北のはしっこ惑星

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『陽殖園 』—日本一変(わ)っている花園— へ行ってきました:前編

先日、前前前回(『君の名は。』感)の記事内にチラリと書いた『陽殖園』という、北海道滝上町の庭園へ出かけてまいりました!

タイトルの、

日本一変(わ)っている花園

は、こちらの庭園のキャッチフレーズ?のようです。

インパクトがありますね!

決してワタクシが勝手に書いているのではありません( ̄▽ ̄)

入り口の少し手前に設置された案内看板


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私が『陽殖園』の存在を知ったのは庭いじりを始めた10年以上前、熱心に読んでいた『MyLoFE(まいろふぇ)』という、北海道に特化したガーデニング本の紹介記事だったと記憶しています。

たしかに変わってる!

でもすごく面白い!

北海道の暮らしをピックアップした『スロウ』という雑誌のガーデン特集(2010年)でも巻頭を飾っており、これは今も大事にとってあります。

左の『MyLoFE』は去年のもの。表紙はどちらも陽殖園

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北海道には個人から大規模な観光ガーデンまで大小さまざまな魅力的なガーデンがありますが、この『陽殖園』さんはひときわ個性的な庭園として、ガーデニング好きには知る人ぞ知る存在です。

園主の高橋武市さんがわずか14歳で「花で生きていこう」と決心し、77歳になった現在に至るまでたった一人で作り続ける『花園』

滝上町の公式サイトに『養殖園』の成り立ちが紹介されています↓

昨今のガーデニングブームの遥か前より、独自のやり方で自然と共生しながら作り続けてきた庭園の広さは、

約8万平方メートル、園路は約5km

この広大な敷地の園芸作業はもちろん、土木作業もご自分でされているそうです。

 

えーっと、実際見たことがないので全くピンと来ないのですが、大きさの比較対象としてよく出される東京ドームの広さを検索してみました。

ウィキペディアよりお借りしました

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ググッと!

 

ほうほう。

46,755平方メートルなんですね、東京ドーム(余談ですが札幌ドームは55,168平方メートル)。

広さの実感がわきませんが倍近いではありませんか、『陽殖園』さんの敷地は!

その広さの庭園をただ一人で維持・管理し、更には現在も作り続けているだなんて、小さい庭をいじるだけでヒィヒィ言っている私には想像すらつきません。

そんな超人の方が作っている庭園をいつか見てみたいと思い10年超、とうとう行動に移す時がやってきました。

常に何かしらの花が咲くように考えられた庭園ですので、オープン期間中はいつ行っても良いのですが、やはり北海道で一番気持ちの良い花の季節は7月。

まずはこの時期に尋ねてみようと。

 

*******

日曜日、早朝6時出発。

朝靄が濃い

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旭川紋別自動車道・愛別ICから浮島ICまでの無料区間を利用して2時間強。

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この道の途中エゾシカに遭うf:id:kapibara5168:20190710144747j:image

目印の看板から緑生い茂る緩やかな坂道を進み、8時過ぎに門の前に到着しました。

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『陽殖園』の開園時間は10時〜17時(入園は14:30まで)なので、そこまで早く来ずとも入園することは出来ます。

 

この時間に来た理由。

それは日曜日の朝のみ行われる、園主・高橋武市さんのガイドツアーに参加するためです。(※日曜ガイドツアーは個人客のみ、団体客は平日に予約制となっているようです)

希望者は8:20までに集合し、受付のあと8:30から開園時間の10時までの1時間半を、高橋さん自らの案内で園内を廻ることが出来ます。

朝露に濡れたクモの巣にさえ期待感を煽られる笑

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まだ誰も来ていない中、駐車場際の植物を見たり注意書きの看板などを確認していると、ポツリポツリと個人やホテルからの送迎の車がやって来ました。

「おはようございまーす!」

やって来た方々にこちらから声掛けして場を温めて(笑)おきます。

これから1時間半、共にこの山を歩く同好の士ですからね!

この日は総勢8名。

本州からの方が2名、道内からは6名(うち2名がリピーター)が参加です。

 

時間になり、高橋武市さんが出て来て門を開けてくれました。

ベージュカーキの帽子に首には豆絞りの手ぬぐいの、朗らかで快活な雰囲気のオジサマです。

まずは受付、名前やどこから来たかなどをノートに記入します。

※以下、高橋さんのお話として「」付きの台詞やその他エピソードが時折入ります。なるべく忠実に書き起こしたつもりですが、メモや録音などはしていないため、仰ったそのままの言葉ではないことをお断りしておきます

 

高橋さんはノートを見ながら、

「今日は道内の人が多いね!いつもは本州からの人が多いから、やっと少しは北海道の人にも知られたかな?」

とニッコリ。

いただいた園内見取り図。これがないと迷子になってしまう!

