春の味覚と庭の花と
ハイ、お決まりのセリフから。
皆さまお久しぶりです
( ̄^ ̄)ゞ
私は生きてます。
twitterでは140文字という気楽さから、何かしらボソボソ喋ったりしているのですが、ブログを書こうとすると、たまにしか書かないせいか長文になりがちです。
「みなさん、母さんと違って働き者で忙しいんだから手短かにね!」
一言多いけど、否定出来ないな…チェッ
まりちゃん。
かあさんねぇ、今ちょっと色々あって何となくソワソワ(´Д` )してるのよ(あ、命に関わるとか深刻な話ではないです)。
だからそんな長文にならないハズだから安心しておくれ。
ということで備忘録を兼ねて、最近の庭の様子や日々の暮らしのことなど少しばかり♪
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前回の記事でギョウジャニンニクのことを書きましたが、久しぶりのギョウジャニンニクの醤油漬けが自分の記憶よりも遥かに美味しく、改めてハマった私。
これは季節が終わる前にたくさん摂取、かつ保存しなければならないとの内なる声に従い、ギョウジャニンニクを求めて近隣の野菜・山菜直売所を彷徨い歩きました。
そして気がつけばついつい他の野菜もたくさん買い込んでしまい、処理に追われてヘトヘトに_(┐「ε:)_
最初の直売所でカブを買ったら、次の直売所でもっと立派なカブが安く売っていて、悔しくてソレも買ってカブが過多
全部を一気に処理するのは諦めて、とりあえずこれだけ
上の写真の右側、ギョウジャニンニクの隣にあるのがコシアブラ。
名前は知っていましたがあまり出回っていないらしく、お目にかかるのは初めてです。
ある料亭から頼まれて採取してきたそうで、そのおこぼれに与ったということですね。
キレイに洗ってハカマを取った状態。どことなくヤシの木感
調べてみると、まだ葉が広がっていないものが一番良いそうですが、このくらいでも問題はないそうです。
けっこうアクが強いとのことなので、ギョウジャニンニクと共に天ぷらに。
めっちゃカラッと上手に揚がった!
お、おいしい…
コシアブラ、変な名前だけどスッゴイ美味しい!
タラの芽や山うどの葉や先っぽの天ぷらにも負けない…
と思ったら、タラの芽が「山菜の王」と呼ばれるのに対し、『山菜の女王』と呼ばれているそう。
美味しいハズですね。
あ、ギョウジャニンニクの天ぷらも、もちろん美味しかったですよ!
この日は頂き物の毛ガニもあったのですが、それも大当たり。
かなり食べてしまってからの写真なのでさほどでないように見えますが、もっとカニミソ入ってました♪
お酒は『上川大雪酒造』さんの、きたしずく特別純米をロックで(邪道飲みならスミマセン)。
ちょっと飲み過ぎました…
「食べ物とお酒の話ばっかりねぇ」
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庭にも緑が増え、花も少しずつ咲き始めました。
この様子だとジューンベリーの実つきは例年と同じくらいかな。
最初はジャムなんかにしていましたが、小さな実を取るのが面倒になって、最近はすっかり小鳥のレストランと化しています( ̄▽ ̄)
チューリップたち。
フレミングパーロット
アプリコットビューティー
キャンディクラブ
小さなペチコート水仙も目立たずひっそりと咲いています。
去年の秋に、寄せ植えをくずして庭に植えたビオラ。
白に黄色のブロッチ?が入った株でしたが、色変わりして薄紫の花も咲いていますね。
ビオラはよく色変わりするのが面白いです。
去年の園芸市で入手した、トロリウス・レモンスプリーム。
たくさん蕾がついています。
一緒に買ったトロリウス・ゴールデンクイーン(カンムリキンバイ)はまだ全く花の気配がないですが、こちらは早いですね。
植えっぱなしでギチギチになって咲いている水仙(名前は知らない)は、勝手に白とクリームイエローに色変わりしています。
バラはまだまだ。
新しい葉っぱの赤い縁どりが綺麗です。
↑クイーンオブスウェーデンの葉
「ちょっとー!花もいいけど、雑草がたくさん生えてきてるわよ」
そうなのよねぇ…
花の季節がやって来たのは嬉しいけど、それはまた雑草との戦いが始まるということ。
同じように生きている植物を、「雑草」と呼ぶのはあまり好きじゃないけど。
ねえ、まりちゃんも草むしり手伝ってよ?
「ええぇ?」
「何で」
「ワタシが?」
「イヤでぇーーす!!!」
まりちゃん。
あくびのあとの顔、すごい邪悪だよ?
春のあれこれ
さて皆さま、大変お久しぶ。。。
え、もう飽きました?この出だし(°▽°)
そうですね。
最近はすっかりマッタリ更新になっておりますが、無理すると続かないタチなので、こんな感じでのらりくらりと行こうと思っております。
TVでは10連休!と大騒ぎでしたが、皆さまはいかがお過ごしでしたでしょうか。
我が家には世間でいうGWの休暇というものはあってないようなものですが、今回はそれなりに長い自由時間がありました。
GWだからどこかへ行く、という習慣もないし、そもそも有名な観光地なんて激混みに決まってるから行きたくない。
だからといって実家詣での他、全く何もしないで終わるのも何かシャクだ(ワガママ)。
1日や2日、GWらしいことでもしてみっぺか
空いてて愉快なところってないの?←更にワガママ
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ということで、お天気に恵まれたGW後半、空知方面へロングドライブに出かけてきました。
『ゆにガーデン』さん。
旭川からは高速道路を使わずに移動距離120km前後、片道2〜3時間の場所にある広大な観光ガーデンです。
- 今まで行ったことがない
- 普段走らないルートだから、ちょっとした旅行気分が味わえるのでは
- 『北海道ガーデン街道』に参加しているガーデンではないので、遠隔地からの観光客が少なそう
- 近郊野菜を使ったランチビュッフェが人気らしい
- まだ花もあまり咲いていないから、観光客も少ないんじゃないかという下心
動機としてはこんな感じです。
ランチビュッフェのオープン時間、AM11:00を目標に出発したのですが、ここで痛恨のミス。
一般道を使うのに高速を使った時間で計算してしまい(私が)、途中でレストランのオープン時刻に間に合わないことに気づきました( ꒪⌓꒪)が、天気も良いので気を取り直して進みます。
なるべく国道から外れて信号のない道を走る
TVやネットでは何度か取り上げられてソコソコ有名な「ヤリキレナイ川」を渡り
やりきれないわぁ(›´ω`‹ )
着いた!
着いたのがAM11:45くらいで、レストラン入り口にはたくさんの人。
案内看板には「90分待ち」の文字。
並んで待つ、という行動が当たり前の都会と違い、道民にとってはナカナカの待ち時間。札幌とかならフツーなのかな?
