
最後にニンニクすりおろし(今回はチューブを使いました)と塩胡椒で味を調えて出来上がりです。
実は、ボルシチの赤い色をちゃんと太陽光で撮りたくて、日の高いうちに作業終了の予定が、モタクサしている間に日が暮れました(›´ω`‹ )
我が家の明かりは暖色系なので、夜は全てがオレンジがかって、ボルシチの紅色も少し違って見えます。
無理に調整しても不自然になるので、ほぼそのままの写真を載せますが、もう少し紅色だと脳内補正してくださるようお願いいたします。
初のボルシチのお味は、野菜の甘みの強いあっさりしたスープでした。優しい味です。
まぁそもそも、本物のボルシチっていうのを知らないんですけど笑
上に乗っているのは『スメタナ』というロシアのサワークリーム、の代用品です。
無糖の水切りヨーグルトと脂肪分40%以上の生クリームを混ぜて作りました。
好みでボルシチに溶かし込むと、クリーミーでよりマイルドになります。
ちなみに太陽光の下だとこんな感じです。
次の日撮影
スメタナ(もどき)を混ぜるとピンク色のスープに。
ボルシチに添えるパンも焼いておきました。
ロシアのパンといえば「黒パン」のイメージですが、本格的な黒パンを焼く技術はありません。
代わりにライ麦比率高めのライ麦パンを焼き、もう一つはたまたま宅配カタログに載っていたドイツの「フォルコンブロート」(写真右の右上)を注文してみました。けっこう安い
なんか、いかにも黒パンっぽかったので雰囲気づくりとして笑
ドイツが混ざったってエエじゃないか。
だって『ごっこ』だもの。
「ハイジの白パン的なパン」も、試したいメニューがあったので少しばかり焼いて。
3種類のパンはそのままスープと食べたり、ロシア風カナッペのようにして食べてみました。
『ニシンの塩漬け』
3枚におろしたニシンの身を、塩と砂糖を1:1で混ぜたものをまぶしラップでなじませ、冷蔵庫で一晩。
私は手抜きで、お刺身から作りました。
ライ麦パンにバターとマスタードを塗り塩漬けニシンを乗せて、玉ねぎ、レモン汁、香草などと一緒に。
シャレ程度に準備してあったウォッカですが、塩漬けニシン味のパンはビールよりもワインよりも、やはりウォッカの方が合う気がしました。
スメタナを乗っけても悪くなかったです。
そしてコミックエッセイで見た、白パンにバターを塗ってイクラを乗せる食べ方。
イクラは本当は塩漬けなのだと思いますが、買うと高いので去年の秋に作って冷凍してあった「醤油漬け」を笑
失敗したってモノは試し。
パクリ。
むぐむぐ。
・・・・・・・
うん。けっこうイケる。
大丈夫、おいしい。
でも、どうにも不思議な感覚が拭えない。
イクラ、パン、バター。
目をつぶって感覚を研ぎ澄ます。
今までの常識から外れた食べ方に、頭の中が少し戸惑っている様子がわかります。
「ねぇ、イクラにはごはんじゃないの?間違えてない?」
いや、今日はこれでいいんだよ。
けっこうウマイだろ?
謎のロシア人が頭の中で囁いて一件落着。
その後はどこかで見た、
『ロシア人のオッサンが大きな入れ物に入ったイクラをスプーンですくって食べながらショットグラスでウォッカを煽る』
を実践して、イクラとウォッカの相性がいいことを確認しました。
ロシアのオバサンらしくエプロンと可愛いほっかむりをして作業にあたれば、もっと雰囲気が出たかもしれないけれど『ごっこ』としては充分楽しめました。
どうせならロシア民謡でも流しながら作ったら良かったかしら?
ボルシチを作りながらずっと流れていたのは米津玄師さんなんですけどね♪
米津さん、草むしりの時もボルシチ作りの時も、ありがとうございます笑!
ではまた次回よろしくお願いいたします☆
家庭内パパラッチ
あらっ?
お年頃のまりも嬢、大口開けてアクビなんかして!
クスクス…
油断してますねぇ
よし
コーヒーカップの陰に隠れて決定的シーンを!
「何か?」
バレた
チェッ、失敗!
コッチにはのんのさんですね
そーっと
そーっと…
!
猜疑心の強いのんのさんの足の裏が!
「あっち行って」
Wパーです!
内気な女の子の足の裏が全力で丸見え!
これはお宝映像です!
恥ずかしがり屋ののんのさんの本領といえばチラリズム
下のスケスケから見える腹毛もセクシーです!
