紅葉、終わってた②
こんにちは、トビーです。
前回見てくださった方、今回たまたま目に留まっておいでいただいた方もありがとうございます!
今回はいよいよ姿見駅を出発して、冠雪した旭岳を見ながら散策路を歩きます( ´ ▽ ` )ノ
が、その前に皆さんにご紹介したい記事がありまして…
いつもお邪魔して、楽しく読ませていただいているOTQさんのブログの記事です。
実は今回の記事、『紅葉、終わってた②』を書きながら、少々悩んでいたのです。
散策路を歩きながらいつも通りスマホで写真を撮っていたわけですが、帰ってから確認すると、イマイチどの場所から撮ったものなのかピンと来ない…というものがチラホラ。
時系列に並んでいるので順番に貼っていけば良いだけ、と思っていたのですが少々甘かった!それこそ360°パノラマで雄大な景色が広がっているのですから、旭岳の方角だけではなく周囲をグルグルと視点を変えながら何枚も撮っているわけです。
「アレ、この写真どこから撮ったの?」
……(´-ω-`)……むぅ、わからん。
そんな私に突然の救世主降臨!
煮詰まって、「みんなのブログ読んでこよっと」と逃避を決め込んだところ、OTQさんのこの記事に出会ったのです。
ほー、『北海道VRツアー』なるものが体験出来る、しかも超高画質な360°のパノラマで!
ワクワクしながらサイトを開くと、あらっ、今まさに記事を書いている『旭岳周遊コース』が!
しかも一番悩んだ場所がバッチリ360°確認出来たのです。
OTQさん、あなたは神ですか…!
小躍りしながら、記事の紹介をさせていただきたいとお願いしたところ、爽やかな秋風のように快諾してくださいました。
OTQさんは、ジンギスカンも大好きだし本当にいい人(道民感情)!
※『そらちワイン×ワインFesta』の記事のブックマークに、ジンギスカン最高!のコメントをいただきました。
OTQさん、本当にありがとうございました!
サイトでは全ての場所を見られるわけではありませんが、驚きの高画質でぐるり周囲を見渡すことが出来ます。
私の拙い文章と素人写真では伝えきれない臨場感が味わえると思いますので、ぜひ見てみてください!
あれっ、もしかしてこれ見たら私の今回の記事、見なくてもいいんじゃ…(°_°)?
いやいや、そんなこと言わずに寄ってってくださいよー。それでは行きましょう、皆さまよろしくお願いします!
旭岳姿見駅、ロープウェイを使い、楽々と五合目1600mまでやって来ました。自分の力を使わずここまで来たため忘れてしまっていますが、旭岳の森林限界は1500m付近であり、本来気軽に来れる高度ではありません。
つい先ほどまで乗っていたロープウェイの窓から見えていた背の高い広葉樹・針葉樹の姿はなく、地を這うような高山植物と、ハイマツ(這松)が見えるばかりです。
これから歩く散策路は、観光バスで立ち寄る身軽なツアー客も、途中から裾合平(すそあいだいら)方面や山頂を目指す登山客も入り混じっています。
そのため姿見駅周辺は、近所のスーパーへ行くような普段着の人、旅行中のちょっとしたよそ行き服のマダム、出張に来ているサラリーマン、オシャレ女子、山ガール風、本格的な登山スタイルの人と、バラエティに富んでいます。
私たちは間をとった感じの、上着はウィンドブレーカー、念のため中にフリースや厚めの長袖を着込んで下はジーンズ、足元は、私は昔に買ったアウトドア用の厚底の靴で夫はレンタル長靴です。
がにまたっぽいですが、がにまたではありません。むしろX脚です。
安全と信頼のダンロップ!
さてここでルート案内です。
一周約1.7km、およそ1時間の道のりです。コースはどちらまわりでも構いませんが、姿見駅から左へ時計回りに歩くことにします。オーソドックスなのはこちらのようで、多くの人は左の道に向かっていました。
歩道は整備され、歩き始めは順調
まずはみんな写真左上の第一展望台を目指します。
歩道脇の植物たちにも雪
歩道に沿って、紅葉を終えた植物が寒そうに縮こまっています。
葉っぱの形から推測すると、これはチングルマだと思われます。ほんの少し前には、鮮やかな真っ赤な葉と、花後の車輪のような綿毛が見られたのでしょう。
茶色く小さくなったチングルマが不憫なので、フリー素材からお借りしたピチピチの夏の姿を
また来年、可愛い花を咲かせてね!
