北のはしっこ惑星

北海道LOVEな道産子主婦が、花、自然、飼い猫、写真、その他何でも楽しむブログ

ミズノさんの貰い事故・本編

皆さまにあらかじめご注意申し上げます。

長いです。

忙しい方はおヒマがある時にでも読んでいただけたら嬉しいので、無理をなさらないでくださいね!

ではとうとう本編…

 

の前に(またかよ!)

 

ミズノさんスピンオフに強引に紛れ込ませた『愛犬シリーズ』、ますますカオスになってしまい反省しきりですが、案外反響がありました笑(いつも本記事よりも、脱線したこぼれ話の方が反応が良かったりw)

 

とりわけスピッツについての体験談が多く、

「とにかくキャンキャンうるさかった」

「近所のスピッツに噛みつかれた」

「やっぱり脱走して帰ってこなかった」

「ちっとも利口じゃなかったけどそれなりに可愛かった」

 

これらのお話を聞く限り、「ジョニー」だけが特別荒ぶっていたわけではなく、大体どこのスピッツも似たようなものだったと推測されます。

何が混ざっていたのかわかりませんが、私の人生2匹目の犬、スピッツの雑種であった「リリー」がかなり賢かったのはラッキーだったのかもしれません。

 

あ、スピッツの名誉のために言っておきますが、このような「人間と生活するには不都合」な性質はその後の品種改良により改善され、今は飼いやすい品種になったそうですよ(ネット調べ)!

皆さん、安心してくださいね v(*・∀・*)

ちなみに「ロビンソン」や「チェリー」などのヒット曲で知られる、バンドの『スピッツ』も大好きです♪

 

カオスになって反省はしましたが、やっぱり今回も時々『愛犬シリーズ』 が挟み込まれています。反省しただけw

回顧録なんで許してくださいね。

 

 

では今度こそ【本編】へまいります!

 

*******

あれは私が小学校の5年か6年のお正月、まだ三が日が明けていない時だったと思います。

晦日や元旦はさすがに避けたらしいミズノさんですが、囲碁バカであるミズノさんとじいちゃんは、ミズノさんが早くも年明けの2日、もしくは3日にやってきて囲碁の打ち初めをしていました。

私も当然冬休み期間中で、居間でテレビなんか見ながら時間を潰していました。

 

ヒマだなぁ…_(:3 」∠)_

どっか遊びに行きたいなぁ…_(:3 」∠)_

 

私は一人っ子ではありませんが、年の離れた姉は早めに(ハタチで!)嫁に行ってしまい、こんな時に遊び相手になるような年の近い兄弟姉妹もいないのでつまらないのです。姉がいたとしても私が子どもなので相手にされないw

姉が中学生なら私は2〜3歳、高校生なら5〜6歳。けんかで勝てるワケがないため、しょっちゅう泣かされていた。


f:id:kapibara5168:20190207164550j:image

f:id:kapibara5168:20190207164554j:image

友だちの家へ遊びに行きたくても、三が日くらいまではヨソサマの家庭団欒の邪魔をしないように、と親に言い含められていたのでおとなしく家にいるほかありませんでした。

静かなお正月。

 

と、その時。

 

どんがらがらガッシャーーーン!!!

。。。。。

シーーーン……

……

 

居間の壁と、壁にはめ込みの「バルカンストーブ」で隔てられている隣の祖父母の部屋から、何かが崩れ落ちたような大きな音がしました。

※バルカンストーブはちょっとペチカ風?な周りを囲われたストーブです(実家は下の参考写真とは少し違いますが)。正面側で居間、背面側で祖父母の部屋の両方を暖めることが出来ました。今はもうあまり使われていないと思います。

f:id:kapibara5168:20190131144020j:image

岡本油機 バルカン・ストーブ・ボイラー・修理 札幌

慌てて祖父母の部屋に行ってみると。

 

部屋の真ん中にはいつも通り足付きの高さのある囲碁盤が置いてあり、じいちゃんは向かって右側、ミズノさんは左の仏壇側の定位置。

じいちゃんは何故か胡座をかいたままの姿勢で腰を45°くらいに曲げ、背中にはタンスを背負った形で固まっています。

 

周囲には、倒れたタンスの衝撃で飛び出した小引き出しや中のもの、タンスのてっぺんに置いてあった神棚、白い碁石・黒い碁石、湯呑みやお茶菓子など、あれこれが散乱して、部屋の中はひどいありさまになっています。

爆弾でも落ちたのかな?

 

状況から、

背後のタンスが囲碁を打っているじいちゃんめがけて倒れた

ということはわかりました。

しかし幸い、じいちゃん・ミズノさん・ばあちゃんの3人は無事なようです。

 

目の前ギリギリに倒れてきたタンスと、それを背負っているじいちゃんの正面で腰でも抜かしたように、座ったまま散乱したものを忙しなく拾い集めるミズノさん。

じいちゃんは何故かタンスを背中で受け止めた45°の角度で、散らばった碁石を何かブツブツ言いながら盤上の元の場所に戻そうとしています。

崩れた…と小さな声で言っていたような気がします。

まるで背中にタンスが乗っていることなんぞ、知ったこっちゃないという風情で碁石を並べ直すじいちゃん。

シュール。

これは人が想定外の事態に陥った時に、パニックになるまいと平常心を保とうとする行動ではないかと、私はニラんだのですがどうでしょうか( ・`ω・´)キリッ?