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熊よけ用?鈴を通したベルト。野生動物よけのためと思われますが、人数把握のためという説(『スロウ』より)もあり。


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高橋さん曰く、なるべく園内の自然のままの音を聴いてほしい、ということで全員がチリンチリンさせると騒がし過ぎるため、数人が鈴を身につけていざ出発です。※ちなみに、まだ一度も野生動物の事故はないそうです。

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受付横にある卯の花(ウツギ)を手に取り、もう終わりかけだけれどね、と言いながら説明してくれます。

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園内いたるところに卯の花があり、

「ほら、微妙に色が違うでしょ?そういうのいっぱいあるけど、見分けつくかなー?オレはつくけども笑」

 

ニコニコと笑い、ダジャレが大好きな(たくさん聞いたんですけどね^^;メモってないんで忘れました)高橋さんのガイドツアーの始まりです。

受付小屋横の通路を抜けると、正面に用水池。

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向こう岸にはヤナギランのピンクと白、エゾクガイソウルピナスアメリカセンノウ(リクニス・カルセドニカ)の花が咲いているのが見えます。

大きなフキの葉っぱも。

ヤナギランは時折見かける野草ですが、背が高く花も大きいので見応えがあります。

ところどころに群生するヤナギラン

f:id:kapibara5168:20190711171922j:imageホザキシモツケバイカウツギ


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ピンクのレースフラワーと木に絡む野ばら


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どこもかしこもシーズンを通じて花が咲くよう計算し、野山の花・園芸種を取り混ぜて植え込まれています。

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そして歩き始めて最初の、私たちが行った時期の大きな見どころとなる場所に着きました。

エゾクガイソウの群生です。

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斜面いっぱいの個性的なフォルムのエゾクガイソウの長い花穂が、天に向かってニョキニョキと。

基本の紫に、白とピンク。

紫の花は他のガーデンでも植栽されていたり、ちょっとイナカの方、時には普通の空き地に咲いていることもあります。

昔、我が家の近所の空き地にも生えていたのですが、いつしか刈り取られてしまいました( ;∀;)残しといて欲しかったけど、興味のない人にはただの変わった雑草なんだろうな…

白も珍しいなと思ったのですが、ピンクのエゾクガイソウは、高橋さんが品種改良したものだそう。

通りで他で見たことがない。。。

ちなみに、今このエゾクガイソウの場所は、春には一面のスイセンの群生だそうです。

 

同じ場所にいくつもの植物を植え込み、季節によりガラリと変える姿は、自然に見えて緻密に計算されています。

ピンクの卯の花の可愛らしさといったら!

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今でこそ園芸テクニックとしてそういった指南をしてくれる本などがありますが、まだ日本でガーデニングなどという概念が希薄だった頃にですよ?

誰に習うのでもなく独自の考えでそれを実践していた人がいたなんて。

このような方をパイオニアと言うのだなと実感しました。

写真を撮りやすいように枝を引き寄せてくれたり…ありがとうございます!薄くピンクがかった卯の花も可愛い

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歩きながら花々の説明をし、時々立ち止まってはその場所を切り拓いたときのことなどをお話してくれます。

 

『陽殖園』を作ろうと思い立ったいきさつは、本やTVでも明らかにされていますが、ご本人の口からも聞くことが出来ました。

 

農家の長男に生まれた高橋さんは子どもの頃から水汲みや野菜売りなど、家業の手伝いをされていました。

「オレは長男だからさ、いくら子どもだっていったって一番年上なの。母親が水汲みしてたけど、赤ん坊産んだら動けないでしょ?だからオレが水汲みをしたんだよ」

子どもの時に水汲みに通った下り坂。写真で見るより斜度があります。

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今は役目を終え、静かに水をたたえるかつての井戸

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「町に野菜を売りに行くの。家で作ってる野菜から、形のいいのを選んでね。

で、ある日家のレンゲツツジの枝を3本、野菜の籠に挿して歩いてみたら、それが背中にしょってる野菜全部より高く売れて。

花って高く売れるんだなぁって。

で、その時オレは、花で生きていこうって思ったのよ。」

 

それが、高橋さんが中学2年の14歳の時。

それから自宅の周りに少しずつ花を植え続け64年、紆余曲折の末、現在の『陽殖園』の姿となりました。

赤いナデシコで吸蜜する蝶。んー、エゾシロチョウ(レタラ-マレウレウ)に似てるけど、少し黄色いですねぇ?

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…さて。

やはりというかなんというか。

最初は何とか一回の記事に収めたいと思っていたのですが、

やっぱり無理。

私の記事をまとめる力量不足もありますが、『陽殖園』さんのお話を一度でサラリと書き終えるのはあまりにもったいない。

ということで、すみません!

次回に続きます!!

 

我が家の庭もいろいろと咲いてきましたので、もしかすると一度、我が家の庭の回を挟むかもしれません。

グウタラな私のこと故、その時になってみないとわかりませんが、

「トビーさんのいつものこと」

としてお許し願えたらと(‐人‐)

「グウタラが基本なのがそもそも問題」

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まあね…

 

『陽殖園』さんのことは、写真と記憶をキッチリ照らし合わせて書かないといけませんからね。

しっかり頭を働かせて書こうと思っておりますので、何とぞ次回もよろしくお願いいたします!