私の計算違いは所要時間のみならず、ここ由仁町が札幌から車で1時間程度の、軽いドライブにはちょうど良い距離感の観光地であることに気づいていなかったこと。
たくさんのサッポロシティの方々が、ランチビュッフェ目当てに来ているようでした。
むむぅ、と唸りながら順番待ちの紙に名前を書き、腹ペコのまま先に園内の散策へと繰り出しました。
広いわー
ご覧の通り、やはり花は少ないです。
かんかん照りのせいか花が寂しいせいか、あんなにたくさんの人がレストラン待ちをしている割には、広い園内を歩いている人は多くありません。
でも、青空と鳥の声がとても爽やかです。
広大な芝生と春の花たちを見る。
プルモナリア
エリカ
ムスカリ(白)
園内を1時間ほど歩き、半周したところで早めに戻り、予定通り90分後にテーブルにつくことが出来ました。
近郊野菜中心のお料理は罪悪感が少ないのが良いですねぇ( ̄▽ ̄)
自分で各種ハーブをパックに入れて作る、オリジナルのハーブティーもいただけます。
お腹いっぱいでもうあまり動きたくなかったのですが、自分のカラダへのせめてもの罪ほろぼしに、残り半周の園内を汗をかきかき歩きました。
小さな池にはアヒルさんとカモさん
帰りは、ちょうど帰り道の途中にあった『宝水ワイナリー』へ寄ってみました。
あと15分で閉店という時間でしたが、快く2種類のワインの試飲をさせていただき、こちらのワイナリーが我らが道民スター(笑)大泉洋さん主演の『ぶどうのなみだ』の舞台であることを教えていただきました。
サインもありましたよ♪
せっかくお店に来たので、こちらの直営店でしか手に入らないという「ケルナー」を奮発。
普段の晩酌用には、ワンコインワインをちびりちびりとやっている私ですが、今年度分は限定250本で、あと十数本しか残っていないと聞くと、
「どこか他で節約すればいいか…」
とつい。
ものすごくいいことがあった日に開けよう。。。
まりちゃん、邪魔
そうそう、『ゆにガーデン』の野菜直売コーナーでギョウジャニンニクが安かったのですかさず購入し醤油漬けに。
少し残してピザのトッピングにしてみたのですが、特有のニンニクっぽい匂いがあまりしません。
調べてみると、一緒に使った豚肉のビタミンB1と加熱の合わせ技でギョウジャニンニクの匂いが軽減されるそう。
今回はギョウジャニンニクらしい匂いを期待してたからニンニク臭くても良かったのに笑
でもひとつ利口になりました。
あとは最近の庭の様子など。
『令和』になる前に何とか冬囲いを外し、春の遅い我が家の庭にもポツリポツリと春の花。
クロッカスはもう終わり
プスキニア
シラー・シベリカ
シャクヤク・ソルベット
夕暮れ時のスイセン
このラッパスイセンは植えた覚えがないのに、ムスカリの中から勝手に生えてきたもの。
写真を撮っていた時には気づかなかった、スカートの中への侵入者。
ピンクスパイダーならぬ、グリーンスパイダー。
新しい七輪をデビューさせたら、匂いにつられてキタキツネ。
こんなに近くに寄ってくるなんて、誰か人間に食べ物をもらったことがあるんだろうね。
でもあげられない。
エキノコックスの危険もそうだし、人間と距離が近くなっていいことは何もないからね。
餌が欲しくて道路で人間を待って、車に轢かれてしまったりする君たちを見たくないんだよ。
わかってね。
いや、わからないよね。
ゴメン。
猫たちも元気です。
やっと木々にも緑が芽吹いてきました。
よそんちの桜でお花見の図
綺麗だねぇ、まりちゃん。
2019男山自然公園のカタクリとお知らせ
今年も旭川市にある『男山自然公園』でカタクリの大群落が開花しました。
去年、同様の記事をUPしたのが4/25、
「あら、急がないと終わってしまう!」と慌てて公園の持ち主である「男山酒造」さんのブログを確認すると『満開』の文字。
当地は26・27日の2日間、気温が一桁に冷え込んだのですが、雪の可能性がある27日を避け、26日に厚着をして出かけることに決めました。
去年は天気も良く暖かい日で、カタクリもエゾエンゴサクもキクザキイチゲもまさに満開で、花が陽射しにキラキラ輝いていたのですが、あいにくこの日26日は寒くて曇り。
カタクリは寒そうに縮こまり、花も閉じてしまっているのが多数でちょっと寂しげ。
そして去年よりカタクリとエゾエンゴサク以外の野草の生育が全体的に遅いようです。
今回はザゼンソウの不思議な姿も、キバナノアマナの黄色も、エンレイソウの蕾も、私は確認出来ずに終了。
しかし今がこうならGWの真っ最中に、より見頃になるのでは?
これからお出かけになる人は、キラキラ満開のカタクリの大群落に出会えそうですね!
去年、私が来た数日後にヒグマが確認されたらしいです( ̄▽ ̄;)
知らなかったなあ。
くわばらくわばら…
去年は「宝石箱をひっくり返した」
ような華やかさ。
今回は「しっとりした早春の森」
どちらも良いものですよ♪
では2019・北海道の「スプリングエフェメラル」たちの姿をどうぞ!
本当に神さまは、うまい組み合わせを考えたものですね。
キクザキイチゲの白い可憐な花も、ほとんどは花びらを閉じて寒さから身を守っています。
たまにいる頑張り屋さん。俯き加減の顔を無理やり撮る私はパパラッチ。
ごめんよ。
黄色い花は元気になれる気がします。
可愛いフクジュソウ。
↓今回撮った中で一番のお気に入り。等間隔にポコポコと並んだフクジュソウがリズミカルに撮れました♪
めんこいねぇ!
エゾノリュウキンカ
花は6月です。
オオウバユリの若芽(赤い葉脈)とバイケイソウとまだ小さいニリンソウ
さて、写真を貼って終了でも良かったのですが、それだと去年とあまり変わらなくて芸がないな…( ̄-  ̄ )
ということで。
この可愛いスプリングエフェメラルの花々は食べられるのか?
をお送りしようかなと。
なお情報はネットと手持ちの図鑑です!
- 『カタクリ』→もちろん、昔はカタクリの鱗茎のデンプンから片栗粉を作っていたくらいですので食べられます!葉っぱも茎も花も食べられるそうです。酢の物にすると花色がキレイに出るそう。でも貴重なものなので、山の中で見つけても食べないであげてほしいかな。。。
- 『フクジュソウ』→これは有毒です。絶対に食べてはいけません。毒草の総本山みたいなキンポウゲ科の植物です。お正月は縁起物の小さな鉢植えなんかが出回りますが、酔っ払った勢いで口に入れたり()、またペットに食べさせたりしないよう注意しましょう。
その他に名前が挙がったものも簡単に。
エゾノリュウキンカ(ヤチブキ)・オオウバユリ・ニリンソウ→OK!
ちなみに先程、「キンポウゲ科の植物は毒草の総本山」みたいなことを言いましたが、上記にあげたニリンソウとエゾノリュウキンカはキンポウゲ科ではありますが、その中で数少ない食べられる植物です。
ニリンソウは、若芽の頃よく似たエゾトリカブトとの誤食が時々ニュースになります。
ちなみにエゾトリカブト(2017、上川町「大雪 森のガーデン」にて)
こんなに豪華な花が咲きますが猛毒です。ご注意を!
あと数枚貼ってみましょうか。
もう少しお天気が良くて暖かかったら、もっと開いた花姿をお見せできたのですが、こればかりは自然のことで仕方がないですね💦
これからGW本番、見に行かれる方はきっと綺麗な花たちの姿が見られると思いますのでどうぞ楽しんでくださいね。
ちなみに開園期間は非常に短く、
2019/4/20〜5/6
9:00〜17:00
となっています☆
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あと最後にひとつ、お知らせをさせてください。
4月18日午後11時45分頃、北海道夕張市の石炭博物館の「模擬坑道」より出火があり、未だ完全鎮火とならず坑道に注水が続けられています。
※私が新聞を取っていないせいかもしれませんが、あまり大きく報道されていない気がします。
石炭博物館は昨年春にリニューアルオープンしたばかりで、今季もGWにめがけ営業の予定でしたが断念せざるを得ず、非常に苦しい状況となっています。
ご存知の通り、夕張市は「財政破綻」の街で借金は未だ190億円。
そこで民間からも何か出来ないかということで、地元北海道が大好きで、北海道応援サイトを運営されている「エゾカル」さんがクラウドファウンディングを立ち上げようとしています。
当初、夕張市はふるさと納税で再建の寄付を募っていましたが、現在は今後の見通しが立たないということで、いったん寄付の受付は休止しています。
しかし寄付中止の件は、細かな用途の決定が決まっていない分を中止にするということで、用途に関わらず夕張市を応援してくれるというものに関しては受け入れるとのことでした(エゾカルさん談)。
まだ先行き不透明な事柄も多く、サイトも動いていませんが、まずは夕張で何が起きているか知ってもらうことが重要だと思い、エゾカルさんの活動をご紹介させていただくことにしました。
夕張市に「再び火を灯し」夕張を救たい! - tomoshibi | 仲間を集めるプラットフォーム
— エゾカル (@ezo_cult) 2019年4月24日
https://t.co/gfGFJk9ghJ #tomoshibi @tomoshibi_ctより
ご報告です!関心があまりない方、申し訳ありません…m(__)m
そして不謹慎な見出しにした事を謝罪します。夕張市の為ではありますが、申し訳ありません…
私の『北のはしっこ惑星』は小さなブログですので大きな力はありません。
けれどエゾカルさんと同じく、北海道が大好きな者として微力ながら応援したいと思いました。
良かったら読んでみてくださいね。
何か進展がありましたらまたお知らせしますので、何とぞよろしくお願いいたします。
最後までお読みくださり、ありがとうございました( ´ ▽ ` )!