 

我が家の愛犬シリーズ「チビ太(♂)」

シーズー。黒猫のくろこちゃんが彼女。ラブラブで舐め倒すのでくろこちゃんはハゲに悩まされていた。しかし去勢された途端、♂としての本能が消失。急に彼女に対する興味を失って、くろこちゃんはひどく傷ついていた。動物ってホルモンに支配されているんだなと実感した出来事。


f:id:kapibara5168:20190207165501j:image

f:id:kapibara5168:20190207165507j:image

 

いや、それはともかく。

まずはじいちゃんが背中に背負っている、けっこうな重さのタンスをみんなで立て直し、吹っ飛んだ引き出しや中身、ぐちゃぐちゃになった神棚を片付けながら「いったい何が起きたのか?」と事情を聞きました。

 

えーと。

 

犯人であるばあちゃんは、じいちゃんの背後にあるタンスの上の神棚に用事があったようです。

しかしばあちゃんは背が低い。

多分150cmないくらい。

そこでばあちゃん考えた。

ピコーン!!

 

何となく、どんな方法を考えついたかわかった方もいらっしゃると思います。

幼少時、まだちょっとオツムが頼りない頃の私(^ρ^)も考えついた方法です。

 

タンスは上部1/3くらいが観音開きの扉がついていて、すぐその下は小さめの引き出しがいくつかと、半分から下は横幅いっぱいの大きい引き出しが何段かある作りになっています。

もうわかりましたね。

ばあちゃんはその引き出しの何段かを引っ張り出し、足をかけられるようにしました。

これでてっぺんの神棚に手が届く。

ナイスアイディーア(°▽°)!

 

そして階段を上るように、

一段、グッ

二段、ググッ

やがてばあちゃんの重みで重心のバランスが保てなくなったタンスが囲碁を打つじいちゃんめがけ、タンスにつかまるばあちゃんごと倒れかかった。

どんがらがっしゃん!

そして多分、背中でタンスとばあちゃんを受け止めた形で固まっているじいちゃんをつっかえ棒にして、ばあちゃんはタンスから逃れた。

 

これがばあちゃんが語った事の顛末です。

当然、

「どうしてそんなわかりきったバカなことしたの(#・∀・)!?」

と、ばあちゃんは正月早々、母から大目玉を食らうこととなりました。

過去、もっと小さい時に同じことを思いついて実験し、「これはいけない」ということに気づいていた私ですが、さすがにそんなことを実行する大人がいるとは思いませんでした。

まだボケているとかは全然ありませんでしたし。

「子どもかよ!」

と、子どもの私が思った記憶。

じいちゃんの真後ろにあるタンスにそんなことをしたら、どうなるかわかりそうなもの…

 

…あっ?

ばあちゃんの顔。

( ̄ヘ ̄)

これは反省していない顔です。ゴメンネ言わないし!

 

もしやこれは。

(相性の悪い)じいちゃんと、(図々しい)ミズノさんへの

み、

未必の故意が((((;゚Д゚))))!?

 

・・・まぁそれはないと思いますけれど。

多分。

 

我が家の愛犬シリーズ「キンちゃん(♀)」

シベリアン・ハスキー。しかしあまりそれらしい外見をしていないため、いつも「なんて種類の犬(・∀・)?」と聞かれる。子犬といってもやたら大きかったし、頼んでもいないのに大幅に値引きしてくれたところからみると売れ残りだったと思われる。近くに置いてあった自転車のサドル、車に乗せていたら目を離したスキにダッシュボードを食い散らかした。

f:id:kapibara5168:20190207170909j:image

 

そうそう。

とばっちりのミズノさんですがその後囲碁は再開されたか記憶にはなく、位置的に神棚の直撃を受けたであろう顔に1枚、絆創膏を貼って帰っていきました。

 

今も脳裏に、祖父母の部屋のドアを開けた時の囲碁盤を挟んで向かい合っていた2人の爺さんの姿が鮮明に蘇ります。

メチャクチャになった部屋の中、タンスを背負ったまま無表情に碁石を並べ直すじいちゃんと、誰よりも狼狽していたミズノさん。

ミズノさんの丸いメガネがナナメにズレていたような気がしますが、それは私の脳ミソが勝手に面白おかしく脚色したのかもしれません。

 

それにしても、よその爺さんに大ケガをさせなくて本当に良かった。

じいちゃん自身も、倒れてきたタンスにばあちゃんが張り付いていたせいか、どこかを強打するということもありませんでしたので、不幸中の幸いでした。

めでたしめでたし♪

 

ミズノさんに関する思い出はこんなところで、あくまでも脇役ですので、ミズノさんの血湧き肉躍る冒険活劇を期待なさっていた方が万が一いらっしゃれば、誠にあいすみません(。-人-。) ゴメンネ

 

番外編・よそんちの愛犬「エス(♂)」

子どもの頃、家族ぐるみで仲良しだったおうちの犬、ミニチュア・ピンシャー。超元気でジャンプ力がすごい。しかし常に落ち着きがなくソワソワしている。ここの家のお父さんと性格がそっくりだとよくおばさんがこぼしていた。


f:id:kapibara5168:20190207174213j:image

f:id:kapibara5168:20190207174217j:image

 

さて、今日も4000字を超えてしまいました。

 

本当は更にこのあと、前回少々触れた

『ばあちゃんが入院に至ったやらかし』

を書き始めたのですが、このままではどう考えても6000字を超えることになりそうな気配でしたので、今回は断念いたします。

「もうねぇ、迷惑」

f:id:kapibara5168:20190207175033j:image

「オバチャンの昔話なんて、長々聞きたいモンじゃないのよ?」

私もそう自戒したのですが、この冬の間にまた書くかもしれません(反省をしないのは祖母似?)。

 

ですので今日はこれまで。

 

ミズノさんスピンオフと言いながら、ほぼ祖母の話でした。

最後まで読んでいただいた皆さま、ありがとうございます。

また次回、よろしくお願いいたします( ´ ▽ ` )☆