あ。

前前前回の記事の中に、園主・高橋武市さんの本の商品ページを貼ったのですが今現在、新品の本を定価で手に入れようとすると難しいようです。

中古本が定価の何倍もの値段で売られておりました💦

もし興味があって買おうと思った方がいらっしゃいましたら、お詫び申し上げます。何を隠そう、私も持ってないのですw

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それでは皆さま、また次回に♪

 

バラと宿根草とクラフトビールと

北国の短い夏に、今年もバラの季節がやって来ました。

シャルロット・オースチン

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去年はバラの時期が雨続きで、何だかなぁと残念に思っていたのですが、やっぱり雨に濡れたバラは綺麗です。

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名無しのミニバラ

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こんもりとしたコンパクトな樹形にたくさんの小花が可愛い。

クイーン・オブ・スウェーデン
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咲き始めはアプリコットがかったピンクから。

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徐々にアプリコットが薄れてベビーピンクに変化します。

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もともと大輪タイプではないのですが、私が摘蕾せず(←めんどくさがり)、本人たちが咲きたいだけ咲かせてしまうので、ひとつひとつは小さめです。

ニコール

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一番の古株さんで、私の手荒な手入れにも負けず繰り返し花をつけてくれる丈夫な子ですが、長年のムリがたたったのか春先に太い枝が何本もダメになってしまいました。

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本当は咲かせずに養生させてあげた方が良かったんでしょうね。

咲かせちゃいましたけど。

すっかり背丈が小さくなってしまいましたが、頑張り屋のニコール姐さんです。

アプリコット・キャンディ

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我が家に来て2回目の夏、しっかり根付いてくれました。

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やっぱり素敵な花色。

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花の終わりかけ、シベが見えてきたくらいが実は好きです。

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去年、植え場所の都合からシャクヤク・ソルベットの隣に入ってもらいましたが、やっぱり色の相性がよくありません。

そのため何か緩衝地帯になる植物はないかと考えて、今年の花フェスタで手に入れた宿根ベロニカのシャーロッテ(80〜100cm)を間に植えてみました。

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ソルベットもアプリコット・キャンディもそこそこ背が高いので、うまく緩衝地帯になれるほどの背丈になるかはわかりませんが、白い花穂にクリームの斑入りの葉っぱが爽やかで良い感じです。

たくさん増えますように〜!

 

あとは開花中の宿根草たちを少々。

サルビア・ネモローサ

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買った時についていた名札は、このあとに続く詳しい品種名がなかったと思うのですが、ちょっと調べた感じだと、サルビアネモローサ〝ニューメディションローズ〟」かな?と。

バラのアプリコット・キャンディの下草になっています。

 

カンパニュラ・パーシフォリア・グランディフローラ
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去年は隣の黄色いバラ、シャルロット・オースチンとバッチリ同時期に咲いてくれたのですが、今年はちょっと早めに咲いてしまい、最盛期同士の取り合わせになりませんでした。

ベロニカ・ピンクダマスク
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蝶や蜂に人気があります。

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ゲラニウム・ブラックビューティ
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オダマキブルースター
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針葉樹のプンゲンストウヒ周りの植物はあまり育ちが良くありません。

やっと咲いた感じです。

オダマキは零れ種でぽこぽこ増えることが多いので、それを期待して植えましたが何ともひ弱ですね( ̄ε ̄)

 

ハニーサックル(ロニセラ・ヘクロッティ)

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ツル性で、アーチなどに絡めればけっこうな高さになりますが、植え場所が屋根雪が落ちる場所にかかっているので我が家では小さめに仕立てています。

花後に透明感のある赤い実がなりますが有毒です。

マロウ(ウスベニアオイ)

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花は青い色のハーブティーになることで有名です。

ただ、この株は小さいのでお茶用には使っていません。

実はかなり前に植えたマロウがビックリするくらい巨大になってしまい(180cm超え)、それがポストや玄関、他の植物の邪魔をするようになったため処分してしまいました。

その後何年たっても零れ種で出て来るので、毎年ほとんどを小さいうちに抜いてしまうのですが、今年は気まぐれにふたつほど株を残してみたのです。

うん、やっぱり花は可愛いですね。

 

おや。

マロウに可愛らしいお客さんが。

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ヒメシジミの♂です。とても小さい蝶ですが翅の色が何とも美しい。

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今のところのお気に入りは、マロウとアストランティア・ローマのようです。

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高そうなブルーのモフモフのお召し物。

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黒目がちなお顔は、高貴な超美人。

♂だけど。

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どうぞご存分に、心ゆくまでお召し上がりくださいませ!

 

*******

 

さて、ここからは前回にチラリと触れた、はてなブロガーさんとのオフ会、というかサシ飲みのことなどを。

 

その方は私にとって、

写真の神さま (‐人‐)ナムナム

と言って差し支えない、id:tatsumo77さんです。

tatsumo77さん記事にも今回のサシ飲みについて触れていただきました♪

今回tatsumo77さんは奥さまと赤ちゃんを連れて、学生時代と数年の勤務期間を過ごした北海道にご旅行にいらしたのです。

写真撮影や家族サービス、北海道時代の懐かしい方々との再会などのイベント満載の超過密スケジュールの中、大変恐縮だったのですが、

「ちょいと一杯♪」

ネジ込んでいただきました!

顔も知らないオバチャンとのサシ飲みを許していただいた奥さまにも、この場を借りて感謝いたします<(_ _)>!

