フィギュアスケート世界選手権を観戦したお話(今頃)①
皆さま、こんにちは。
埼玉での疲れが抜けるのが思いのほか遅くて戸惑っていたトビーです。
まぁオバサンなんで仕方ないですね!
「やーいやーい、オバサン!」(ウルサイぞ)
大幅に周回遅れとなりますが、前回に引き続き、さいたまスーパーアリーナで3/20〜24に行われた『世界フィギュアスケート選手権2019』を観戦した感想や、旅のドタバタ(基本こちらがメイン)などを書いてみたいと思います。
フィギュアスケートそのものについては知識の浅い私がアレコレ言うのも…(-_-)と、あまり突っ込み過ぎないように書くつもりでいましたが、仲良くしてくださっているブロガーさん数名から、
「トビーさんなりの観戦記、楽しみにしていますね♪」
といったようなお声をいくつかいただきましたので、予定より少しだけ頑張って書いてみようかなぁ、などと考えております。
あ、小難しいことは書けませんよ?
前回言いましたように、採点競技というものは非常にややこしく、不透明な部分を持っています。
球技や陸上競技のように、誰が見ても明確な勝ち負けの基準がわかりにくい。
他の採点競技のことはよくわかりませんが、フィギュアスケートについては近年様々な議論が玄人・素人入り乱れて交わされています。
特に今季は大幅なルールの改定が行われており、選手側もそれに対応するべく苦心しているさまが見て取れました。
しかしながら、そのルールが言葉通りにキチンと公平に運用されていたか?と言えば、首を傾げざるを得ない場面も多々あったのです。
このあたりの話は、普通にフィギュアスケートを楽しむ方にとっては何のこっちゃ?な話になりますので割愛しますが、どうしてなかなか、エグいことがあったりもするわけです。
今回も、ただ楽しんできたとは言いつつも、そう割り切れない場面があったりもして。
あまり面倒なことを言いたくないのですが、既にメンドクサイことを言っていますね笑
ああもう。
こうなりゃ見切り発車だ
ハイ、白線の内側まで下がって下がって〜。
発車しまぁす!!
あとは野となれ山となれ(°▽°)!!
当時のメモなどは一切とっていませんので記憶頼り、時系列などは各メディアなどで確認しつつ、無計画に書き始めてみますね♪
何とぞよろしくお願いいたします。
ちなみに5000字近くありますので、お時間のある時にでもw
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私とKちゃんは、世界フィギュア全5日間の日程のうち、初日を除く21〜24日の4日間を観戦しました。
出発は20日夕方、準備期間は何ヶ月もあったはずなのに、直前までバタバタのいつもの自分に苦笑しつつ旭川空港へ。
北海道限定リボンナポリンのリボンちゃんと、旭山動物園の動物たち、旭川の公式キャラクターのあさっぴーに見送られ、
ええ、地元民なんですぐ帰ってきますw
まだ雪の残る大地にしばしのサヨナラ。
本州の空。
おお。。。当たり前だけど雪がない!