第一展望台へ登るところは、比較的歩きやすかった歩道に比べると少々急で、石がゴツゴツと飛び出していました。
登りきったところで団体ツアーのマダムが、添乗員さんを呼んでいます。どうやらツアーのお客さんが1人転倒して、顔をぶつけてしまったようです。
(痛そう…´д` ;)
登った展望台も整備はされていますが、全て平らなわけではなく、端の方などは石が飛び出していたり段差がついていたりで、少しの油断が怪我のもとになってしまいます。
歩きながら、夫に「あの人大丈夫だったかなー?」と言うと、「サングラスの心配してたから大丈夫だったんじゃない?」との返答だったので、きっと大丈夫だったのでしょう。おばさま強し。
※ここでいう「おばさま」とは、私の年代(昭和40年代生まれ)よりも更にだいぶ年上のお姉さまのことを指します。お前もおばさんだろ!という的確なツッコミはなしでお願いします。
展望台から撮った旭岳
雪の白さに溶け込んではっきり見えませんが、下の方に見える爆裂火口から立ち上る白い噴気が確認出来ます。
展望台から振り向くと、登ってきた道と姿見駅の姿
森林限界を越えているため低木しかなく、どこまでも見渡せる
素晴らしい晴天、来て良かった!
これから『当麻岳(とうまだけ)』、『安足間岳(あんたろまだけ)』を左前方に見ながら歩いていきます。
左が『当麻岳』、右が『安足間岳』
「あんたろまだけ」実は初めて名前を聞きました。標高2,194m、けっこう高い山ですよね。左の当麻岳(標高2,076m)の方がアクセスが良いため、登る人が多いそうです。
丸い沼が現れました。『満月沼』です。
持って歩いていたパンフレットの散策路見取り図に名前がなかったので最初、これが夫婦池のどちらか?と思ったのですが、看板を見て『満月沼』とわかりました。
パンフレットにも名前書いてあげて〜
もう少し歩くと右手に『すり鉢池』
すり鉢のようだから『すり鉢池』、単純明快
なかなか綺麗に旭岳が写っています!
この景色が見られる第三展望台には、この辺りに生息する「ホシガラス」の看板が
そういえば歩き始めてから、陸・空どちらにも生き物の姿を見ていないことに気付きました。野生動物もこの高度ではそう多くはないのでしょう。ヒグマは遠慮したいです。
すり鉢池を右にして、だんだん迫ってくる旭岳に見惚れます。
第三展望台を過ぎると分岐点があり、一般装備の観光客は右に行かなくてはなりません。道なりの狭い道は裾合平方面へ向かう道で、ここからはちゃんとした装備が必要なので、迂闊に入らないよう注意看板がありました。
こちらはすり鉢池と散策路をはさんで並ぶ『鏡池』
条件が良ければ、旭岳の美しい水鏡になるそうですが…
旭岳をバックに撮りましたが風が吹いて水面がよれてしまったので、鏡のようにならず
この『すり鉢池』と『鏡池』、ふたつ合わせて『夫婦池』と呼ぶそうです。
左に鏡池を見ながら歩いていると、バックの白い雲と安足間岳が綺麗に写っていました。
花も紅葉も終わってしまいましたが、ところどころに可愛らしい高山植物が
コケモモの丸い葉と赤い実、下垂した細長い葉はエゾイソツツジ、トゲトゲした細葉の明るいグリーンはガンコウランもしくはエゾツガザクラ?
高山植物詳しくないし、葉っぱだけで判別するのは難しい…。
鏡池を通り過ぎ、枯れ草色の草原を見ながら、噴気孔が多数ある地獄谷と、『姿見の池』を目指します。
この辺りまで来ると足元も少しづつ悪くなり、あまりに軽装な人や小さな子供連れなどは引き返す人も増えてきたので、賑やかだった散策路も静かになってきました。
私はまだまだ元気、進みますよ〜!
(運動不足で自信なかったけど意外とイケる⁉︎)
しかしながら今日はここまで、次回③へ繋げたいと思います。
それにしても思ったより書きたいこと、載せたい写真が多くて先へ進みません。
③でまとめられるか否か、まだ未定となっております(´ω`)。
よかったらもう少しだけ、お付き合いくだされば嬉しいです!
最後に今日のぞいてみた、『旭岳ロープウェイ』のライブカメラ映像、こんなんなってました。
3日前とこの変わりよう、さすが大雪山さん、無慈悲ですね。
ではまた次回、よろしくお願いします!