 

tatsumo77さんは、約2年前にブログを立ち上げて間もない頃のこの記事に☆をいただいたのがお名前を存じ上げるキッカケだったと思います。

north-hashikko.hatenablog.com

今見ると、

写真、暗っ!!

iPhone5で張り切って写真を撮っていた頃ですね。

「こんなにカメラが上手な人に見てもらえたなんて!」

と、恥ずかしくも嬉しかった記憶があります。

私が一眼レフを買い、カメラ教室に通ったのも間違いなくtatsumo77さんの影響です(〃∀〃)ゞ

 

※これはtatsumo77さんのカッチョエエ「レーザービーム」写真に憧れた私が、初心者の分際でカメラ教室の授業中にレーザービームに挑戦し、撃沈した恥ずかしい記録です↓

north-hashikko.hatenablog.com

そんなtatsumo77さんとお会いするべく6月某日、札幌に行ってまいりました。

 

久しぶりに札幌の街中もブラブラして楽しもうっと♪

 

そう思って早めに高速バスに乗ったのはいいのですが、普段は終点のJR札幌駅まで乗るところを、ひとつ手前の待ち合わせ場所に近い停留所で降りたのが運の尽き。

持ち前の方向音痴が発動して、地下鉄大通り駅へなかなか辿り着けず何故か二条市場へ流れ着いてしまいました。

ワタクシ、昔ではありますが4年間札幌に住んでいて、そのうちの2年間はこの大通り付近に毎日出勤していたんですがねぇ。

これは一体どういうワケでしょうか(꒪Д꒪)

 

『そういや、住んでた頃に二条市場へ来たことなかったな…何でだろ』

と、今どうでもいいノスタルジーに浸っていると、さっきから違和感のあった足、というか素足でサンダルを履いていた足の裏が猛烈に痛い。

うん、痛いぞ。

けっこうな靴擦れを自覚。

しかし誰も助けてはくれないので、心でヒィヒィ、外面は澄まして歩き続け、何とか大通り駅に繋がる地下街への入り口を見つけることが出来ました。

 

入った蕎麦屋で、ドラッグストアで買った絆創膏を3枚、破れた水ぶくれに

オラァッ(;゚皿゚)ノ!!!

と叩きつけてようやく泣き止む(嘘)

新しくもないサンダルなんですけどねぇ(=_=) 普段あんまり歩かないから…?

 

もう歩く気が削がれてしまったので軽く蕎麦を啜りつつ時間を潰し、いざ待ち合わせ場所へ!

ススキノなんぞ何十年ぶりかしら

ニッカ大看板の下から

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洞爺湖から帰ったばかりの疲れた身体で大急ぎでやって来てくれたのは、

『Circulation - Camera』

の理知的でお優しい印象そのままのtatsumo77さんでした。

カメラだけでなく、クラフトビールマニアでもあるtatsumo77さん

クラフトビールを飲めるお店で、初対面の乾杯!

普段はビールもどきを飲んでばかりのバカ舌の私ですので、銘柄のチョイスは全面的にお任せしました。

メニューを撮ろうとすると撮りやすいようにすかさずフォローしてくれる気の利くtatsumo77さん

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ブログでは2年近くブクマなどでお付き合いがあるとはいえ初顔合わせでいきなりのサシ飲み、内心かなり緊張していましたが、タブレットの中のお写真を見せていただいたり、画面越しではなかなか出来ないお話などをしているうちに、楽しい時間はあっという間に過ぎていきました。

いただいたクラフトビールは3種類。

1杯目  「空知エール」 滝川クラフトビール工房、regularサイズ

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アテはポテトサラダと厚切りベーコン&ソーセージ

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2杯目  「山椒エール」 世嬉の一酒造、regularサイズ

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3杯目  「ホワイトエール向日葵」 ニセコビール、smallサイズ

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飲みやすいのを選んでいただいて、どれも美味しゅうございました♪

クラフトビールの味を説明する術を持たないので、そこはご勘弁を…^^;

旅行で荷物もたくさんあったでしょうに、お土産まで用意してきてくださいました


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tatsumo77さん、お忙しい中お時間を作っていただき、本当にありがとうございました!

「旅行で来てくれた方にそんなに気を遣わせて」

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ああ、のんたん。

耳が痛いよ。

「ちゃんと反省して?」

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まりちゃん。

どうしてか、キミには言われたくないんだな。

 

 

花の季節がやってきた

今日はとっても寒かったのよ

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昼間は13℃、とっぷり日が暮れた今は10℃しかないの
f:id:kapibara5168:20190617142953j:imageちょっと前までは北海道の魅惑の謎味飲料、リボンナポリンを美味しく飲んでたのに、今日はあったかいお茶が恋しいわ
f:id:kapibara5168:20190617142957j:imageあ、もちろんちゅーるは寒くても暑くても美味しくいただきます♪f:id:kapibara5168:20190617143806j:image

でも、少し前まではホントに気持ちいいカラッとした夏の日が続いてたからf:id:kapibara5168:20190617144607j:image

庭の花がどんどん咲き始めてきたのよ!
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北海道の花の季節は、咲き始めるとウサイン・ボルト元選手並みに猛ダッシュで駆け抜けるから真面目に更新しないと、ってナマケモノ母さんが言うから

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良かったら見てみてね♪

 

前回も載せたオリエンタル・ポピー(オニゲシは、その後も順調にパカパカと蕾が開いて元気に揺れています。

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色は何が咲くかわかりません、という苗を安く買ったのですが、

(赤以外がいいかな)

という希望は淡くも打ち砕かれての

 

でも気づけばいつも淡い色合いの花を選びがちなので、これはこれで良かったような気もします。

見慣れた、とも言えますが笑

 

