◯◯の治し方教えます
こんばんは、プロフェッサー・まりもです。
今日は猫の皆さんに、緊急事態への対処法をお伝えしたいと思います。
いざという時慌てないために、私が発見した、このすごいワザをぜひとも活用していただきたいと思います。
ではさっそく講義を始めましょう。
ここにお集まりの優秀で勤勉な皆さんは、日々トレーニングを欠かさず研鑽を積んでいることと思います。
うん、素晴らしい!
過酷な訓練、そして訪れる休息の時。
疲れたあとの心地よい眠り。至福の時間。
我ら猫族にとって、最も重要な時間と言えましょう。
しかし親愛なる諸君、油断してはいけません。
「‼︎」
「いっ!」
「ッターーーーーイ‼︎」
皆さん、何が起こったかわかりますか?
この恐ろしい現象、それは。
『こむら返り』と言います。
これは痛いですね。
しかし慌ててはいけません。
「じゃあどうしたらいいのっ⁉︎」
大丈夫です。落ち着いてください。
私が発見したこの方法を試してください。
つってしまった足のつま先をつかみ、
ふくらはぎを伸ばすように、脛の方へグッと引き寄せます。
いいですか?
「グーーーッと‼︎」
ハイ、治った!
どうです?簡単でしょう(ドヤ)?
「すみません、プロフェッサー・まりも。少々お耳を。」
「誠に申し上げにくいのですが、その手法は既に広く世間に周知されているかと思われます。」
「…マジで?」
「残念ながら。」
…………。
…………それでは本日の講義はこれにて終了です。質問はありませんね?
(プロフェッサー、遠っ!)
えー、本日はプロフェッサー・まりもの研究室より『こむら返りの治し方』を、お送りしました。
残念ながら新発見ではないようですが、猫の皆さん、お役に立てば幸いです。
それでは皆さま、また次回☆
「恥かかされたー!悔しいから、とりあえずかあさんをかじって憂さ晴らし!」