着陸の瞬間にシャッター切ったのだけど、けっこうな衝撃が
ホテルまでは空港からのリムジンバスに乗る予定でしたが、少々発車まで時間があったので、
「無事に着いたことだし、とりあえずビールいきますか!」
と空港内で夕食を兼ねて一杯。
「これから移動するんだし、中ジョッキにしておくか…」
などと控えめ注文してみたものの、バスの乗車時刻のかなり前に飲み干してしまい、日本酒を追加。
かえって控えてないという結果に。
最初から大ジョッキにしとけば良かったやん…(゚∀゚)
スマホで現在進行中の女子SP(ショートプログラム)をチェックしたり、今後のスケジュールなどを確認しつつ、アルコールを摂取していきます。
バスに乗ってからもライブストリーミングを音消しで見ていたのですが、
坂本花織選手の素晴らしい演技に脳内スタオベ、宮原知子選手の丁寧で美しい演技に胸を熱くし、紀平梨花選手の3A抜け(1Aになると点数が0)に、「うう…ノーカン(;'A`)」
と、静かな車内で天を仰ぐ。
そして時々、どこまで行っても途切れない高層ビル群を窓から眺めては、
「東京砂漠」
という古い歌が頭に流れるのでした(コンクリートジャングルという言葉も笑)。
あ、参考までに
ロシアのアリーナ・ザギトワ選手のパーフェクトな演技で女子SPが終わる頃に、渋滞で遅れたバスはようやく宿泊先の、東京のはしっこのホテルに着きました。
実はこのホテルには九州在住のスケ友さんのNさんも宿を取っていて、20日のペアSPと女子シングルSPを観戦して帰ってきた彼女と久々に再会することが出来ました。
Nさんは私よりも10歳ほど年上ですが、非常にパワフルでフィギュアにも詳しく、私などとても敵いません。
去年、足首を骨折してしまい今回も、
「ボルト入ってるのよー!ここから下が曲がらないし!そして昨日から寝てないの!徹夜でヘトヘトなのに、新都心駅が激混みで、もうボロボロ(`ε´*)!」
と、杖をつきながらもとっても元気そうです。
話は尽きませんが日付も変わりそうなので翌日21日、再会を祝して一杯やりましょう♪と約束をして、各自部屋に引き取りました。
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3/21木曜日。
昼と夜のぶんの軽食(おにぎりなど)を調達し、同じく観戦する横浜の姉夫婦と午前10時にさいたまスーパーアリーナAゲート前で合流して座席につきました。
会場は約18,000人を収容、人が多すぎて御手洗いさえままならないので、可能な限り動かない決意です(`・ω・´)
※実際、御手洗いは館内よりも数百メートル離れた別の建物に走った方が早かった
なんか後光がw
21日の試合は、ペアのフリーと男子SP。
普段の地上波では概ね男子シングルと女子シングル(のダイジェストのようなもの)を放送していますが、試合自体はペア・アイスダンスを含め午前中から夜まで長時間やっています。
そして試合の他にも並行して各種目の公式練習も行われており、熱心な人は早朝からそれを見に行ったり(有料)、時には試合よりも別リンクで行われている練習を見るという方も。
私たちは試合観戦のみですが、コアなファンの方々のバイタリティはスゴイです。
ペアも面白かったのですが、とりあえずそちらは置いておくとして(ごめんなさい)、このために遠路はるばるやって来たと言っても過言ではない男子シングルの感想などを。
男子ショートは15:55〜、この日の会場内はずいぶん暖かく汗ばむほどで、あまり氷のコンディションが良くなかったようです。
しかし選手たちはそれに合わせて戦わなくてはならないのがツライところ、私たちはただ応援するしかありません。
35人が出場し、フリーへ進めるのは24位まで。
有名選手から、小国のまだあまり知名度のない選手までが6グループに別れてシーズン最後の大一番に挑みます。
この記事では、会場で見て個人的に印象に残った選手や演技を、ちょっとだけ抜き出してみたいと思いますが、
個人の趣味丸出しだったりしますので、生暖かい目で見ていただけると幸いです。
※後日放送された試合の完全版の録画も持っているのですが、そちらはまだちゃんと見ていませんので、あくまで当日感じた感想です( ̄∇ ̄)
※写真はネットからお借りしていますが、衣装は今回と関係ないものがありますので何とぞ
まずは左から、イタリアのマッテオ・リッツォ選手。
予想以上の(失礼^^;)素敵な演技!
最近頭角を現してきた選手ですが、演技が進むにつれ、
「おや?これは…」
といった感じに空気が変わり、会場が引き込まれていくのがわかりました。
観客の集中度が増していく、そんな感じだったでしょうか。
ノーブルな衣装と演技がヨーロッパの選手らしく優雅で、先日引退したスペインのハビエル・フェルナンデス選手の跡を継いでくれたらなぁ、なんて思ってしまいました。
フェルナンデス選手が抜けた穴は大きく、今のヨーロッパに飛び抜けた選手が不在なので、是非頑張って欲しいです!