そろそろ終わりの赤のオニゲシの向こうにはバプティシア・オーストラリス(ムラサキセンダイハギ)も咲き揃ってきました。


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けっこうな大株に育っているので、塀のない我が家の庭で重要な目隠しの役割も担ってくれます。

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ちなみになのですが我が家はご推察の通り、「住宅地」ではありますが山近で、周囲をぐるりと野っ原・雑木などに囲まれた中途半端なイナカです。

そのため、庭を写真に写すと周囲の豊富な緑が「借景」となり、たいそう広い庭に見えてしまうらしくブログ仲間の皆さんなどから度々、

「どんだけ庭広いのよ(#・∀・)」

誤解を受けておりますが、マジでフツーのお手頃サイズの庭であることを、ここに宣言いたします。

つい最近、初めて他ブロガーさんとお会いする機会があり、その時もそういうお話が出ましたので、一応念のため…( ̄▽ ̄) ※その時のお話はまた別の機会に触れたいと思います♪

 

植えてないのに勝手に生えてきた、アヤメのようなショウブのような白い花も元気に咲いています。

多分、庭土として入れてもらった土に混ざってたんだろうな…(=_=)

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そして嬉しかったのはコレ!

フィソカルパス・ディアボロアメリカテマリシモツケ)が花をつけたこと!

※コレも借景、となりの空き地に枝を伸ばしています

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シックな黒い葉に、コデマリのような花をつけます。

すっごく可愛い。

それなりに長い年数、我が家にいてくれているのですが、冬囲いが適当・又は全くしていなかったのがアダとなり、しばらく花を見ることが出来ていませんでした。

去年、毎年6月に行われる花フェスタで店のおじさんに、

「やっぱり冬囲いしないとダメ?」

と聞いたところ、

「そりゃあ、しっかり囲ってやらなきゃ咲かないねぇ(°∀°)」

と、当然のダメ出しを食らったため去年の秋、バラほど厳重ではないですが真面目に冬囲いをした結果、花芽が守られ無事に開花となったようです。

やったことは結果として反映される

今更ながら思い知りました。

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ブルーベリーも青い実をつけ始めています。

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我が家は北国に適した、デキシーとブルーレイの2種類を植えています。

両方とも寒い地方で育つ北部ハイブッシュ系の大粒品種です。

近所のホームセンターで買った小さな苗木でしたが、今はデキシーが私の胸あたり、ブルーレイは背丈ほどになっています。  σ(・∀・)158cmです

 

アストランティア・ローマ

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可憐な雰囲気が大好きな花です。

増えて欲しいんだけど、周りが強いのかあまり増えてくれません…

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そして、バラたちが咲く前に大輪の花を咲かせるシャクヤク・ソルベット

蕾が解けていく様子も美しい…

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最後は中心部の花弁が溢れんばかり。

一気に庭が華やぎます。

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上の3枚のうち一番上の中央奥には、今年初めてのバラ、アプリコット・キャンディ

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ありゃー💦

いきなり花弁が傷んでますね。

殺菌殺虫剤の散布をサボっていたせいかもしれません。

スマヌ(‐人‐)

でもまだバラはこれから。

楽しみに待ちましょう。

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そうそう。

バラと言えば。

 

実は今年もひとつ増えてしまいました。

 

去年、アプリコット・キャンディを買ってしまったし、庭にもうそんなに空きスペースないしね╭( ・ㅂ・)و̑ グッ

そう思いながら出かけた、

花フェスタ2019旭川

 

だいたい何でもそうですが下心がある時に、

「ちょっと見るだけだから」

言い訳して出かけ、無事に何も買わずに帰ってこられるのは3割に満たないものです(自分調べ)。

 

今回は、せいぜい小さめの宿根草をふたつくらい…

そんな予定だったハズなのですが。

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せっかく行ったのだから、ひと通りは見ますよね?

ね?

ですから、どんなバラが出てるかな〜?って一応見るわけです。

去年アプリコット・キャンディを買ったバラの専門店はお客さんがたくさんいて忙しそうです。

他の店で見た白いバラアイスバーグ、ツルではない木立性。

値段を聞いてとりあえず保留。

 

他の店に行っても目につく白いバラ。

(ひょっとしてワタシ、白いバラが欲しいんじゃ…(꒪Д꒪)?)

内なる声に耳を傾けまいと、店を冷やかし続けます。

 

しかしあるお店で、またもや出会ったアイスバーグ

これはツル性。

 

お姉さん(推定70代)に並んだ鉢の中から引っ張りだしてもらい、

(つるバラかぁ…育てたことないし、何より場所が)

などと揺れながらも、お姉さんと仕立て方などを話していると。

「あら、このバラいいわね!」

と、お姉さんと私の間に

割り込んでくる者アリ。

 

つばの広い帽子

黒いサングラス

日焼け止めの黒い腕カバー

まずまずオシャレ

ちょっとツンケンした、一見セレブマダム風の推定60代前半。

何だチミは。

図々しいじゃないか。

 

私が出してもらった鉢のバラを触りながら今にも、

「じゃあコレいただくわ!」

とでも言いだしそうなご様子。

 

お店のお姉さん(推定70代)も焦って、「あ、あらっ、もう一つ同じのないかしら?」と、キョロキョロしています。

 

私とて半世紀を生きたオバサンではありますがこの会場、来客の年齢層が高く、私でもかなり若手の部類に入ります。

ナメられたもんです。

職は何度か変わっても、人と接する業務を途切れずやってきた私にはわかる。

このオバサン、絶対に性格ワルイ(゚皿゚)

 

お店のお姉さんは70代でもお姉さんだけど、

アンタは60代でも◯◯◯だー!!