「屋根雪が溜まって見えにくいわ…」
まりもさん、シルエットもなかなかイケてますよ
カーテンを開けたら新雪の上に足跡
手前は小さな歩幅
向こうは少し大きい歩幅
誰が通ったんでしょうねぇ
ターゲットの姿、捉えられず
ふう、パパラッチ稼業も大変だわ…
おや
寒いの?まりちゃん
ヒーターにかじりついて
部屋の中、24℃あるよ?
お肉と毛皮で寒くないでしょ?
聞いてる?
「うるさいの」
どうもパパラッチは嫌いなようです
だんだん目線をくれなくなる
だけどへこたれない
それが家庭内パパラッチ
攻防は明日も続く。。。
*******
何だかちょっとばかり変態チックな仕上がりとなりました今回、本当は別のお話を載せる予定でした。
しかし書いているものが長文になり過ぎてとっちらかりました。
覚えていらっしゃるでしょうか、去年の秋にちょっぴりだけ登場した『ミズノさん』のこと。
お言葉に甘えてスピンオフを書くお約束をしました。
で、それを書いているのですが
長くて終わらない。
正直、ミズノさんのパートはたいしたことはありません。あくまでもミズノさんは脇役です。
記事に書いた事故の背景にある、祖母の性格や行動を書き起こしているとまるで、
私はもうすぐ死ぬのかしらん(゚∀゚)?
と思うほどたくさんの記憶が蘇ってきて回顧録状態です。走馬灯…?
記憶の洪水にアップアップして溺れそうなので、こちらはもう少し詰めてから備忘録として上げようと思います。
ではパパラッチに戻ります!
また次回、よろしくお願いいたします☆
「パパラッチ反対」
寒さのお裾分けいたします
1/13日曜日、今日の朝はずいぶん冷え込みました。
近くの山の木も真っ白
早起きの苦手な私は日曜日ということもあり、目覚ましもかけずにのんびりと起きたのですが、家の空気がいつもよりほんの少しだけヒンヤリする気がします。
スマホを開いて気温を確認すると−16℃、ああ、それはさすがに寒いよね(午前9時過ぎ)。
サイトにより多少のバラツキがありますが、早朝は今季最低の−20℃には到達したようです。
我が家のような街のはずれは発表の数字より1〜2℃は下がるのでもうちょっと低いかもしれません。
昨日の夕方、年末年始をキャンピングカーで旅行していた友人夫婦がお土産を持ってきてくれたので外へ出たのですが、たしかに「明日は冷えそうだな」という気配はしていました。
プンゲンストウヒのてっぺんと雲ひとつない青空
最近どこかで読んだお話。
「ロシア、寒い寒いっていうけれどモスクワあたりは北海道の旭川と同じくらいらしいよ?」
←ネットの中の話でソースはありませんので悪しからず…
これを思い出し、アチラさんの今日の気温をググッてみるとモスクワさん、まさかの−9℃。
ぬるい、何をやっているんだモスクワさん。
ロシアの方が暖かいとは。
うーん、それじゃあロシアで一番寒いところは今どうなのさ?
更にグググっと調べてみると、ロシア連邦東部サハ共和国の首都ヤクーツクが世界で最も寒い大都市である、と書いてあります。
大都市…何人くらいから大都市なの?
ヤクーツク→ざっくり28万人
旭川→ざっくり34万人
ええ…旭川って大都市だったのか…数字はともかく、実感はないのだけれど。
人口ではヤクーツクに勝った。
いざ。
当然ながらの大敗。
無謀な挑戦でした。
いや、勝ちたいわけじゃないんでそれはいいんですが、さすが。
ごめんなさい。
旭川、お腹を見せてキャイン!と降参です。
※でも旭川も1902年(明治35年)に−41℃を記録しているんですよー{{{{(+ω+)}}}}
北海道も昔はもっと寒くて、旭川より更に寒い地域で幼少期を過ごした私は−30℃〜の経験はあります。
息をすれば鼻の中が凍ってくっつき、たくさん空気を吸い込むと肺がビックリして吸い込めなくなるので浅めに呼吸をしていました。
当時は−28℃あたりを下回ると、学校は2〜3時間遅れくらいで登校した記憶ですが(その日の気温によって、1時間遅れ・2時間遅れなどに振り分けられる)、ヤクーツクの子どもたちはどうしているんだろうか。
そのもっと内陸のオイミャコン村がもっと寒いということですが、今日は−41℃で首都ヤクーツクには負けたようです。
ロシア転じて旭川の我が家、窓の外をボンヤリ見ているともう9時半を回っているのに、まだダイヤモンドダストがキラキラしています。
試しに短い動画を撮ってみました。
近所の家が写り込んでしまうので玄関前しか撮っていませんが、なんとなくキラキラしたものが飛んでいるのが見えるかと思います。
すっかり前置きが長くなりましたが本題に入ります。