中央、まだ16歳のアゼルバイジャンのウラジミール・リトヴィンツェフ選手も、会場が盛り上がりました。
4回転トゥループや3Aも美しく決まりノーミス。
初々しい若い選手の会心の演技は、見ている観客も嬉しいものですね♪
拍手喝采でした。
しかし味のあるベテラン選手も忘れてはいけません(・`ω´・ ●)キッ
一番右は31歳のベテラン、イスラエルのアレクセイ・ビチェンコ選手。
スケートファンにはとても人気のある選手です。
年齢が上がるにしたがって、技術や人気も増してきた晩成型。
お茶目で優しい人柄が垣間見えます。
ええ、私も大好きです。
出て来た時から観客は大喜び。
ノーミスとはいきませんでしたが、ファンとしては引退を思いとどまって現役を続けてくれていることに感謝しかありません。
男子SPの結果は、1位がネイサン・チェン選手、2位がジェイソン・ブラウン選手、3位が羽生結弦選手でした。
※こちらもネットより拝借
4回転ジャンプの申し子のようなネイサン・チェン選手がノーミスだったので1位は当然でしたが(しかも4回転フリップの予定を、より配点の高い4回転ルッツに変えてきた)、超美麗な演技だったとはいえ、4回転のないジェイソン・ブラウン選手が96点を超えてきたのは驚きでした。
ため息の出るような素敵な演技で観客は総立ちでしたが、点数が出た時は私も含め、拍手と共に多くの観客から思わず、
「マジすか!?」
みたいな、ふぉー⤴︎Σ(・д・ノ)ノ!?という驚きの声が。
新採点とはこういうものか、と思った瞬間でした。
4ヶ月ぶりの試合である羽生選手の登場は大変な盛り上がりでした。
得意であるはずの、冒頭の4回転サルコウが2回転に抜けた時には、会場の観客の心臓が止まったのがわかりましたが(2回転だとノーカンになります)、そのあとの演技はそれは
美しく素晴らしいもの
でした。
ジャンプ以外の要素や質、技と技の繋ぎの濃さなど、わかりにくいところも決して手を抜かないのが羽生選手です。
完璧に滑りたかった羽生選手の悔しさが痛いほど伝わりますが、大きな歓声と拍手が、会場に足を運んだ人々の気持ちを充分過ぎるほどに表していました。
21時に競技が終わり、人でごった返す駅から何とかホテルに帰り着き、席が会場の出入り口から遠くて脱出に時間のかかった九州のNさんが帰ってくるのを待って22時過ぎ、近くの居酒屋へ。
同じホテルにNさんのスケ友さんも滞在しているとのことで、その方も呼び出して北海道民2人&九州民2人が関東の居酒屋で杯を酌み交わす、という運びとなりました。
前日、空港で頼んだビールが中ジョッキで後悔したのでキチンと大ジョッキを注文
彼女たちは熱心なファンで試合以外の情報もたくさん持っているので、情報を追えていない私たちは、ほうほうと話を聞きながら、あっという間に夜は更けていきました。
前日もこの日も結局眠りについたのは午前3時過ぎ、実は翌22日も試合後にどこかで食事とお酒を、という約束をしたので、早くも
耐久レースの様相
を呈してまいりました。
果たして大丈夫でしょうか(°▽°)
さあ、既に4000字をはるかに超えています。
そろそろ書く方も読む方もしんどくなってきた頃合いと思いますので、残りは次回といたしましょう。
観戦記としても旅行記としても、甚だ中途半端でダラダラ長く申し訳ないのですが、最後まで読んでいただけました皆さまに感謝いたします(人´口`)
次回分はなるべく早く書いて、話を回収したいと思っておりますので、何とぞよろしくお願いいたします☆
「話が長くて起きてられませんわぁ」
(ごめんね、アザラシちゃん!)