大雪 森のガーデン、秋 ①
上川町にある『大雪 森のガーデン』を約2ヶ月ぶりに訪ねてみました。
↓ 前回行った時の記事です
上川町は「大雪山国立公園」の玄関口として、豊かな自然に恵まれた人口4000人ほどの小さな町です。
温泉や氷瀑まつりで多くの観光客が訪れる「層雲峡温泉」や、雄大な柱状節理の岸壁などのイメージが強かった上川町ですが、新しく『大雪 森のガーデン』が加わったことで、これまでと違うソフトなイメージも定着してきているように思います。
『大雪 森のガーデン』は、比較的新しいガーデンですが、『北海道ガーデン街道』にも入っていますので、新しい客層の観光客も増え、町のイメージ戦略にはずいぶん貢献しているのではないでしょうか。
余談ですが、スキージャンプの高梨沙羅さんや原田雅彦さんもこちらの出身です。
ちなみにレジェンドと呼ばれる葛西紀明さんは、士別市を挟んだもう少し北の町、下川町の出身です。
参考に、北海道の上川地方市町村の位置関係を置いてみました。
旭川から当麻、愛別を抜けて車で1時間ほど走れば上川町にある『大雪 森のガーデン』に到着です。
この3連休は秋のイベントが盛りだくさんでした。旭川の『食べマルシェ』もやっていましたが、人混みはあまり得意ではないし、やっぱり秋の花を見ておかなければ!と、こちらにお邪魔することにしました。
じゃがいも詰め放題もあるし、こちらのレストラン、『フラテッロ・ディ・ミクニ』さんのシチューがふるまわれるみたいだし…楽しそう!
約2ヶ月ぶりの訪問です。
チラシを持った木彫りのフクロウが出迎えてくれました。
入り口にはすでにハロウィンの飾り付け
2ヶ月前には小さかった寄せ植えのコリウスも、今は鉢を覆うほどです。
大雪山大学という上川町のプロジェクトのポスターが入り口に
大雪山をキャンパスにして、色々な体験が出来るみたいですね。今日も講座が開かれるようです。
今日の講座は…
間伐材を使った楽器作りのワークショップです。
へぇ〜、ちょっと面白そう。どうしよう?
入場料を払い中に入るとすぐに楽器作りのコーナーで、聞けばまだ空きがあるとのこと、せっかくの機会なので受講させてもらうことにしました。
少し心残りは、ワークショップと、ミクニさんのシチューのふるまわれる時間が同じなこと…残念!
11時の開始時間まで少々の時間があり、その間にじゃがいも詰め放題へGO!
入場料の半券を見せるとビニール袋をくれて、軽トラの荷台に積まれたじゃがいもを好きなだけ詰めることができます。
私は詰め放題がヘタクソなので普段チャレンジしないのですが、今日はがんばります!
わあ〜、どっさり!
無料なので、キズがあったり皮が剥けたり形がいびつだったりするハネ品だと思われますが、味に変わりはありません。
なるべく皮が剥きやすそうな形を探す!
次々手が伸び、皆さん真剣にじゃがいもを選んでいます。
家に戻ってから記念撮影
適当に詰めてやめたら、主人が更に何個か詰めてくれてこんなにたくさんGET出来ました!
ハート型がたくさんありました。カワイイけれど皮剥きがめんどくさそう…左側みたいなのは、ハートの真ん中からバッキリ割ってから剥いたらいいかな。
チョット縁起悪そうだけれども(笑)
一袋は義実家に消費してもらうことになって一安心。
じゃがいも詰め放題に興じていたら、ワークショップの時間まであと5分、戻らなきゃ!
私は11時からの部、ウッドシェイカーというものを作ります。
テーブルの上にボンドと紙ヤスリ、ウエットティッシュが用意されています。
座って待っていると、向こう側でマリンバの演奏が始まりました。
シーナアキコさんという女性アーティストの方です。どうやらこの演奏を聴いてから、ウッドシェイカー作りになるようです。
シーナアキコさんのプロフィールを見ると、「ピアノ・マリンバ・ガラクタ演奏家」とあります。
カゴメ、日本製紙クレシア、ヴァーナルなどのCM音楽を手がけているそうです。
ガラクタ演奏家…?