ではまた次回☆
フィギュアスケート世界選手権を観戦したお話(今頃)・最終
さて、深夜の大量の餃子にうなされながら眠りについた翌日の朝23日。
お腹を壊すこともなく、元気です( ˙-˙ )
子どもの頃はどちらかと言えば体が弱い方だったのですが、大人になり、更におばちゃんになるにつれドンドン丈夫になってきたようです。
昔の少女漫画にはよく「病弱な深窓の令嬢」みたいなキャラクターが登場し、その儚げな風情にちょっとだけ憧れたりしたものですが、いつの間にこんな丈夫な酒飲みになってしまったのでしょうか。
いやまあ、丈夫になってありがたいんですけども。
あぶない。
早くも脱線するところでした。
前回の記事にいただいたコメントに、
『後半の餃子のくだりのせいで、前半のスケートの話が頭に残らない』
という意見が散見されました。
でしょうね。
この反省を生かし、今回はなるべくスケートの話が残るように書こうと思っています。
が、何故か本筋ではない「こぼれ話」の方がスラスラと筆が進むんですよねぇ。。。
あまり脇道に逸れないように頑張る所存ですが、心ならずもそうなった場合、広い心でお許しいただきたい、そう切に願う次第であります。
なおアイスダンス結果は前回書きましたので省略し、今回は羽生選手中心の構成になっておりますので興味の薄い方はそのあたりは飛ばしてお読みいただいてかまいません笑
なんてカッコイイ構図
フィギュアスケート世界選手権 男子フリースケーティング滑走順・滑走時間 | 首位との得点差は、羽生12.53、宇野16.00 | クーリエ・ジャポン
さあ、今回は特に長いですよ?過去最高、8000字超えですw
しかも「?」って話が多めです。
書いておいて言うのもなんですが、我ながら
長過ぎたので無理せず流し読みしてくださいw
それではよろしくお願いいたします。
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さすがに朝食を取る元気とお腹の隙間がないのでギリギリまでベッドで過ごし、お茶や軽食を買ったら、今日もイザさいたまスーパーアリーナへ!
余談ですが、「けやき広場」のケヤキ、北海道には自生していない木なのですね。
すべすべのキレイな木肌なので、最初は「作りもの?」と思ってしまいました。
羽生選手の立て看板は連日の大人気で、入れ替わり立ち替わり、たくさんの人がここで羽生選手との記念撮影を楽しんでいました。
人がいなくなった一瞬のスキを狙って撮った!
Kちゃんの友人と午前11時に待ち合わせをしていたので合流したあと、12:30から始まるアイスダンスには少々早いですが早めに着席することに。
すると、あらまあ。
ずいぶん客席が埋まって、まるで試合中のようです。
男子シングルの公式練習中でした。
普段、遠征せずにTV観戦の時は、公式練習からライブストリーミング情報まで抜かりなくチェックし、出来る限り見落とさないようにしています(スポーツ観戦はやっぱりリアルタイムよね♪)。
が、今回は遠征疲れ&飲み疲れのせいでスケジュールをきちんと把握出来ていませんでした。
せっかく現地に来ているのにね^^;
しかしラッキーなことに、羽生選手の曲かけ練習に間に合った!
見る限り、調子は悪くないようです。
通しの『Origin』曲かけのあとも、公式練習終了時間まで4回転ループを重点的に練習する様子が見られました。
そして練習時間が終了し、選手たちはリンクからあがっていったのですが、羽生選手は一人だけリンクサイドの『Kiss and Cry(通称キスクラ)』横のスペースに残り、イメージトレーニングを繰り返し始めました。※キスクラは、演技終了後の選手がコーチなどと一緒に点数を待つ場所です
実は4日間の観戦のうち3日間、私たちの席はキスクラが全く見えない場所だったのですが、この日だけキスクラが良く見える場所でした。
今まで、練習時間が終了してもなおリンクサイドに留まってイメージトレーニングを続ける姿、というのはあまり記憶にありません。
羽生選手はリンクメイトに「鬼軍曹」と言わしめるほど、自分に厳しく練習を課すことで知られています。
しかしこの時の様子は、いつもと違う鬼気迫るものがありました。
ループで跳び上がったあとに行う、キュッと体を締める動作。
タブレットを覗き込みながら何かを確認し、ジャンプコーチと何かしら話しながら、また動作を確認。
繰り返し繰り返し繰り返し。
羽生選手本人は、そこにいる観客の存在など全く気に留める様子はありませんでしたが、観客の方はそのただならぬ空気に視線を外すことが出来なくなっていました。
こうまでなりふり構わず4回転ループの確認をするのには、21日SPでトップのネイサン・チェン選手におよそ13点差をつけられたからに他なりませんが、羽生選手にとっては「失敗して悔しいから」だけではないのは、長くファンをしている方々にはおわかりでしょう。
まあ、そういった話はディープになり過ぎるのでこのあたりで^^;
4ヶ月ぶりにぶっつけで試合に出なければならない原因となった、GPシリーズのロシア大会(ロステレコム杯)中の転倒、それが4回転ループでした。
が、この点差では4回転ループを含むジャンプを揃えた上で、GOE(出来栄え点)をたくさん貰えるよう、FSを完璧に滑るのが肝となります。
「たられば」は言って良いことは何もありませんがね。
でも少しだけ言っちゃう。
男子SPのあった21日の会場は何故か汗ばむほど暑く(今まで現地観戦した中で一番暑かった!)、サルコウやループなど片足で踏み切るエッジ系ジャンプに、緩んだ氷は扱いにくかったであろうということ。
翌日22日は普通だったんですけどね…
何であんなに暑かったんだろう?
リンクを作る技術が高いと言われる日本なのに何故、よりによって世界選手権という大舞台で上手く調整出来なかったのかが不思議です。
あ、ちょっとした愚痴です。お気になさらず(´-`)
幸い今日はキチンと冷えているようなので、アイスダンスFDも男子FSも、正常な環境で試合が出来そうで安心。
会場に貼ってある本日の滑走順
アイスダンスが16時近くに終わり、その後はアイスダンス表彰式。
とうとうメダルが決まっていないのは男子シングルだけとなりました。
17:30の開始時間まで少々時間があるので外へ出て、空いているお手洗いを探したり体を伸ばしたりしてひと休み。
そしてビールを飲…
いや、嘘です。
これは私にとっても真剣勝負、
ほろ酔いで観戦などもってのほかであります(`皿´)!
おとなしく外の空気を吸ってから、入り口が混まないうちに戻りました。
朝の11時過ぎから会場に入って公式練習・アイスダンス表彰式まで5時間、その後17:30から、およそ4時間の男子シングル。
観戦3日目、そろそろ足腰に来ています。
頑張れ自分。
*******
ということでザックリ省いて、羽生選手の番がやってきました(端折りすぎ)。
羽生選手が登場した時の会場の盛り上がりと言ったら!
観客はどの選手にも惜しみなくエールを送りますが、特に羽生選手に対するものは別格です。
TVではわからない熱量が凄まじい。
それは日本人だけでなく、様々な肌の色の、世界中からやってきた老若男女も同じです。
500レベル(5F)まである大きなすり鉢状の会場で18,000人の観衆に見下ろされ、轟くような歓声と拍手をリンクで一身に受けるアマチュアアスリート、という存在はそうはいないでしょう。
大歓声で迎えられたあと(SPでは緊張して声が出せなかったけど、この日は私もガンバレーって声出した!)、羽生選手が所定の位置についてポーズを取ると歓声はピタリと止み、代わりに祈るような緊張感の静寂に包まれました。
『Origin』、羽生選手が小さな頃から憧れたロシアの皇帝、プルシェンコ氏に捧げたプログラム。
冒頭の吹きすさぶ風の音が、観客の心臓をも締め付けます。
冒頭4回転ループ、成功。
観客の歓声と拍手は会場を揺るがすよう。
選手が演技中、ちょっとでもグラついたりするだけで、すかさず首を捻る癖のある前の席のおじさまも、飛び上がらんばかりに今日一番の拍手を送っています。
わざわざここまで足を運んできた観客の多くは、この4回転ループの成否が如何に重要であるか理解しています。
ええ、ワタクシ早くもココで涙がこみ上げましたが何か。
いや、このままでは視界が歪んで演技が見られない。
それだけは避けなければ。
羽生選手にとって、多分最後になる日本での世界選手権。
これでもかと目を見開いて涙を乾かしつつ、演技を目に焼きつけよう。
次の4回転サルコウは大きく沈み込んだけれど堪えた!
またすごい歓声!!
…………
演技が進むにつれ会場の熱気は上がり続け、4T-3Aの時にはまた爆発するような歓声。
これは練習やショーでは何度も成功させていますが、点数的に入れる旨味があまりないため公式試合では入れていませんでした。
羽生選手にとって3Aは、彼の「矜恃(きょうじ)」とも言える特別なジャンプ、他の誰よりも美しく高い3Aを跳ぶことで、羽生選手自身を助けてきました。
五輪2連覇を成し遂げ、ある意味ようやく解放されたからこそ、損得関係なしに構成に入れることが出来たのだと思います。
まぁでも。
言葉でいくら言っても伝えるのは難しいですよね。
だってただのファンが興奮して書いてるだけですものwww (・∀・)クスクスクス!