年明け1/3、お天気は曇り時々雪であまり良くはなかったのですが、冬の『美瑛川(ブルーリバー)』を見に美瑛町の白金温泉まで冬のドライブへ出かけてまいりました。
↓去年の7月下旬に出かけた様子はコチラ
いつもながらの急に思いついたドライブのため、のんびりと昼近くに出発です。
国道237号から真っ直ぐ美瑛まで行ってもいいのですが、今回は途中で右折して国道452号へ入り、パッチワークの路をチラリと覗いてから美瑛市街へ向かいます。
美瑛市街からは道道966号を南下し、十勝岳連峰を正面に見ながら白金温泉街へ。
ルートマップによると旭川から白金温泉までおよそ1時間(45.9km)、冬道なのでもう少しかかるかもしれません。
左の一番奥に見える木はパッチワークの路の観光スポット『セブンスターの木(カシワ)』
道道966号沿いに銃が描かれたクレー射撃場の看板(写真真ん中)が見えると、まもなく『青い池』入り口が現れます。
周辺の地図です。
本日の目的地に『青い池』は入っていなかったのですが、冬だからなのかお正月だからなのか、珍しく入り口に車が渋滞していません。
渋滞どころかほとんど車の姿もなく、これなら寄り道してみようかとハンドルを切りました。
去年10月に新しくなった駐車場にも車はパラパラとしかいません。
降り積もった雪が踏み固められてツルツルになり、手すりなしでは歩けない階段を何とか降りて池に到着。
あらぁ?
『白い池』になってました笑
『青い池』は偶然出来た人造池で水深は3m前後、水面が凍って雪が降り積もり、自慢のブルーの水はすっかり隠れてしまっています。
残念
この池はブルーリバー(美瑛川)からの水がブロック堰堤に流れ込み、それが青く輝く池となりました。
傍を流れる美瑛川まで歩いて、ようやく青みがかった水の色を見ることが出来ましたが、ちょっと地味ですね。
青い池の姿はそのままに、周囲や立ち枯れた木に雪が積もった、それはそれは綺麗な写真を見たことがありますが、雪の降り始めのもっと早い時期の景色だったんでしょうね。
そのためか冬季は、夜になると池をライトアップして観光客の方々を喜ばせているようです。
↓美瑛町さんのサイトよりお写真をお借りしました
青い池・白ひげの滝ライトアップがはじまりました!|北海道美瑛町
上のサイトでは、後から載せる『白ひげの滝』のライトアップについても載っています。
だんだん観光客が増えてきたので『青い池』から退散することにしましょう。
私たちの後から駐車場に入ってきたハングル文字が書かれた大型バスのお客さんたちに加え、大陸からの方々が増えてきました。
せっかくの『青い池』なのに見られなくてちょっと気の毒だなと思いましたが、白い池でも楽しそうにあちこちで記念撮影をしているのであまり問題はなさそうです。
この様子なら同じルートで『白ひげの滝』にも来そうなので、早めに行かなくちゃ。
白金温泉街にある『白ひげの滝』
この滝の水が青い美瑛川に流れ落ちています。
着いてみれば先客が多くて(外国人9.8割くらい)ちょっと急ぎ気味にシャッターを切ってしまい、あまり思ったような写真が撮れなかったのですが、よろしければご覧くださいませ。
もうちょっとお天気が良ければねぇ(´ω`)
落差は約30メートル、地下水が溶岩層などの裂け目から落ちる「潜流瀑(せんりゅうばく)」。
それを美瑛川、通称ブルーリバーに架かる「ブルーリバー橋」の上から眺める趣向です。
岩の黒や雪の白に青い流れが映えますね。
しかしこの氷柱の寒そうなこと。
滝自体があまりの寒さに歯を食いしばっているようじゃありませんか。
真ん中の大きな口…
ほらね?
夏には目立たなかったこの場所が、冬場はまるで寒さに震える「悪魔の口」のよう。
ガッチガチに歯を食いしばっているように見えるのは私だけでしょうか。
私だけかもね。
下流は緩やかに流れ『青い池』にもつながっていきます。
さすがに寒くなってきたから帰ろう。
そう思って車に戻る途中、部屋着のような薄手のカットソーを着た若い女の子が向こうからやってきました。
上着も着ずにクルクル楽しそうに回ったり、彼氏らしき男の子に写真を撮って貰ったりと心と体いっぱいに北海道の冬を満喫しているようです。
この時の気温は−6℃、たしかに若い時ってあまり寒さを感じなかった気がするけれど、異国の地で風邪ひかないようにね…
元若い娘さんだったおばちゃんはそう思って、薄着ではしゃぐお嬢さんを眩しく見送りましたとさ♪
しかし今こうしてヤクーツクの寒さを知ると、−6℃で寒いなんて言っていたのは甘えているんじゃないかという気持ちにすらなってきました。
錯覚だと思いますが。
何だか明日も冷え込みそうです。
どれどれ、天気予報。
あれま、明日も−20℃くらいいきそうなの?