そう心の中で悪態をつく半世紀オバサン、迷っていたことも忘れてお姉さんに、

「じゃあコレください♪」

と言ってしまったんですって。

アハハハ(´▽`)!!!

ふう…

だってこの子が、このイケズなバ…オバサンちに行くなんて可哀想だし、ねぇ?

 

チッ!と舌打ちでもしそうな顔のセレブ風バ…オバサンは、仕方なく他のバラを物色し始めましたが、もしこのオバサンがサクラだったとしたら私はしてやられたことに…笑

 

 

というワケで若干フライング気味にお迎えしてしまったのが、白いつるバラ

アイスバーグ

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もう花も終わりですが、清廉な雰囲気はやはり素敵です。

唯一植えられそうな場所が、同じイギリス出身の「シャルロット・オースチン」の隣だったのでそこに入ってもらいました。

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ライミングローズのこのバラ、壁面などに這わせているのも見るのですが、我が家ではちょっと難しそうなので、来年までにどうするか考えたいと思います。

一季咲きで、もう今年は花がつかないでしょうしね。

 

お店のお姉さんは、

「ツルだけど枝がしっかりしてるから、短くしても大丈夫よ♪」

と言っていましたが果たして。

結局買っちゃったの?

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今ですら、やっとやっとのずぼらガーデニングなのに?

乗せられちゃっておバカねぇ

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うん…

でもコレも縁だと思ってさ?

ふーん、「縁」って都合がいいのねぇ!

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来年の春に、ちゃんと咲かせられるよう精進いたしますw

 

それでは皆さま、また次回に☆

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レタラマレウレウを見守った話

「さて、そろそろ庭の様子でもUPしてみようかな」

前回の更新から既に20日ほど経ち、このままでは1ヶ月更新しないという悪しき前例を作ってしまう(`д´;)

と危機感を覚えた今日の午前中、カメラを持って庭に出てみました。

 

と、その前に。

 

*******

お久しぶりです、トビーです。

前回から今日までの間、何もしていなかったワケではないのですが、ついつい間が空いてしまいました。

何をしていたかというと、

ただブラブラとドライブしたり

オトナ買いした漫画を一気読みしたり

庭の草むしりをしたり

猫を追いかけるキツネと戦ったりしていました(なんだそれ)。

 

「盛りが過ぎてしまったので、無料でどうぞ♪」

という優しいお知らせに、シバザクラで有名な滝上町へ行ったりも。

このへん

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さすがにちょっとスケスケ


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渚滑川」という滝上町内を流れる川が、浅瀬の清流あり岩場の急流ありで、予想以上に面白く、風光明媚でした。

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遊歩道が整備され、四季折々の美しい景色が楽しめるようです。

紅葉の時期にまた来たい!と思わせる場所でした。

カワセミもいるんだ!自分の技術やレンズではなかなか難しそうだけれど


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あとはハーブガーデンで、お姉さんが巻くのをやや失敗したソフトクリームを食べたり、道を間違えて迷い込んだ小さな道の駅で、やたらキレイに磨かれた大きな山ワサビを買ったりして


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普段あまり来ることのない滝上町を楽しみました。

本当は、滝上町ならば是非とも行ってみたい場所があるのですが、いつものごとく思いつきで遅い時間から出かけたため(ノД`)、行けなかったところが。

武市の夢の庭 (BE‐PAL BOOKS)

武市の夢の庭 (BE‐PAL BOOKS)

 

滝上町に住む14歳の少年だった高橋武市さんが60年以上にわたり、たった一人で、7万5千平方メートルの敷地に約800種類以上の花々を植え、小山を作り池を掘り、今も作り続けている花園。

知る人ぞ知る庭園です。

閉園時間は17時ですが、入園時間は14:30までなので今回は間に合いませんでした。

しかし花の時期はまだこれから、花盛りの頃に今年こそはお邪魔したいと思っています。


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陽殖園/北海道滝上町

そろそろ、

何だよ、タイトル詐欺かよ

前置き長っ!!

という声が聞こえたような気がしたので、本題へ移りましょう。

 

最近の庭の様子です。

まだたくさん地面が見えていて、花の姿も少ないですが。

ポレモニウム・パープルレインストレイン(西洋ハナシノブ)

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去年、園芸市で買った白のハナシノブもあともう少し。

こちらの方が背が高いです。

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アムソニア・タバーナエモンタナ(チョウジソウ)

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今年も既に30個以上の蕾をつけているシャクヤク・ソルベット、甘い蕾に毎年たくさんのアリがたかります( ̄▽ ̄;)

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猫のマズルのようなオリエンタル・ポピー(オニゲシ)の蕾が


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ぱっかーん!

と割れて第一号。

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いつもオニゲシは思うように撮れない…
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この紫の大きなシベを見ると、昔頼んでいたダ◯キンの紫色のモップを思い出す私です。

他にもチマチマと咲き始めたものはあるのですが、花のことはここまでにして。

 

実は今日の午前中いっぱい、私は

蝶が飛び立つまで見守り隊

を務めておりました。

 

あっ、この先は蝶の写真やサナギの写真が出ます!