↓というわけで一応(解説なし)
【フジテレビ公式】世界フィギュアスケート選手権2019<羽生結弦選手・男子フリー>ノーカット配信 - YouTube
本音を言えば海外解説の方が国内の実況よりも的確で面白いと思いますので、もしお時間と見られる環境があれば、海外実況を見るのをお勧めします。
『羽生結弦 海外実況』などでググればいろいろ見つけられるかと(イタリア実況ユロスポ翻訳付きとか)
フリーの演技を終えた羽生選手に降り注いだ拍手と歓声は、それはもう会場が揺れ、天井が吹き飛びそうなものでした。
決して全てが完璧だったというわけではありません。
けれどあの鬼気迫る演技を目にして、これが順位をつけるものなのだということを、観客はまるで忘れてしまったようでした。
度重なるケガや困難から帰ってきてくれた、それだけで私たちは幸せだったと。
しかし順位はつけなくてはならないもの。
試合後、すぐ通路に掲示されたリザルト
高難度ジャンプを次々と着氷し、目立ったミスのなかったアメリカのネイサン・チェン選手が優勝しました。
繋ぎやジャンプ前後の入り・出などの工夫がかなり省略されているのがモニョりますが、多種類の高難度ジャンプを入れているので集中のため、そこは割り切って捨てているのでしょう。
実際、思うよりもずっと高い点数が出ましたので戦略としては大成功、と言えると思います。
まさにジャンプの申し子。
声がシブくていいんですよねぇ…スケート全然関係ないですけどもw
SPで2位だったジェイソン・ブラウン選手はもともとの構成が弱いのと挑戦した4回転サルコウを失敗など、演技に精彩を欠き9位に。でも滑りはやはり美しくてウットリ。あのバレエジャンプをエンドレスで見ていたい笑
代わりに表彰台に滑り込んだのは、ネイサン・チェン選手同様、高難度ジャンプてんこ盛りのアメリカの18歳、ヴィンセント・ジョウ選手です。
少し前までは回転不足を取られることが多く、高難度の割になかなか思ったような結果が出なかったのですが、今回は表彰台を掴み取りましたね。それでもいくつかは取られているようです。
羽生選手、悔しそう(´;ω;`)
フィギュアスケート 世界選手権:男子フリー 速報 ライブ =2019年3月23日 さいたまスーパーアリーナ - 毎日新聞
順位は妥当だと思いますが、点数の付け方においては採点競技ならではの「?」な部分も多い大会でした。
今季は大きくルール変更がありました。
ザックリ言うと、
- フリーの時間が4分30秒→4分、それに伴いジャンプの数が8個から7個に(しかし要素を短い時間に詰め込むため選手には負担が増えた)
- 高難度ジャンプの基礎点を下げ、代わりにジャッジの裁量でつけられるGOE(出来栄え点)の幅が、7段階から11段階に広がった
一か八かの美しくない高難度ジャンプ合戦にならないよう、より完成度の高い芸術的な演技を評価しよう、という流れのようですが、ジャッジの裁量が増えたことでかえっておかしな採点が多くなったんじゃ、という声がチラホラチラホラチラホラ…
回転不足や踏み切りの正誤の基準もジャッジによって違うし、これじゃどうとでも好きなように点数をつけることが出来るんじゃないの?
その場では早すぎて見えないものも、今はあとからいくらでも確認出来るのよ、私みたいな素人でもさ。
あ、独り言ですので気にしなくて大丈夫です(°▽°)
兎にも角にも、選手の皆さま、お疲れさまでした!
では、いよいよ
ビールの時間ですね。
2日間にわたり九州のおふたりと宴を共にしてきましたが、Nさんが別のホテルに移動してしまったので、Kちゃんと2人地味に乾杯。
途中、Nさんから「私も一緒に打ち上げしたかったよー。・+゚゚(うд´。)゚゚+・。 」とLINEが来たので、せめて気持ちだけでも一緒に乾杯しようと写メを送った
こうやって夜な夜な乾杯をするのもこの日が最後。
こちらに滞在中、桜の開花宣言が出たけれど、明日の今頃は雪の残る北の大地にいるんだなぁ…
なんか不思議だ。
最終日24日、エキシビションは15時から。
せっかく電車に乗るのも少し慣れたのに、もう今日の帰りはここで降りずに空港へ向かうんだと思うとちょっと寂しい気持ちになった
エキシビションが終わったらそのまま北海道へ帰るため、チェックアウト時に荷物を詰めたスーツケースは宅配便で送り、最低限の手荷物だけの身軽な姿でそのまま外へ。
寒!!!
この日の気温は一桁。
スプリングコートに春物ストールではかなり寒い。
寒さの本場道民としてのプライドから、しばらくやせ我慢していましたが、もはやこれまで。
諦めてスーパーアリーナ近くの商業施設で、お安くなっていたセーターを握りしめ恥辱にまみれてレジへ並ぶ。
ああ、口惜しい(゚皿゚)!
※しかしコレが後々私を助ける、ナイスな行動でした
しかし、会計してくれたキレイなお姉さんと
「スケート観戦ですか?昨日(フリー)観ました?」
「観ましたよー!素晴らしかったです〜!」
「わあ、イイですねぇ!私も録画でしたけど正座して観てましたぁ!!」
「もうね、会場が壊れそうだった!!」
と会話がはずみ、
「でも、最終滑走がジェイソンで良かったですよねぇ(°▽°)」→お姉さん
「やっぱりそう思います(・∀・)?✨」
「あやうく焼け野原、って時のジェイソンは癒されますよね(´Д` ) 毎回ジェイソンが最終滑走でもいいと思います!」
キレイなお姉さん、さては貴女、相当の…?
※意味がわからないと思いますが自分的にウケたので備忘録
楽しいトークのあと、購入したセーターを着込みいよいよ会場へ。
エキシビションの日は、全日程のうちで一番リンクに近い場所でした。
青い照明に、リンクには桜柄のライトアップ。
綺麗です。
帰りは急いで会場から出なければならないので、始まる前にNさんに挨拶しておこうと連絡を取り、会場内で落ち合いました。
元気なNさんが、なんだか少し疲れているように見えます。
実はこの1時間ほど前、「スモールメダルセレモニー(以下スモメダ)」が開催されていました。
スモメダとは大会結果のメダルの他に、SP・FSそれぞれ単体のプログラムにおいて1〜3位の選手に与えられるもので、その授与式のことを言います。
人数制限があったため、その整理券を手に入れるには早朝にさいたまスーパーアリーナまで行く必要がありました。
配布(というか抽選)は午前6時から。
それを貰うためNさんは始発の電車に乗り、杖をつきながら3〜4時間並んだとのこと。
この整理券配布は大変な混雑が予想されていたにも関わらず、非常に段取りが悪かったらしいです^^;
私は参加しなかったので詳しくはわかりませんが、早朝6時から数時間立ちっぱなしで並んで抽選、観覧場所によっては10時過ぎに入場するための列にまた並ばされ(セレモニーは13:30)、結果トータル6時間並んだ、8時間並んだ、という人も少なくなかったとか。
さすがのNさんも、「始発に乗って整理券取りに行ったけど、寝てれば良かった…」と杖にもたれながらグッタリしていました。
日本でスモメダのセレモニーを間近で見られる機会は少なく、ましてや羽生選手が出ますから皆さん頑張ったのでしょうが、いやはや、お疲れさまでした。
ヒラヒラを着こなす羽生さんにひれ伏す
エキシビション、しっとりとした滑りをみせる羽生結弦(撮影・小海途 良幹) ― スポニチ Sponichi Annex スポーツ
ふわりとしたピンクの薄衣をまとい、『春よ来い』のピアノに合わせて舞う羽生さん、春の妖精のようにお綺麗でした♪
全ての演者のプログラムが終わり、残りはフィナーレを残すのみ。
ああ、でもタイムリミット!
最後まで観たい!
でも飛行機の時間に間に合わない!!
無理( ;∀;)!!!
ということで後ろ髪を引かれながらフィナーレを諦め、薄暗い会場の階段をダッシュで駆け上がる!
なのに神さまは意地悪です( ˙-˙ )
昨日だか今日だか、千歳空港に降った雪のせいで機材繰りが間に合わず遅延になります、と?
