冬の遊び
オリンピック、メダルも増えてきて盛り上がっていますね!
私もTV・衛星放送・PC・スマホなどを駆使して、4年に一度の冬の祭典を楽しませてもらっています。
人間が全力で限界に挑む姿って美しいなぁ。
年若いのにみんなつくづく立派だよ…。
寒い場所で頑張っている選手たちには何だか申し訳ないような気がしますが、トップレベルの戦いを暖かい部屋で応援させてもらえるのはありがたいですね。
雪と氷の中で頑張っている選手たちを見ていると、スキー・スケートを楽しんでいた子どもの頃のことを思い出しました。
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応援とHDD編集作業で疲れてきたので、冬の思い出でも話してみようかしら(逃避)。
おばちゃんの思い出話ばかりでは華がなくて飽きられてしまいそうなので、ランダムに猫や風景の写真をねじ込んで強引に進めていきたいと思います(`・ω・´)
お時間に余裕のある方はしばしお付き合いくださいませ♪
「えー、また私頼り〜?出演料はずんでよね!」
北海道の子どもはその環境から、学校の体育の授業などで冬のスポーツを半ば強制的に経験させられます。
北海道でも雪の少ない地域や比較的温暖な地域がありますので、そういったところの学校の事はわかりませんが、道北の私は小〜高校でスキー・スケート・クロスカントリーを授業で受けました。
番外編としては、雪の積もった校庭で行う、サッカーとラグビーを混ぜたような学校オリジナルの球技(笑)があり、これが激しい肉弾戦で私はあまり得意ではありませんでした。
http://www.ekinavi-net.jp/area/index.html
北海道のエリア区分は、条件により多少変わってくるのですが概ね↑こんな感じに認識されていると思います。
道南と道央の一部などは、寒さや雪の量が道内でも割と穏やかなはずなので、この辺りの学校の冬の体育事情はまた違ってくるかもしれません。
道東はスピードスケートの本場で、有名な選手をたくさん輩出しています。清水宏保さんや岡崎朋美さん、今オリンピックで活躍している高木美帆選手も、道東の出身ですね!
市民スキー場から見える旭川市内
道北はスキーが中心かと思います。スキージャンプは、上川町や下川町などが有名ですね!
レジェンド葛西さんや高梨沙羅ちゃんもこちらの出身です。やはり地域の気候特性により、何がメインになるかはそれぞれなのでしょう。
小学校のスキー授業では校庭の端に作られた小さい雪山と、街のスキー場を利用していました。
スケートは基本、男子がスピードスケート、女子がフィギュアの靴を使っていましたが、それが決められていたものか本人希望でそうなっていたのかは覚えていません。私はフィギュアの靴を履いていました。
凍れ(しばれ)がキツくなってきた頃、先生や保護者の方々が校庭の一部にホースで水を繰り返し撒き、数日かけて小さなスケートリンクを作ってくれます。
私はスキーよりもスケートが好きだったので授業のみならず、学校にスケート靴を持って行って昼休みに滑って遊んだりしていました。
教えてくれるのは専門の方ではなく、普通の体育の先生なので、難しい技術を教えてくれるわけではありません。
荒れたガタガタの楕円形のリンクを、スピードスケートの靴の子もフィギュアの靴の子も、外周に沿ってグルグルと周るのがメインです。
靴もみんな自前で用意し、私の靴はスタンダードな白いフィギュアスケート用でした。
私の初めてのスケート体験は幼稚園か更にその前で、赤いスケート靴を履いて滑ったのを覚えています。これが自前かレンタルかは、幼すぎて流石に記憶がありません。
小学生の私たちは、わずかな情報を頼りにバックで滑る練習をしたり、子どもたちだけでそれなりに技術習得をしていきました。
だって先生もたいして出来ないんですもの。
「ひょうたんの形を描きながら後に滑るんだって!」
「えー、難しいよー。」
見よう見まねで、ひょうたん→バッククロスを習得し、ジャンプの練習をしましたが、ジャンプはいくら頑張っても半回転までしか回ることは出来ず悔しかったです。
3回転とか4回転とか、どういうことになってるんです?
「私なら…出来る!多分。」
冬休みにはスケート場のスタンプカードが配られ、隣の区域の中学校の校庭に作られた大きなリンクに毎日のように出かけました。
ひとしきり滑ったら、プレハブの休憩所で、ストーブに乗った大鍋のお湯の中で熱くなっている瓶入りのコーヒー牛乳を飲み、串を打った駄菓子の「のしいか」、もしくは割り箸に巻いた水飴を南部せんべいではさんだお菓子(あめせん)を食べて帰る。
これが決まりごとでした。楽しかったなぁ…。
「ふーん。」
あまりにローカル且つ個人的な話過ぎて、皆さんがついてきてくれているか心配になってきました。
無理は言いません。気力のある人だけついて来てください。
ローカル度は増していきます。
これは北海道だけでなく、他の雪が降る地域の子どもたちも使っているのでしょうか?
『ミニスキー』です。
私の初めてのスキーは普通のスキー板ではなく、プラスチック製の 『ミニスキー』でした。
長靴に直接留め具で装着します。ストックは使いません。
幼少時代、今よりもっと北の『名寄(なよろ)』という街に住んでおり、そこにある
『ピヤシリ』と『菊山』という二つのスキー場に、よく両親と出かけました。
てっぺんから一直線にミニスキーで滑り降り、「子どもってのは恐怖心がないからなぁ。」と両親に感心(?)され、得意げになっていた記憶があります。
思い出したついでに『菊山』を検索してみましたが既に閉鎖されてしまったようで、
『廃墟検索地図』とかいう、ロゴがおっかないサイトに掲載されていました。
北海道も、ニセコなど地下上昇率全国一になるほど成功したスキー場もありますが、スキー人口の減少でギリギリ経営しているスキー場も多いようです。
スノーボードにハマっていた頃はシーズン券を買って毎日のようにスキー場に通っていた私も、今はすっかり足が遠のいてしまっているので偉そうなことは言えませんが…。
ちょっと話が逸れてしまいましたね。
今の子どもたちは昔ほどミニスキーを滑っている姿を見ない気がしますが、私たちの時代は冬の遊びに欠かせないものでした。
というか、通学時にも履いて登下校することもしょっちゅうで、行き帰り道路の端に寄せてある雪山に登っては道路に向かって滑り降りるという、現代なら危なくてブッ叩かれそうなことを平気でしていました。
こうしてみると昭和の子どもって、かなり雑に生きていたなぁと思うのですが、それは私が田舎育ちだからですかねぇ?
きっとそうなんだろうな…。
「かあちゃんのイナカモノー!でべそー!」
でべそじゃないです!
そういう人ばかりではないかもしれませんが、北海道民にとって雪や氷はやはり身近なもの。
私の場合、鮮烈な思い出は冬の方が多いような気がします。
だから余計に冬のオリンピックを一生懸命見てしまうのかもしれません。
明日はフィギュア女子シングル、子どもの頃になりたかった、フィギュアスケートの女子選手たちが登場します。
夢を叶えた彼女たちが力を出し切れますように。
頑張ってー!
最後までお付き合いいただいた方、ありがとうございました( ´ ▽ ` )!
また次回よろしくお願いいたします♪