そう…
でもヤクーツクに比べたら寒くないから。
まっいいか\(^o^)/♪
今年最初は与太話から
少々出遅れた感がありますが。
皆さま、あけましておめでとうございます。
暦どおりにお仕事を始められた方、まだ正月休み中の方。
今年もどうぞよろしくお願いいたします♪
ナゾのモフモフ生命体
今回は2019年初めての更新ですので、少しはシャキッ!とした記事にしようと思って書き始めたのですが、どうもまだ頭がユルユルな様子で気合いが入りません。
お正月のリハビリが必要であると判断し、このままフラフラ〜ッと書き連ねてみようかと。
何とぞお許しを。
まず大晦日。
後期高齢者の父親と数年ぶりにケンカ(゚∀゚)になりました。だってめっちゃカンジワルイんだもの
平成最後の大晦日、和やかに過ごせなかったYO笑!
「あーあ」
変わって元旦。
今度は義実家へ。
実は私にとっては実家よりも義実家の方が居心地が良いので、こちらは楽しみに出かけます。
昔は食べきれないほどのご馳走をズラリ並べてくれてヒィヒィ言いながらお腹に詰め込んだものですが、
※手作りおせちの品々・カニ・刺身・しゃぶしゃぶ・揚げ物その他諸々、3〜4日分の夕食が一堂に会するレベル
近年やっと
もう食べ盛りの年頃ではない
ということに気づいてくれたようです。
昆布巻きや伊達巻、黒豆・数の子と言った義母手作りのおせちを数品と、茶碗蒸しや焼き物などが適量並べられました。
そして今年も義父がシャリ3つ分くらいをひとつにギュウッ!と握った握り寿司。
知人経営の和食のお店から分けてもらった良さげなマグロを、普段まったく包丁を握らない義父が切り分けネタにします。マグロ以外はスーパーかしら
下に敷いてあるマットがクリスマス仕様なのはご愛嬌
味はとても美味しいのですがワタクシ正直、あまり口の容積が大きくありません。
上の写真のマグロであればせめて半分、なんなら1/3の大きさで充分です。
職人さんが握る寿司の、シャリ三貫分と豪快に切ったぶ厚いマグロをギュギュッ!でひとつの握り。
試しにひとつ丸ごと口に入れると、エサをみっちり詰め込んだハムスター状態になり、飲み込むのに目を白黒させなくてはなりません(◎_◎)💦 フンガーフッフ!
でも作ってくれる気持ちが嬉しいので頑張っていくつかいただき、残りは持ち帰りました。
飲み食いがひと段落したあとはトレーニングマシンを置いてある部屋で勝手にステッパーを踏んだり、以前義実家で飼っていた犬の写真を見て懐かしんだりと、嫁にあるまじきのんびり加減で過ごしました。
余談ですが実はこのタペストリー、そのワンコの抜け毛から義母が毛糸を紡ぎ織ったものです。
彼が元気な若い時分には、穏やかな性格を買われて施設などを訪問する活動もしていました。
このゴールデンレトリバー色のタペストリーを見ると、とても優しく賢かったあの子を思い出します。
さて、我が家でセラピードッグならぬセラピーキャットになれるヒト手を挙げて!
…のんのさんは無理、ですよね?
「シャアーッ!って言って猫パンチしてもいいなら」
そこで寝正月のヒトは?
「ギャラしだいかな」
そういうヒトはお断りします。
我が家に適任者がいないのはわかりました。
しかしまりもさん。
「はい?」
いくらお正月といえど怠惰過ぎやしませんか?
なんかますます丸々と…
いや、私もヒトのことは言えないんだけれど。
正月過ぎたらいつにも増してカラダが重い。
気が進まないけど乗ってみようか体重計…
ズッシリ重いまりもを抱っこして、意を決して体重計にそっと足をかける。
もちろん最悪の、更に悪い数字を想定して精神的な衝撃に備えます。
あははっ!
やだなぁ、まりちゃん。
ずいぶん太ったんじゃあない(゚∀゚)?
「きゃー…」
小さく鳴くまりもを下ろしてから再度、深呼吸して体重計に乗ってみました。
この体重計、壊れてるのかな?