航空会社のHPなどで確認すれば良かったのでしょうが、まさかこんな大幅に遅延しているとは思いもよりませんでした。
終わった…
というのも、千歳空港についてから札幌までの快速エアポートに乗るためには、もともと猶予が15分しかない、超キツキツのスケジュールだったので完全にアウトです。
遅延の確認さえしとけば、フィナーレも観られたのになぁ
と思ってもあとの祭り。
結局1時間半の遅延の末真夜中に臨時バスで札幌に着き、もう一泊する羽目になりました。
救いは、
- 仕方なく買ったあのセーターが、冷え込む札幌の夜に重宝してくれたこと
- 去年の北海道地震による「ふっこう割」が道民の私たちにも適用され、ホテルが3800円で利用出来た
- 日曜深夜でホテルが空いていたため、予約した部屋より広い部屋を用意してもらえた
ことでした。
あら?
なんのかんの、けっこうラッキーだったのかしらん?
ツインにしてくれたけど、カラダはひとつ…
さて、いよいよビー…
否。
一瞬コンビニで缶ビールに手が伸びたのですが、さすがに疲れて休肝日に。
ビールを期待なさっていた方、誠にスミマセン(そんなヒトはいない)。
部屋に落ち着いて靴を脱いでみると、この数日の長時間の座りっぱなしと慣れない硬い地面のせいなのか足首が消失していました。
まるでゾウさんのよう。
ぱおーん!
深夜にバスタブに熱いお湯を張り、グッタリと浸かったあとは、ゾウ足の下に枕を置いて朝まで気絶しました。
次の日は、昨日流してしまったJRチケットの損失ぶんをカバーするべく、ちょっとお安い都市間高速バスで、ようやく我々は旭川へ。
立ち並ぶ、中途半端な高さの街の建物を見て、「帰ってきたんだなぁ」と実感しました。
めでたしめでたし♪
*******
最後までついて来ていただいた方はいらっしゃいましたでしょうか?
お付き合いくださいましたモノ好きな方がいらっしゃいましたら、謹んでお礼を申し上げます。
この反省を踏まえ、これからは
「短く気の利いた記事」
を心がける所存であります(・∀・)!
次回からは通常運転に戻ります。
庭と猫と北海道
長い間雪の下だった庭も、ようやく顔を見せてくれました。
では最近撮った写真などを少々貼りまして、おいとまの挨拶とさせていただきます。
アデュー☆
永山新川にて
隣の空き地に現れたエゾリス
彫刻家・安田侃氏の野外美術館「アルテピアッツァ美唄」
フィギュアスケート世界選手権を観戦したお話(今頃)②
皆さま、ご機嫌麗しくお過ごしでしょうか。
次回はなるべく早く更新します♪と言ってから、はや6日。
「書くのトロ過ぎなのー!」
しかも今回の②でカタをつけようと思ったのに、スケート以外のことも長々と書きつらねたため終わることが出来ず、結局
③まで続くことになりました。誠に申し訳ない…
国別対抗戦も終わったのに心苦しいですが、今回もお付き合いいただけましたら大変嬉しく思います(人´∩`)
なお、今回5000字以上になっておりますのでお時間のある時にでも何とぞ。
*******
3/22、金曜日。この日のスケジュールは、
アイスダンスRD(リズムダンス)12:00〜
女子FS(フリースケーティング)17:30〜
一緒に行ったKちゃんの大好きなアイスダンスが始まります!
「RD(リズムダンス)」はいわゆる「ショートプログラム」です。
しかし私はシングル競技鑑賞がメインですので、アイスダンスは有名どころしかわかりません。
ということで、この記事では私の一番好きな一組だけご紹介したいと思います♪
各グループが始まる前に直前練習があるのですが(この日のアイスダンスは5分間練習)、後半グループに行けば行くほど滑りの質が高くなるのがわかります。
特に最終の第6グループの5分間練習は、まあ
速いこと速いこと!
もうビュンビュンビューン!
しかもシングルよりも多い人数で滑っているのですから、ぶつからないか上から見ている私たちの方が心配になります。
やはりアイスダンスの選手は滑りが素晴らしい。
今季は平昌オリンピックで金メダルを獲ったカップルの、テッサ・ヴァーチュ&スコット・モイア組(カナダ)が試合に出場していないので(引退?)、今大会のアイスダンスの大本命は平昌銀メダリストの
ガブリエラ・パパダキス&ギヨーム・シゼロン組(フランス)
です。※以下パパシゼ
パパダキスちゃんのwikiより
とにかく美しいんですよねぇ…滑りもポーズの一つ一つも。
どうして転ばないのー(°_°)
そもそも美男美女揃いのアイスダンスですので、ただうっとりと見ているだけでも充分素敵(//∇//)
カップル競技はシングルにはない「相手」が存在しますから、より物語性を紡ぎやすい&情感が観客に届きやすいのも特徴かと思います。
アイスダンスにジャンプの要素はありませんが、近い距離で二人で演技するのですから巧みなスケーティングスキルが必要です。
深いエッジで滑らかに伸びるスケーティング、揃った動きの正確さ。
滑りが危なげだと、いくら素敵なストーリーを演じていてもその世界に没頭する前にハラハラしちゃいますからね^^;
「卓越した美しい滑りで、ひとときの夢を見せてくれる」
最終滑走のパパシゼが登場した時の盛り上がりは、カップル競技の盛んではない日本でも絶大な人気があるのがわかります。※海外ではシングルよりカップル競技の方が人気がある国も多い
敬意を込めて湧き上がる、主役を迎える声援と拍手が大きな会場に響き渡ります。
演技はとにかく美しく素晴らしかった(°▽°)です。←※語彙力と表現力不足のため、ざっくり過ぎのヒドイ感想文をお許しください
パパシゼの、素人目にもわかる足元の巧みさと技術のおかげで、安心して二人の作り出す世界観に浸ることが出来ました。
もちろん他のカップルも素敵だったんですが、やはり作り出す世界が一段違う感じがします。
そしてもう結果が出ているので書いてしまいますが、翌日23日のFD(フリーダンス)でも圧巻の演技で、予想通り金メダルを獲得しました。
ただ、ひとつだけ勝手な贅沢を言うならば、テッサ・ヴァーチュ&スコット・モイア組がいた時のように、どちらが金か銀か!?というヒリヒリした試合も、またいつか観たいなぁ。
なんて思ったりして。
ハイ、贅沢ですね!
*******
16時過ぎに終了したアイスダンスのあと、女子シングルが始まるまで1時間以上あったので、近くのショッピングモールまで運動がてら行ってみました。
うーむ、ただブラブラはつまらない。
とりあえず一杯いっとく?
どこのお店も人でいっぱいなのですが、ちらっと見ると空席があるお蕎麦屋さんを見つけ、ラッキー♪と、即入店。
蓮根のはさみ揚げと漬け物盛り合わせでビールを一杯。
隣のテーブルのご夫婦もスケート観戦の方々らしく、スケート談義に花を咲かせています。
当然といえば当然ですが、ホテル〜会場の私たちの行動範囲には、どこの店へ入っても世界選手権を観戦しに来た人が高確率で隣に座っていました。
日本人だけでなく、外国人も多い。
経済効果、すごいんだろうな〜と思わずにはいられませんでした。
ここではサラッと一杯だけ飲んで、そそくさと会場へ戻ります。
さて。
女子シングルはこの日のFSで表彰台が決まります。
SPではザギトワ選手ほか海外勢の良い演技が続き、FSで日本女子が逆転するにはパーフェクトな演技と上位陣のミス待ち、という状況です。
日本女子には頑張ってもらいたいけれど、誰かのミスと引き換えに優勝して欲しいとは思いません。
日本選手・海外選手に関わらず、
「良い演技が観たい」
のです。
完璧に滑れば表彰台は狙える位置にいた坂本選手は、あと少しのところでジャンプ抜けがあり、FSでも崩れなかった海外勢の頑張りに後塵を拝することとなりました。
残念…(ノД`)
でも今シーズン、女性らしい柔らかさも増して、すごく上手になったなぁ、と感じました(エラそうにスミマセン)。
紀平選手は結果的にSP・FS合わせて3本の3Aのうち2本を失敗する形となりました。
3A以外も上手な選手なので、それを失敗したら終わり、というタイプではないですが、今回は海外の上位陣が良すぎましたね〜!
来季シニアに上がってくるジャンプマシーンのようなロシアの子たち相手に、どうやって戦っていってくれるのか、楽しみでもあり怖くもあり。
宮原選手の演技はいつも指先まで美しくて、そこに背景の本人の努力や真摯な姿勢が伝わるせいか、いつもウルっときてしまいます。
会場の「頑張れー!」の声援も、紀平・坂本両選手に向けたものとは少し違う、祈るような思いと緊張感があったように思います(私見です)。
小さなミスはあったけれど、素晴らしかった!