苦手な方は引き返してくださいね♪

 

『エゾシロチョウ』

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アイヌ語では、

タラマレウレウ(白い蝶)

イセポマレウレウ(ウサギの蝶)

日本国内では北海道のみの生息です。

 

幼虫の食草はバラ科の葉や新芽です。

我が家のジューンベリーバラ科ザイフリボク属)でサナギになり、今朝方羽化したようです。

北海道にしか生息しませんが、害虫扱いされることもあります。

 

特に気にしなければ、普通のモンシロチョウ、という認識の方がほとんどではないかと。

モンシロチョウより少し大きいですね。

 

午前9時過ぎ、薄曇りのまだ涼しい空気の中、ブログ用に写真でも撮ろうと庭に出ていると、フワリフワリと頼りなく舞う白い蝶が私の周りをひと回りしてジューンベリーの枝に止まりました。

 

なんだか羽が少し波打っていて、シャキッとしていない。

少々強い風に、枝につかまっているのも大変そうです。

 

枝の角度のせいもあるのか、前脚で必死につかまっていますが、中脚と後脚がおぼつかなく空を切っています。

 

飛べばいいのにどうしたんだろう?

さっき飛んでたじゃない?

 

気になって仕方ないので、草むしりをしながら観察を続けることにした私(ヒマ人)。

 

風に揺れる枝葉にしがみつく様子を観察していると、近くに得体の知れない虫の姿が!

と思ったら、どうやらサナギの抜け殻のようです。

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キミのか、コレは!!

さっきフラフラと飛んだものの、不安になって帰ってきたのかい!?

ダラーン…

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見ているとこの個体、すごく不器用というか迂闊というか。

羽化して間もないからなのかわかりませんが枝葉につかまるのもヘタクソで、しかもスッゴク目立つ場所で休んでいます。

たくさん、虫も鳥も来るところ。

どうすんの!

捕食してくれと言わんばかりのその場所!

 

ヘタに手を出してはいけないと思いつつ、麻紐で捕まっている枝を隣の枝と一緒にくくって角度をつけてやります。

少し安定しました。

 

が。

何故か元いたサナギの方にモソモソと向かっていき、まるでもう一度サナギの中に戻りたいと言わんばかりの様子。

お外は怖いよ…

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未練がましいぞ

もう独り立ちの時が来たんだよ!

いつまでも、あると思うな親とカネ ちょっと違うか

 

翅をたたんだまま、なかなか飛び立とうとしないので心配になってきました。

 

*******

見守り始めて2時間半、頼りなかったこの子が少しずつ活発になってきて飛…

飛ばないんかい!

 

それから更に24分後、

ようやく意を決したように飛び立ちました。

午前中いっぱい、日焼け止めも塗らずに庭で立ち尽くすこと2時間半。

顔がちょっとヒリヒリするけれど、何はともあれ良かった。

 

無事に長生きするんだよ!

 

私はといえば直射日光を浴びてグッタリしてしまい、居眠りしたらブログ更新がこんな時間になってしまいましたとさ♪

Ωヾ(*・∀・*)チーンチーンチーン!

飛び立ったあと最後に名残惜しそうに一度戻ってきて、それからどこかへと飛んでいきました♪真ん中付近にいますよ

 

春の味覚と庭の花と

ハイ、お決まりのセリフから。

皆さまお久しぶりです

( ̄^ ̄)ゞ

私は生きてます。

twitterでは140文字という気楽さから、何かしらボソボソ喋ったりしているのですが、ブログを書こうとすると、たまにしか書かないせいか長文になりがちです。

「みなさん、母さんと違って働き者で忙しいんだから手短かにね!」

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一言多いけど、否定出来ないな…チェッ

まりちゃん。

かあさんねぇ、今ちょっと色々あって何となくソワソワ(´Д` )してるのよ(あ、命に関わるとか深刻な話ではないです)。

だからそんな長文にならないハズだから安心しておくれ。

 

ということで備忘録を兼ねて、最近の庭の様子や日々の暮らしのことなど少しばかり♪

 

*******

前回の記事でギョウジャニンニクのことを書きましたが、久しぶりのギョウジャニンニクの醤油漬けが自分の記憶よりも遥かに美味しく、改めてハマった私。

これは季節が終わる前にたくさん摂取、かつ保存しなければならないとの内なる声に従い、ギョウジャニンニクを求めて近隣の野菜・山菜直売所を彷徨い歩きました。

そして気がつけばついつい他の野菜もたくさん買い込んでしまい、処理に追われてヘトヘトに_(┐「ε:)_

最初の直売所でカブを買ったら、次の直売所でもっと立派なカブが安く売っていて、悔しくてソレも買ってカブが過多


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全部を一気に処理するのは諦めて、とりあえずこれだけ

上の写真の右側、ギョウジャニンニクの隣にあるのがコシアブラ

名前は知っていましたがあまり出回っていないらしく、お目にかかるのは初めてです。

ある料亭から頼まれて採取してきたそうで、そのおこぼれに与ったということですね。

キレイに洗ってハカマを取った状態。どことなくヤシの木感

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調べてみると、まだ葉が広がっていないものが一番良いそうですが、このくらいでも問題はないそうです。

けっこうアクが強いとのことなので、ギョウジャニンニクと共に天ぷらに。

めっちゃカラッと上手に揚がった!