現実逃避したい気持ちを抑え、先程量った重さから自分とまりもの体重を計算します。
OH…( ゚ ▽ ゚ ;)笑えないぞコレは
まりもは10月病院で量った重さより200〜300g増の6kg超え、私はとりあえず問答無用にヤバイ。
過去を遡って考えてみると、昔々流行った数々の健康器具、トレーニングマシン。
実家にあったルームランナーはいつしか階段の下へ押しやられ、友だちの家のぶら下がり健康器は洋服掛けになっていました。
だからそういったものは買わない。
そう思っていたのに。
健康器具の類いに手を出すことのなかったワタクシですが、気がつくと通販サイトを開き、
毎日20分間続けるだけで、ジョギング60分、自由泳45分、ヨガ26時間、サイクリング2km、誰でも簡単エクササイズ!
という、ホントかよ⁉︎な激安「ステッパー」をポチリ。
そのだけが運動グセのついていない人間にとってどれだけハードルが高いか、私だって知ってるんですけどねぇ。
まぁ笑ってやってください(´_ゝ`)
今年初めてのお買い物、元が安い上に20%オフだったしポイントもそこそこ貯まっていたのでタダ同然、たまにはムダ遣いもヨシとしましょうか。
もしかしたらムダ遣いにならないかもしれないし!
義実家でたまたま酔っ払ったノリで踏んだステッパー。
私はもしかして、あの時からステッパーに操られていたのかもしれません。
恐るべしステッパー。
書き終わってみると本当にただの与太話でスミマセン。
お付き合いいただきましたお優しい方、ありがとうございました!
次回は与太話ではなく、寒ーーーい北海道の冬景色の写真を載せて、皆さまを震え上がらせる予定です。
何とぞよろしくお願いいたします☆
北国の花々をつなぐ〜何とかまとめた編
皆さまこんばんは、トビーです。
今回で今年最後の更新となります。
そのせいというわけでもないのですが写真・動画・文章量、かなり多くなってしまいました。
暮れの忙しい時期ですので、お時間のある時にでも読んでいただければ嬉しいです。
開くのが重たかったらごめんなさい(人´∩`)
さて、今年もいよいよ終わろうとしています。
皆さまは心残りなく平成最後の年をお過ごしになられましたでしょうか。
人に聞く前にまずは自分から?
うん、正論ですね!
では。
北の大地の有名人といえば
『少年よ 大志を抱け』
※画像はWikipediaよりお借りしました
のクラーク先生がおいでになりますが、不肖ワタクシ、常に無理せずホドホドソコソコで日々を生きております。
よって、大志を抱いていないぶん後悔も何も特になく、概ね幸せな年の瀬を迎えることが出来ました。
が。
ブログ的にはやり残したことがあります。
春先、
今年はワンシーズン通して『上野ファーム』さんの四季の移り変わりを追っかけてご報告します(゚∀゚)!
そう鼻息荒く宣言しておりました。
しかし、初夏〜盛夏に移り変わる頃を最後にうやむやに。
以下、言い訳を。※代読はまりも嬢にお願いしました
「だってね、その頃ずっと雨だったしやっと長雨が終わったらクルマが2台ともダメになってバタバタしたり、なんやかんやしてたら行くタイミングが」
ブツブツ…
「言い訳いくないと思うの」
今年の夏は天候不順による長雨や強風であまり庭に出られず、窓から庭を眺める日が多くありました。
「そういえば、こんな雨の日にエゾシカさんに会ったのよねぇ」
7月の北海道といえば気候も良く、植物たちが一斉に花開く1年で一番キラキラした季節。
それなのに今年はこの時期に長雨(ノД`)
我が家の庭の花も雨に濡れた写真がかなり多く残っています。
それはそれで綺麗なのですがね…
天候が回復してからは傷んだ植物を仕立て直したり、我が家の庭のことだけで手一杯、『上野ファーム』さんレポはすっかり後回しになってしまいました。
デルフィニウム、雨を含んで重みでボッキリw
そんな感じで結局『北国の花々をつなぐ』シリーズは、花の最盛期に差し掛かったところで尻つぼみになってしまったのです。
折れた花は家の中でまりもさんの引き立て役に
しかし、このまま知らんぷりして終わってしまうのはあまりにあまりではないか。
落とし前はつけねばならぬ。
せめて『上野ファーム』さんのシーズン終わりの姿くらいは写真に収めてこよう。
そう思って、シーズン終了数日前の『上野ファーム』さんへ出かけてきました。
今期の終了は10/14。
そう、もう2ヶ月以上前です。
のんびり別のことを書いたりしているうちに、またもや完全に時期を逃しました。
「このままなかったことに…なかったことに…」
と私の中のささやき女将(←覚えてますw?)がしきりに耳打ちしてくるのですが、テレビからチョイチョイ聞こえる
「平成最後の」
「平成を振り返る」
などのワードがささやき女将を調伏しました。
「そうだ、私も平成にやり残したことは平成のうちに!」
心を入れ替え、今更ではありますが記事をUPすることにいたしました。
どうぞ広い心で読んでいただけると幸いです。
|ω・`)ノ
*******
『上野ファーム』さん、今期終了日10/14の数日前(2ヶ月半前)。
上野ファームさんの花々は株元などに名前表示はしていません。
開花中の花の写真と名前を貼り出しているコーナーもありますが、全て揃っていない場合やそもそも私がチェックするのを忘れたりしています。
名前はわかる範囲で書いていきますが、判断しかねる細かい品種などについては割愛させていただきますので何とぞよろしくお願いいたします♪
人影はまばらです。
というかほとんどいません。
独占。
10月半ば、紅葉真っ盛り
すみません、10月の写真なのでハロウィン仕様になってます。
気の抜けた顔のカボチャおじさん、お疲れのご様子
おや?この方は…
テニスラケットを持っているところを見ると今年大ブレイクした大坂なおみ選手ですね?