息を詰めながら演技を見守っていた観客が、終わると同時に一斉に立ち上がり、晴れやかな笑顔の宮原選手に賛辞を送るさまは本当に美しい光景でした。
表彰台はこの3人でした♪
左から銀・エリザヴェート・トゥルシンバエワ選手(カザフスタン)、金・アリーナ・ザギトワ選手(ロシア)、銅・エフゲニア・メドベージェワ選手(ロシア)
今季不調が続いていたザギトワ選手ですが、さすが五輪金メダリスト、大一番に合わせてきましたね!
この大観衆の中、SP・FSともに揃えた根性に脱帽です。
しかし可愛くて美人だなぁ。。。
度肝を抜かれたのはトゥルシンバエワ選手の4回転サルコウ。
その瞬間、会場が「うおぉぉぉ!」と、どよめきました。
大人になっても子どものような体型のトゥルシンバエワ選手ですが、それでもシニア女子が4回転を跳ぶことはそんな簡単なことではないはず。
長年、トップクラスには少々及ばず、のイメージの選手でしたが、ジャンプだけでなく動きも洗練されたような気がします。
メドベージェワ選手はロシアからカナダに拠点を変えて以降、不振にあえいでいたのですが、ここにきて今季最高の演技でシーズンを終えることが出来てホッとしたのではないかと思います。
最後のガッツポーズと気迫の表情が凄かった!(会場のスクリーンに映し出された、荒ぶるライオンのような表情に観客からも思わず笑いが)
競技の後はそのまま行われる女子の表彰式を見てから22時頃に会場を出て、また押し合いへし合いしながらホテルに帰還。
ふう、疲れた…
しかし一息つく間も無く
ビールを飲まなくてはなりません ※もはや義務感
前日の宴の際、Nさんたちと
「この辺の飲屋街って〝せんべろ(1000円でべろべろ)〟で有名だよね?行ってみたいねー」
という話をしていたので、出来ればいろいろ探索してみたかったのですが、翌日23日は私たちにとってのメインイベントですし、何よりもう時間が遅い。
定食屋さんで安く軽く済ませようということに話がまとまり、定食屋さんを覗いてみると
「あ、すいませーん!もう閉店です」
ですよねー。
こんな遅い時間、定食屋さんは閉まりますよねー。
どうするどうすると慌てて歩き回っていると、『餃子』の看板が。
イイね!ビールと餃子!
(`・ω・´)b
オーダーストップまであと少しだけどいいですよ、とギュウギュウの店内に案内してもらい、4人が座るにしては小さいテーブルに肩を寄せ合って座りました。
いや、特別狭いワケではないのかもしれません。
2年前のNHK杯で訪れた大阪でもテーブルは常に小さかったし隣席と近いし、こちらでは経験したことのない相席も普通でしたので、
「これが都会とイナカの差か…!」と。
これから仲良くなりたいなぁ、なんて思っている若いカップル未満の方々には、かえって嬉しいかもしれませんね、ギュウギュウ♪
野菜不足解消に、柚子風味の茹でキャベツ
問題が発生したのは餃子でした。
いえ、餃子に問題はなかったのですが我々の注文に問題がありました。
一人前6個。
ここでNさん(還暦)が言いました。
「絶対、ひとり1人前じゃ足りないって!2人前はいるよ!」
ひとり12個?
多くない?
しかもこの時間に(23時過ぎ)。
Nさんの友だちもウンウンと頷いています。
そうなの?
足りないの(°▽°)?
あまり外で餃子を食べる機会がない私はよくわからなくなりました。
※家で作る時は何十個も作って、餃子のみをビールと一緒にひたすら食べるので12個は余裕
(そう言われたら、焼肉屋さんとかも一人前って言っても大した量じゃないしな…)
何しろ還暦のNさんが、
「足りないって!残ったら私が食べたげるから大丈夫!」
と言っているのです。
しかも九州の2人は、これに白いごはんも頼むと。
夕方以降、軽食なども摂っていないのでお腹ペコペコ!とヤル気満々です。
私は会場の製氷時間に軽くおにぎりを食べていたのでビールと餃子だけでいいかな…
「じゃあ私も2人前で」
ということで、4人で餃子を7人前頼むことになりました。
なお、慎重なKちゃんは1人前です。
「7人前ですか?7人前でいいですか?」
お姉さんが繰り返し聞いてきたので、若干の不安があったのですが、「ハイ!」とNさんは元気に返事をしました。
Kちゃんは賢かった
中身がたっぷり詰まった熱々の、ちょっと大きめの餃子を見たNさん。
「博多の餃子はもっと小さいんだけどね。。。」
なるほど。
博多餃子は一口サイズなんですね?
だから、1人前では足りないと。
完全に誤算だったようです。
茹でキャベツとタラモサラダも頼んでいたので、深夜にはなかなかの量。
おお…
「残ったら私が食べるから大丈夫」
そう言っていたNさんですが、とてもそんな非道なことは出来ません。
いくら元気だとはいえ、足にボルトの入った還暦(しつこい)の人生の先輩です。
Nさんの前にはホカホカの白メシまで置いてあるのですから。
隣に座るKちゃんの、
(私、流されなくて良かった…)
という、心の声が聞こえたのは妄想ではなかったと思います。
ええ、流されて2人前頼んだのは私の責任。
意地でも平らげてみせましょう!
会場で食べたおにぎりがまだ主張していますが、大丈夫!イケるよ!と自分を叱咤激励して食べ進めます。
〜*回想*〜
昔々の会社の研修旅行で、みんなで出かけたオーストリアの中華料理店。
メニューは現地の言葉(ドイツ語?)と中国語。
英語の上手な子がいたものの、店員のお兄さんは中国語しか話せないもよう。
中国語のメニューの漢字からみんなで想像して、イチカバチカで頼んだ料理のうちのひとつ(デザートのつもりだったのかな?)が、まあまあ大きめの白い平皿いっぱいのアーモンドに、水飴のようなものがかかった一品。
それが2皿。
何だろう、騙されたのかな?
デザートにしてもこんなメニューある?
あの時も店員の中国人のお兄さんは微妙な表情をしていました。
今となっては懐かしい思い出ですが、みんなで苦笑しながらポリポリと、ひたすら甘いアーモンドを食べたアレに比べたら、深夜の餃子12個など赤子の手をひねるも同然。
と自らに言い聞かせて、
ヒィヒィフゥフゥ( ;∀;)
何とか食べ切りました。
(お味はとても美味しゅうございましたよ♪)
自分のノルマをこなすので精一杯で目が霞み、あまりちゃんとは見えなかったのですが、Nさんたちも頑張って白メシまでキチンと平らげたようです。
勘違いしていたとはいえ、店員さんに7人前でいいですか?と確認されたのに残すワケにはいかない。
そんな心理も働いていたかもしれません。
とにかく私たちは餃子に打ち勝ち、深夜に重たいお腹を抱えながら、フラフラとホテルに帰り着きました。
いよいよ明日23日は緊張の男子シングルFS。
ある意味、観戦する私たちにとっても本番です。
何とかお風呂に入ったあとは、
どうかこのまま、お腹を壊さず無事に朝を迎えられますように(。-人-。)
ただそれだけを念じながら、ベッドに倒れ込んだ3日目の夜でした。
*******
ここまで頑張ってお付き合いしてくださった優しい皆さま、あと一回で終わらせます!
遅筆に呆れず次回もお付き合いいただければ幸いです。
本日も最後までありがとうございました☆
「もう疲れちゃった。。。」
フィギュアスケート世界選手権を観戦したお話(今頃)①
皆さま、こんにちは。
埼玉での疲れが抜けるのが思いのほか遅くて戸惑っていたトビーです。
まぁオバサンなんで仕方ないですね!
「やーいやーい、オバサン!」(ウルサイぞ)
大幅に周回遅れとなりますが、前回に引き続き、さいたまスーパーアリーナで3/20〜24に行われた『世界フィギュアスケート選手権2019』を観戦した感想や、旅のドタバタ(基本こちらがメイン)などを書いてみたいと思います。
フィギュアスケートそのものについては知識の浅い私がアレコレ言うのも…(-_-)と、あまり突っ込み過ぎないように書くつもりでいましたが、仲良くしてくださっているブロガーさん数名から、
「トビーさんなりの観戦記、楽しみにしていますね♪」
といったようなお声をいくつかいただきましたので、予定より少しだけ頑張って書いてみようかなぁ、などと考えております。
あ、小難しいことは書けませんよ?