マリンバと
アンデスという楽器や、リサイクルショップで買ったというおもちゃのハンドベル、手前は2部の講座で作るカランコロンという楽器、などなど。
「ピタゴラスイッチ」や「やる気のないダースベイダーのテーマ」などは、このアンデスの音色です。
ぽーぽーぽー、ぽぽぽ、ぽぽぽー♪
「やる気のないダースベイダーのテーマ」は昔、まだガラケーを使っていた時に着信音に設定していました。懐かしい!
どの楽器も優しくて陽気な音色なので、秋晴れの森や花々によく似合います。
シーナアキコさんはMCも面白く優しい、とても素敵な人でした。
演奏が終わり、いよいよウッドシェイカーを作ります。
指導してくれるのは、秋田県で注文家具店を営む「ミナトファニチャー」さんです。本業の傍ら間伐材や除伐材を使った商品を作ったり、今回のようにワークショップの活動などを精力的にされているそうです。
間伐材で作った木製の入れ物の中に、用意された音のモトになる中身を選んで入れます。
中身は北海道産の農産物、北海道米・大豆・大豆コーヒー・あずきから好きにブレンドします。
大豆コーヒーはウッドシェイカーを作る前の説明時に、参加者にふるまわれました。
初めて飲んだのですが、見た目も香りも味もコーヒーにかなり近く、カフェインレスなので、カフェインを気にしている人や妊婦さんなどには十分に代用になりそうです。
私は大豆コーヒーとあずき、お米もいれました。適度な空間が必要なので、じゃがいものようにギュウギュウに詰めてはいけません。
底蓋をしっかり閉めたら、好みで紙ヤスリでカドなどを丸くします。これは底ではなく頭の部分です。この穴に丸カンねじをねじ込み
焼印を押してみつろうクリームを布で薄く塗って
好きな色の革紐を結んだら完成です。
素材は胴体部分が北海道のカラマツ、頭の部分が「ミナトファニチャー」さんのある秋田県のカエデのコラボレーションです。
家で撮影した底蓋の焼印
曲がっています…まあいっか。
シャラシャラ、カラカラ、いい音がします。
そして!
これは『バードコール』にもなるんです。丸カンねじと木の部分を擦り合わせることで、小鳥が鳴くような高い音が出ます。
上手く鳴らすと、本当の小鳥の鳴き声のようです。
果たしてホンモノの鳥は寄ってくるのでしょうか?
チャンスがあったら鳴らしてみようと思い、首から下げて森の中へ。
※結論からいうと、森の中はとても静かで、散策している人たちも皆さん静か、ここでキコキコ鳴らすのはちょっとアレな感じだったので、ただの首飾りとしての使用で終わりました。
今度ウチの庭で鳴らしてみようっと。
さて、やっと花が登場します!
アスター
道端に咲いているエゾノコンギクとどのへんが違うのかな
今度じっくり見比べてみよう
大人っぽい雰囲気のサラシナショウマ
もうガーデンは秋の雰囲気
いくつも連なるアーチはたくさんの緑に覆われて重たそう
アーチの向こうにはアナベル
アーチに絡まるハニーサックルも真っ赤な実をつけています。この赤い実は艶々として可愛いベリーのようですが、有毒です。
間違って口に入れないよう注意してください(自分が子どもの頃なら、間違いなく口に入れていたと思う)。
アナベルはまだ白さが残っています。
ロサ・グラウカのローズヒップ
秋ですねぇ
セダムの花はチョウやハチに人気なようです。
虫たちはこの良いお天気を逃すまいと、あちこちの花を飛び回ります。
うちではとうの昔に終わってしまったカサブランカがまだまだ元気に咲いています。奥の黄色いトーチのような花はトリトマでしょうか。いつ見ても面白いフォルムです。
さてお次は…
と、言いたいところですが、いつものごとく一度には載せられず( ̄▽ ̄;)
次回の更新へ続けたいと思います。
皆さま、次回もよろしくお願い致します!