なかなか色っぽいなおみちゃん
おっさんニヤニヤ、座るとお尻を撫でられる仕様でしょうか。
園内に入って、なおみちゃんやニヤニヤおじさんに出迎えられたところでたくさんのシャボン玉が。
静かな空気の中に響くコケコッコー。
のどかです。
『ロングボーダー』に沿って歩いてみました。
↓カメラワークがぐわんぐわんしているので酔うかもしれません💦
秋といえば色とりどりで多様な花姿の『ダリア』ですね。
秋の女王さま!
ハッキリ言い切る自信はないのですがセミカクタス咲きの『プレシャス』という品種に似ています
うーむ何だろ、可憐なクリームイエローのボール咲き
ダリア『マンゴー』とルドベキア
真紅のボール咲き、品種わからず
中心に近くなるにつれて濃い赤になる2色咲
秋も深まるとすっかり寂しくなる北の庭も、ダリアさまがいれば大丈夫!という華やかさ。
『三尺バーベナ』、好きな花です。
この三尺バーベナがズラリと咲き誇る『パープルウォーク』
ここを歩いて『サークルボーダー』へ向かいます。
↓こちらもヘタクソ撮影、酔います
三尺バーベナの小径を渡りきって振り返る。
ひとつひとつは地味だけれど、たくさんの花が重なると美しさが増します。
また前に向き直ると、花色によって4つに分けられた『サークルボーダー』
レンガのアーチの向こうには青いベンチ。
青いベンチは庭のフォーカルポイントですね。
また別のエリア、『ミラーボーダー』
賑やかに花々が咲き乱れ、観光客がそぞろ歩いた夏の庭は今は遠く。
しっとりとした秋の庭。
落ち着きます。
くすんだ緑の趣ある道具小屋と、誰もいないのに威嚇するオバケトリオ。
雰囲気たっぷりの道具小屋の前にはいつも季節の庭の花がディスプレイされています。
色も形も様々なダリアを水に浮かべて。
綺麗だなぁ。
バラたちも最後の花を咲かせています。
気温低下のせいか、ボーリングしているバラも多いです。
『ルドベキア・ヘンリーアイラーズ』
細くて筒状の花弁が面白い。
『ワレモコウ』
庭の向こう『射的山』へ続く雑木林の小径脇には自然の面影が残っています。
『オオウバユリ』
タネを放出し立ち枯れた実は、咆哮するエイリアンみたいに見えました。
紅葉するシダ?赤い実と似合っています。
作り込み過ぎず、自然の野草を生かしているゾーンがあるのも『上野ファーム』さんの特徴かなと思います。
秋といえば『アスター』
ダリアが秋の女王さまだとすると、アスターは庶民的なイメージです。
薄紫の『アゲラタム』も一緒に
長く楽しめるアスターもそろそろ終わり
無数の茶色のボウズ頭は花弁を落とした『へレニウム』
そしてまたまたダリアさま。
シングル咲きの『ロキシー』、銅葉。
何というメタリック感のある蕾。
花の中心がまるで金属のパーツで出来ているかのような輝き。
色といい質感といい、ハッと目を引く存在感があります。
時間が経過するにつれ、ますますお客さんの気配は薄くなっていきます。
歩くよ歩く、『マザーズガーデン』
真っ赤な『姫リンゴ』
『エゾトリカブト』強力な毒を持つけれど美しい
『ノームの庭』
秋らしい落ち着いた雰囲気ながら、まだまだ美しい色彩にあふれていました。
真っ赤に色づいたピラミッドアジサイ(品種わからず)、こんなに赤くなるんですねぇ。
ブラシ状の長い花穂の花、渋めのピンクが優しい。名前調べきれず。
これはキミキフガ(サラシナショウマ)でしょうか。
閉園時間も近づいてきました。
帰りましょう。
猫さん、また来年もよろしくね。
【2018 北国の花々をつなぐ】なんとか完
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『上野ファーム』さん、写真をたくさん撮らせていただきありがとうございました!