前回言いましたように、採点競技というものは非常にややこしく、不透明な部分を持っています。
球技や陸上競技のように、誰が見ても明確な勝ち負けの基準がわかりにくい。
他の採点競技のことはよくわかりませんが、フィギュアスケートについては近年様々な議論が玄人・素人入り乱れて交わされています。
特に今季は大幅なルールの改定が行われており、選手側もそれに対応するべく苦心しているさまが見て取れました。
しかしながら、そのルールが言葉通りにキチンと公平に運用されていたか?と言えば、首を傾げざるを得ない場面も多々あったのです。
このあたりの話は、普通にフィギュアスケートを楽しむ方にとっては何のこっちゃ?な話になりますので割愛しますが、どうしてなかなか、エグいことがあったりもするわけです。
今回も、ただ楽しんできたとは言いつつも、そう割り切れない場面があったりもして。
あまり面倒なことを言いたくないのですが、既にメンドクサイことを言っていますね笑
ああもう。
こうなりゃ見切り発車だ
ハイ、白線の内側まで下がって下がって〜。
発車しまぁす!!
あとは野となれ山となれ(°▽°)!!
当時のメモなどは一切とっていませんので記憶頼り、時系列などは各メディアなどで確認しつつ、無計画に書き始めてみますね♪
何とぞよろしくお願いいたします。
ちなみに5000字近くありますので、お時間のある時にでもw
*******
私とKちゃんは、世界フィギュア全5日間の日程のうち、初日を除く21〜24日の4日間を観戦しました。
出発は20日夕方、準備期間は何ヶ月もあったはずなのに、直前までバタバタのいつもの自分に苦笑しつつ旭川空港へ。
北海道限定リボンナポリンのリボンちゃんと、旭山動物園の動物たち、旭川の公式キャラクターのあさっぴーに見送られ、
ええ、地元民なんですぐ帰ってきますw
まだ雪の残る大地にしばしのサヨナラ。
本州の空。
おお。。。当たり前だけど雪がない!
着陸の瞬間にシャッター切ったのだけど、けっこうな衝撃が
ホテルまでは空港からのリムジンバスに乗る予定でしたが、少々発車まで時間があったので、
「無事に着いたことだし、とりあえずビールいきますか!」
と空港内で夕食を兼ねて一杯。
「これから移動するんだし、中ジョッキにしておくか…」
などと控えめ注文してみたものの、バスの乗車時刻のかなり前に飲み干してしまい、日本酒を追加。
かえって控えてないという結果に。
最初から大ジョッキにしとけば良かったやん…(゚∀゚)
スマホで現在進行中の女子SP(ショートプログラム)をチェックしたり、今後のスケジュールなどを確認しつつ、アルコールを摂取していきます。
バスに乗ってからもライブストリーミングを音消しで見ていたのですが、
坂本花織選手の素晴らしい演技に脳内スタオベ、宮原知子選手の丁寧で美しい演技に胸を熱くし、紀平梨花選手の3A抜け(1Aになると点数が0)に、「うう…ノーカン(;'A`)」
と、静かな車内で天を仰ぐ。
そして時々、どこまで行っても途切れない高層ビル群を窓から眺めては、
「東京砂漠」
という古い歌が頭に流れるのでした(コンクリートジャングルという言葉も笑)。
あ、参考までに
ロシアのアリーナ・ザギトワ選手のパーフェクトな演技で女子SPが終わる頃に、渋滞で遅れたバスはようやく宿泊先の、東京のはしっこのホテルに着きました。
実はこのホテルには九州在住のスケ友さんのNさんも宿を取っていて、20日のペアSPと女子シングルSPを観戦して帰ってきた彼女と久々に再会することが出来ました。
Nさんは私よりも10歳ほど年上ですが、非常にパワフルでフィギュアにも詳しく、私などとても敵いません。
去年、足首を骨折してしまい今回も、
「ボルト入ってるのよー!ここから下が曲がらないし!そして昨日から寝てないの!徹夜でヘトヘトなのに、新都心駅が激混みで、もうボロボロ(`ε´*)!」
と、杖をつきながらもとっても元気そうです。
話は尽きませんが日付も変わりそうなので翌日21日、再会を祝して一杯やりましょう♪と約束をして、各自部屋に引き取りました。
*******
3/21木曜日。
昼と夜のぶんの軽食(おにぎりなど)を調達し、同じく観戦する横浜の姉夫婦と午前10時にさいたまスーパーアリーナAゲート前で合流して座席につきました。
会場は約18,000人を収容、人が多すぎて御手洗いさえままならないので、可能な限り動かない決意です(`・ω・´)
※実際、御手洗いは館内よりも数百メートル離れた別の建物に走った方が早かった
なんか後光がw
21日の試合は、ペアのフリーと男子SP。
普段の地上波では概ね男子シングルと女子シングル(のダイジェストのようなもの)を放送していますが、試合自体はペア・アイスダンスを含め午前中から夜まで長時間やっています。
そして試合の他にも並行して各種目の公式練習も行われており、熱心な人は早朝からそれを見に行ったり(有料)、時には試合よりも別リンクで行われている練習を見るという方も。
私たちは試合観戦のみですが、コアなファンの方々のバイタリティはスゴイです。
ペアも面白かったのですが、とりあえずそちらは置いておくとして(ごめんなさい)、このために遠路はるばるやって来たと言っても過言ではない男子シングルの感想などを。
男子ショートは15:55〜、この日の会場内はずいぶん暖かく汗ばむほどで、あまり氷のコンディションが良くなかったようです。
しかし選手たちはそれに合わせて戦わなくてはならないのがツライところ、私たちはただ応援するしかありません。
35人が出場し、フリーへ進めるのは24位まで。
有名選手から、小国のまだあまり知名度のない選手までが6グループに別れてシーズン最後の大一番に挑みます。
この記事では、会場で見て個人的に印象に残った選手や演技を、ちょっとだけ抜き出してみたいと思いますが、
個人の趣味丸出しだったりしますので、生暖かい目で見ていただけると幸いです。
※後日放送された試合の完全版の録画も持っているのですが、そちらはまだちゃんと見ていませんので、あくまで当日感じた感想です( ̄∇ ̄)
※写真はネットからお借りしていますが、衣装は今回と関係ないものがありますので何とぞ
まずは左から、イタリアのマッテオ・リッツォ選手。
予想以上の(失礼^^;)素敵な演技!
最近頭角を現してきた選手ですが、演技が進むにつれ、
「おや?これは…」
といった感じに空気が変わり、会場が引き込まれていくのがわかりました。
観客の集中度が増していく、そんな感じだったでしょうか。
ノーブルな衣装と演技がヨーロッパの選手らしく優雅で、先日引退したスペインのハビエル・フェルナンデス選手の跡を継いでくれたらなぁ、なんて思ってしまいました。
フェルナンデス選手が抜けた穴は大きく、今のヨーロッパに飛び抜けた選手が不在なので、是非頑張って欲しいです!
中央、まだ16歳のアゼルバイジャンのウラジミール・リトヴィンツェフ選手も、会場が盛り上がりました。
4回転トゥループや3Aも美しく決まりノーミス。
初々しい若い選手の会心の演技は、見ている観客も嬉しいものですね♪
拍手喝采でした。
しかし味のあるベテラン選手も忘れてはいけません(・`ω´・ ●)キッ
一番右は31歳のベテラン、イスラエルのアレクセイ・ビチェンコ選手。
スケートファンにはとても人気のある選手です。
年齢が上がるにしたがって、技術や人気も増してきた晩成型。
お茶目で優しい人柄が垣間見えます。
ええ、私も大好きです。
出て来た時から観客は大喜び。
ノーミスとはいきませんでしたが、ファンとしては引退を思いとどまって現役を続けてくれていることに感謝しかありません。
男子SPの結果は、1位がネイサン・チェン選手、2位がジェイソン・ブラウン選手、3位が羽生結弦選手でした。
※こちらもネットより拝借
4回転ジャンプの申し子のようなネイサン・チェン選手がノーミスだったので1位は当然でしたが(しかも4回転フリップの予定を、より配点の高い4回転ルッツに変えてきた)、超美麗な演技だったとはいえ、4回転のないジェイソン・ブラウン選手が96点を超えてきたのは驚きでした。
ため息の出るような素敵な演技で観客は総立ちでしたが、点数が出た時は私も含め、拍手と共に多くの観客から思わず、
「マジすか!?」
みたいな、ふぉー⤴︎Σ(・д・ノ)ノ!?という驚きの声が。
新採点とはこういうものか、と思った瞬間でした。
4ヶ月ぶりの試合である羽生選手の登場は大変な盛り上がりでした。
得意であるはずの、冒頭の4回転サルコウが2回転に抜けた時には、会場の観客の心臓が止まったのがわかりましたが(2回転だとノーカンになります)、そのあとの演技はそれは
美しく素晴らしいもの
でした。
ジャンプ以外の要素や質、技と技の繋ぎの濃さなど、わかりにくいところも決して手を抜かないのが羽生選手です。
完璧に滑りたかった羽生選手の悔しさが痛いほど伝わりますが、大きな歓声と拍手が、会場に足を運んだ人々の気持ちを充分過ぎるほどに表していました。
21時に競技が終わり、人でごった返す駅から何とかホテルに帰り着き、席が会場の出入り口から遠くて脱出に時間のかかった九州のNさんが帰ってくるのを待って22時過ぎ、近くの居酒屋へ。
同じホテルにNさんのスケ友さんも滞在しているとのことで、その方も呼び出して北海道民2人&九州民2人が関東の居酒屋で杯を酌み交わす、という運びとなりました。
前日、空港で頼んだビールが中ジョッキで後悔したのでキチンと大ジョッキを注文
彼女たちは熱心なファンで試合以外の情報もたくさん持っているので、情報を追えていない私たちは、ほうほうと話を聞きながら、あっという間に夜は更けていきました。
前日もこの日も結局眠りについたのは午前3時過ぎ、実は翌22日も試合後にどこかで食事とお酒を、という約束をしたので、早くも
耐久レースの様相
を呈してまいりました。
果たして大丈夫でしょうか(°▽°)
さあ、既に4000字をはるかに超えています。
そろそろ書く方も読む方もしんどくなってきた頃合いと思いますので、残りは次回といたしましょう。
観戦記としても旅行記としても、甚だ中途半端でダラダラ長く申し訳ないのですが、最後まで読んでいただけました皆さまに感謝いたします(人´口`)
次回分はなるべく早く書いて、話を回収したいと思っておりますので、何とぞよろしくお願いいたします☆
「話が長くて起きてられませんわぁ」
(ごめんね、アザラシちゃん!)
サイタマより帰還いたしました
この可愛いワタシを約5日間にわたり放置して遊び呆けていた、ヒドイかあさんが帰ってきました。
おかえりなさい。
あら、まりちゃん!
ずいぶんトゲのある言い方をしますねぇ…
いや、その通り。
誠にすみません( ´_ゝ`)ゞ
皆さまにも大変ご無沙汰しております!←こればっかり
んもー!どこへ行ってたの?
ハイ、埼玉県というところへ行ってまいりました!
東京都赤羽とさいたま新都心しか行ってませんけど、背の高いビルがたくさんありました!
(感想が完全にド田舎の人だわね。。。)
何しに?『翔んで埼玉』でも見に行ったの?
『翔んで埼玉』は今回関係なかったんですが、観てから行きたかったですねぇ。
不肖ワタクシ、3/20〜3/24の日程で「さいたまスーパーアリーナ」で行われた、
『世界フィギュアスケート選手権2019』
へ出かけてまいりました!
「よくチケット手に入ったわねぇ」
あ、のんのさんにもご迷惑かけましたー!
ええ、ワタクシもビックリでございます!
さほどクジ運に恵まれているとも思えない人生でしたが、今回に限り行きたい日程が全て揃うという奇跡が起こりました(・`ω´・ ●)キッ
きっとコレは日頃の行いが良いためと…
そういうことはないから。
自惚れないで。
…ハイ。
むしろ全てのクジ運を今回で使い果たした、ってこともあるかもよ?クスクス!
なかなかイジワルなこと言いますねぇ、まりもさんったら!
あははおほほ!
で、どうだったの?
帰ってきてからしばらく、全く使いものになってなかったけど_(:3 」∠)_
それはもう!
世界のトップレベルの選手たちが日本に集結するんですよ?
これでまた、あと数年は日本で開催されないでしょうしね。
ましてや今回は、昨年11月のGPシリーズ第5戦ロステレコム杯で負傷して以来、試合に出ることが出来なかった羽生結弦選手の4ヶ月ぶりの復帰戦です。
盛り上がらないはずがありません
( ゚Д゚)!
普段ボンヤリ生きてるくせに、珍しくチカラ入ってるのねぇ…
そんなに言うなら、観戦レポをガッツリしてくれるんでしょうね?
この選手のこの演技のどういうところの技術がスゴイとか、何故この点数なのかとか。
いやいや〜!
私はタダのフィギュアスケート好きの素人のオバチャンですよ?
何とかジャンプの見分けがついて(しかも精度は70%くらい)、簡単なルールを把握している程度、ヘタなことを言って詳しい人に叱られてもイヤですもん。
叱られタクナイ(゚∀゚)アハッ!
そして採点競技って、まぁその、いろいろメンドクサイじゃないですか。
しかも『庭・猫・北海道』話メインの雑記ブログのフィギュアスケート記事に、
いったい誰が何の期待をするでしょうか?
いや、ない笑
上手に書かれている観戦記は他にいくらでもあるのよ、まりちゃん。
そりゃあそうよね
しかもボルテージの上がっている会場で応援していて、私がそんな冷静に観ていられるワケがないw
だから私が書けることと言ったら、その時の会場の空気とか熱とか興奮とか、そのくらいのもの。
ただ楽しんできた。
それだけで充分だったよ。
「楽しんだもの勝ちね♪」
言っちゃえば単純にそこまで詳しくないしね。
でも人にはそれぞれの観戦スタイルがあるからねぇ。
場を楽しんで応援している人がほとんどだけど、中には観客として楽しむというよりは、ジャッジ目線で腕組みしながら観てる人もいて、そういうのもなかなか興味深かったよ。
「(回転が)足りてないかな」
「コレは◯◯だからね、うーん」etc
隣にいるちょっと立場の弱そうな連れに、苦虫を噛み潰したような顔で講釈を垂れ…じゃなかった、親切に説明をしてあげたりして、
「そうなんですか!」
「なるほどー!」
と絶妙なタイミングで合いの手を入れてたなぁ、お相手の人。
「その太鼓持ちの人はウンチクおばさんに何か弱みでも握られてるのかしら?」
(太鼓持ち言うな)
選手の精一杯の演技のあと、破顔して万雷の拍手で選手を讃えている観衆なぞ、
「愚かな民どもよ!」※あくまでも私が勝手に心情を推測しました( ̄∇ ̄)
とばかりにニコリともせずにいた、私の左のそのオバサン(←私と同年代かチョイ上)。
まずは前ノメリになって見るのはやめた方が…
アナタの頭がリンクにかかって、後ろや近くの人が見づらそうだよ?
私からは問題のない位置だったけど、フィギュアを現地観戦する人には常識的なマナーだと思うけどな。
ずいぶん詳しそうなのに、そういうのは知らないんだね…なんて思ったりw
久しぶりの更新なのに、今日のかあさんは何だか毒があるわねぇ
そんなことないよ、気のせいだよ、まりちゃん(・∀・)クスクス!
あと、人に聞こえよがしにわざわざ気に入らない選手の悪口言ったりする人とか、ホントにいるんだなってビックリしたなぁ。
なんかねぇ、映画や漫画に出てくる極端なキャラ設定された、
「え?ホントにこんな性格悪い人なんて存在します(゚∀゚)?作りすぎですよ、ヤダな、もう!」
って言いたくなるようなヒト。
いいトシだよ?
つくづく人って年齢じゃないんだなぁ…って思ったよ。
そんなんばっかりじゃなくて、微笑ましいエピソードはなかったの?
ほとんどの人は微笑ましいよ!
オッサ…男性ファンもちょこちょこ見かけたけど全般に素直で可愛らしい笑
一緒に行ったKちゃんの隣の男性2人組なんて、
「3年ぶりに生で羽生選手が見られる!」
♪( ^^)人(^^ )♪
ってなってたもの笑
ルールなんかもよく知っているようでそういう話もするけれど、終始ニコニコと邪気がない。
和んだ。
このオッサンたちと話してみたかったねーと、ビールを飲みながらKちゃんと振り返る深夜の居酒屋…
そうそう。
今回の世界選手権では九州のスケ友さんと久しぶりに会ったり、新しい人との交流も出来たよ。
お土産も貰っちゃった!ありがとうございます
普段は田舎でのんべんだらりと暮らしてるから、慣れない大きな街で体はガッタガタになったけど、楽しかった!
ふーん良かったねぇ。
…ひょっとして、今回はこれでおしまいなの?
ハイ、今回はこれにてでございます!
力尽きました(`・ω・´)
オバチャンは回復が遅いのであります!
次回も埼玉の世界選手権にまつわるアレコレや、会場での様子なんかもいくらか書く予定ですが、雑記ブログなりの内容です(・∀・)
ビールばっかり飲んでたとか予想外の選手が素敵だったとか交通トラブルとか、要はミーハーw
ということで、とりあえず
「ただいま」
のご挨拶まで(人´∀`)
次回また、よろしくお願い申し上げます☆