(2018.6.24/上野ファームさんの風景より)
この時期になって天候が荒れてきましたね。
ずっと雪のない写真を貼り続けてきましたが、今日のこちらの様子です。
風で雪が舞い上がっています。
庭の様子
冬囲いも既に半分くらいまで埋もれ、やがては見えなくなるほど積もるでしょう。
庭は来年4月下旬くらいまで雪のふとんの下で眠りにつきます。
冬の間は庭の話が出来ません。
「今年の冬もしょうもないおしゃべりばかりするの?」
はい、その予定です。
庭記事は来春まで書けませんので、しょうもないおしゃべり記事ばかりになります。
「大志は?抱かないの?」
「イダキマセン」
しょうもないといえば、このブログでいう「しょうもない部門」の記事、前回の『ししゃも襲来』が当ブログ始まってから一番のアクセスをいただきました。
スマニューでわざわざ拾って読んでいただいたモノ好きな皆さまには感謝に堪えません。
どうもありがとうございました(・∀・)!
「私負けたのね…」 ソウザマス
ワタクシに大志はありませんが。
いつも見に来てくださる読者さまにも、フラリと立ち寄ってくださった方々にも楽しんでいただけるようなブログでありたい、という気持ちでここまで書いてきました。
これからも優しい皆さまに助けられながら、ホソボソと続けていけたらいいなと思っています。
では、また来年よろしくお願いいたします!
ニャハッ♡
ししゃも襲来
こんにちは。はじめまして。
こんにちは。あなた方はどちらさま?
わたくしどもは『ししゃも』と申します。
あっ、聞いたことある!
でもぉ…
ホントは『ししゃも』じゃないんでしょ?
本物のししゃもさんの代用魚の『カペリン』さんなんでしょ?
そんなお高いの、ウチのかあさんが買ってくるわけな…
失敬なっ!
我は畏れ多くもむかわ町の『本ししゃも』であるぞっ!
うわぁ、ちょっと大きな声出さないで。
ビックリする。ごめんなさい。
わかれば良い。
ところで、一番下のヒトのおなかの傷はどうしたの?誰かにやられたの?かわいそう。
それにはね、深い理由があるのだよ…
はい、寸劇そこまで〜!
要するにお歳暮としてむかわ産の本ししゃもを頂いた、そういうことです。
普段はもっぱら「からふとししゃも」または「カペリン」と呼ばれる安価な代打の方々を美味しくいただいております。
本物のししゃも、という存在がいるのも知っています。
北海道太平洋沿岸の限られた地域でしか獲れない、アイヌの神様が食べ物に困った人々のために川に流された柳の葉が魚に変わったものと言われています。
「柳の葉の魚」を意味するスス・ハム、またはシュシュ・ハモに由来し、漢字は「柳葉魚」です。
最も有名なのはむかわ町でしょうか。
2010年にノーベル化学賞を受賞した鈴木章・北海道大名誉教授(88)がむかわ町の出身です。
その弟さんがむかわ町でししゃもの販売店を経営しているのも話題になりました。
あ、今回我が家へやって来たのはむかわ町の違うお店のもので、ノーベルししゃもではありません。念のため。
いただいたのは一串10尾で三串、全部で30尾。
そのうちの一串を、義実家へ夕食の一品にでもしてもらおうと持っていきました。
あらー、むかわのししゃもだなんて楽しみだわ♡
と喜んでもらえたようでした。
次の日、今度は夫が取引先に贈るお歳暮を買いに行くというので、私も一緒に行くことに。
すると、おや?
売り場で貰ったししゃもと同じ箱を見つけました。
種類は3パターンあって内容によって値段も違います。
「値段のチェックとかしないの!」
へぇ〜、ウチに来たのはコッチかなぁ?なんて興味本意に眺めていたらあることに気がつきました。
内訳『メス20尾・オス10尾』
メスとオス?
混ざってたのか…
昨日義実家に持って行く時、みんな子持ちだと勝手に思い込んで持って行ったけど、どっち持っていったんだろう。
やっぱり貰って嬉しいのって子持ちの方だよね?
オスを持っていった確率は1/3。
不安になって、選んだお歳暮の配送手続きを待っている間に夫にメールしてもらいました。
まもなく返信が来て、夫が
「子持ちだって言ってるよ。今晩食べるから解凍中だって」と。
それなら良かったけれど…
しかし一抹の不安があったので、家に帰ってから前日一串分ずつ2袋に分けて冷凍しておいたししゃもを確認することにしました。
そう、お腹の傷は卵が入っているかどうか調べるために確かめたあとなのです。
二つの袋から1尾ずつ取り出して、包丁の刃先でサクッ!と一太刀。
これは…卵入ってるよね?
じゃあもう片方のも一応。
サクリ。
アレ?コッチも入ってる???
卵じゃなくて白子とか?
でもししゃもやカペリンに白子の印象ないし…焼いてみるか。
焼いて夫に食べさせてみました。
「両方とも子持ちだね」
「えぇ〜?お義母さん卵入ってるって言ってたんだよね。どういうこと?」
もしや一串の中でオスメス混ざってるのかしら?
さらに袋からもう1尾ずつ取り出して確認するも卵入り。
「ムッキー!どうなってるの?」
お義母さんはどうやって確認したんだろうか。
もう電話するしかない。
「あのー、度々すみません。ホントにそっちの、卵入ってました?」
「ふっくら太ってるし、メスだと思うよー♪」
(これはちゃんと確認していないとみた)
「…1匹だけお腹切ってもらっていいです?」
「ちょっと待ってねー」
ガサガサゴソゴソ。
お義父さんの声も聞こえます。
やがて電話の背後から
「あれ、入ってない!」
とお義父さんの声。
やっぱりオスじゃん。
夫に言うと、「あんなにちゃんと見てって言ったのになぁ」と苦笑い。
これじゃあ、義父母には子持ちの方を分けなかった鬼嫁👹じゃないですか。
まぁ鬼嫁は冗談として。冗談ですよ?
せっかくなら子持ちの方も食べてもらいたいので、その足でメスを数尾持って行き、お釣りにオスを少し貰って帰ってきました。
やれやれ、一件落着。
※その後我が家でも食べてみましたが、魚として美味しいのはオスの方でした。かえってありがた迷惑だった可能性アリ
オスを回収したあと、シゲシゲと長時間にわたりオスメス両者の顔や風体を見比べて観察したのですが、私なりの見分けポイントを発見しました。
オス→体が大きめで色が濃い、なんだか男らしい
メス→オスより小さめ、色も淡くて
優しげな風情
ですよね?
大変フンワリとした判断基準です。
そうそう、思い出した!
義実家に持っていく時にどの串が一番良さそうかな?と思って、一番魚体が大きいのが揃ってる串を持っていったんだっけ。
だからオスだったのか!
(鬼)嫁の気遣い、空回りです。
でもこれからはもう、ししゃもトラップに引っかかることはありません。
大きくて男らしいのがオス、柔和な表情がメス
このザックリ基準に沿っていくらでも選別してみせます(゚∀゚)!
まあ、またしばらくはホントのししゃもに巡り合えないとは思いますけれど笑
*******
今回このししゃもの話を書くにあたり、ししゃもやカペリンについてネット検索して調べました。
ずっと勝手に、ししゃも&カペリン=子持ちのイメージでいましたが、考えれば当然オスの存在もあるわけです。
しかし売り場に並んでいるのは子持ちカペリンばかり。
オスの皆さんは一体どこへ行ってしまったの?
するとこんな事実が発覚しました。
オスの腹に卵を注入
しているというではありませんか。
お母さんの卵をお父さんの亡骸に…
こう書いてみると、なかなか鬼畜な感じがします。
卵を奪われたかわいそうなお母さんカペリンは今いずこ。
疑問が次から次へと湧いてきたのですがこのまま検索を続けていては日が暮れてしまいます。
どなたかかわいそうなお母さんカペリンの行方をご存知の方、いらっしゃいましたら教えてくださると嬉しいです。
脱線ついでにもうひとつ。
最近スーパーの魚売り場で見かけた、
サバのおなかに明太子を詰めるという、これまた
てめぇの血は何色だ!
な商品も発見。※ケンシロウさんのお言葉を拝借しました←※kanahiroさんにいただいたブクマにて、発言は南斗水鳥拳のレイだったと発覚しました。しかも「てめえらの血は何色だーっ!」と微妙に違う笑 コミックス買ってたのになぁ…お詫びして訂正いたします!kanahiroさん、ありがとう✨
スケソウダラという他人(他魚)の卵をサバさんの亡骸に無理やり詰める悪魔の所業。
美味しいものが食べたいという人間の欲望には限りがないようです。
「そんなこと想像して買ってる人いないから」
「変なこと言わないで?」
そうですね。申し訳ない。
ちなみに、このサバと明太子のマリアージュ、一度買って食べてみたのですが味は忘れてしまいました^^;
平成最後の12月ですが更新は私のペースだとあと1回、もしくは2回がいいところ。
次回は中途半端になっていた、
『北国の花々をつなぐ』
シリーズをなんとか形にして終了させたいと思っています。
お時間がありましたら、どうぞ次回もお付き合いくださいませ☆