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お、おいしい…

コシアブラ変な名前だけどスッゴイ美味しい!

タラの芽や山うどの葉や先っぽの天ぷらにも負けない…

と思ったら、タラの芽が「山菜の王」と呼ばれるのに対し、『山菜の女王』と呼ばれているそう。

美味しいハズですね。

あ、ギョウジャニンニクの天ぷらも、もちろん美味しかったですよ!

 

この日は頂き物の毛ガニもあったのですが、それも大当たり。

かなり食べてしまってからの写真なのでさほどでないように見えますが、もっとカニミソ入ってました♪


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お酒は『上川大雪酒造』さんの、きたしずく特別純米をロックで(邪道飲みならスミマセン)。

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ちょっと飲み過ぎました…

「食べ物とお酒の話ばっかりねぇ」

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*******

庭にも緑が増え、花も少しずつ咲き始めました。

この様子だとジューンベリーの実つきは例年と同じくらいかな。

最初はジャムなんかにしていましたが、小さな実を取るのが面倒になって、最近はすっかり小鳥のレストランと化しています( ̄▽ ̄)

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チューリップたち。

レミングパーロット
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アプリコットビューティー
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小さなペチコート水仙も目立たずひっそりと咲いています。
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去年の秋に、寄せ植えをくずして庭に植えたビオラ

白に黄色のブロッチ?が入った株でしたが、色変わりして薄紫の花も咲いていますね。

ビオラはよく色変わりするのが面白いです。
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去年の園芸市で入手した、トロリウス・レモンスプリーム。

たくさん蕾がついています。

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一緒に買ったトロリウス・ゴールデンクイーン(カンムリキンバイ)はまだ全く花の気配がないですが、こちらは早いですね。
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植えっぱなしでギチギチになって咲いている水仙(名前は知らない)は、勝手に白とクリームイエローに色変わりしています。
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バラはまだまだ。

新しい葉っぱの赤い縁どりが綺麗です。

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↑クイーンオブスウェーデンの葉

 

「ちょっとー!花もいいけど、雑草がたくさん生えてきてるわよ」
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そうなのよねぇ…

花の季節がやって来たのは嬉しいけど、それはまた雑草との戦いが始まるということ。

同じように生きている植物を、「雑草」と呼ぶのはあまり好きじゃないけど。

 

ねえ、まりちゃんも草むしり手伝ってよ?

「ええぇ?」

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「何で」
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「ワタシが?」
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「イヤでぇーーす!!!」
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まりちゃん。

あくびのあとの顔、すごい邪悪だよ?

 

春のあれこれ

さて皆さま、大変お久しぶ。。。

え、もう飽きました?この出だし(°▽°)

 

そうですね。

最近はすっかりマッタリ更新になっておりますが、無理すると続かないタチなので、こんな感じでのらりくらりと行こうと思っております。

 

TVでは10連休!と大騒ぎでしたが、皆さまはいかがお過ごしでしたでしょうか。

我が家には世間でいうGWの休暇というものはあってないようなものですが、今回はそれなりに長い自由時間がありました。

 

GWだからどこかへ行く、という習慣もないし、そもそも有名な観光地なんて激混みに決まってるから行きたくない。

だからといって実家詣での他、全く何もしないで終わるのも何かシャクだ(ワガママ)。

1日や2日、GWらしいことでもしてみっぺか

空いてて愉快なところってないの←更にワガママ

 

*******

 

ということで、お天気に恵まれたGW後半、空知方面へロングドライブに出かけてきました。

目標は、夕張郡由仁町にある

『ゆにガーデン』さん。

旭川からは高速道路を使わずに移動距離120km前後、片道2〜3時間の場所にある広大な観光ガーデンです。

 

  • 今まで行ったことがない
  • 普段走らないルートだから、ちょっとした旅行気分が味わえるのでは
  • 『北海道ガーデン街道』に参加しているガーデンではないので、遠隔地からの観光客が少なそう
  • 近郊野菜を使ったランチビュッフェが人気らしい
  • まだ花もあまり咲いていないから、観光客も少ないんじゃないかという下心

 

動機としてはこんな感じです。

ランチビュッフェのオープン時間、AM11:00を目標に出発したのですが、ここで痛恨のミス。

一般道を使うのに高速を使った時間で計算してしまい(私が)、途中でレストランのオープン時刻に間に合わないことに気づきました( ꒪⌓꒪)が、天気も良いので気を取り直して進みます。

なるべく国道から外れて信号のない道を走る

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TVやネットでは何度か取り上げられてソコソコ有名なヤリキレナイ川を渡り

やりきれないわぁ(›´ω`‹ )
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着いた!
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着いたのがAM11:45くらいで、レストラン入り口にはたくさんの人。

案内看板には「90分待ち」の文字。

並んで待つ、という行動が当たり前の都会と違い、道民にとってはナカナカの待ち時間。札幌とかならフツーなのかな?

 

私の計算違いは所要時間のみならず、ここ由仁町が札幌から車で1時間程度の、軽いドライブにはちょうど良い距離感の観光地であることに気づいていなかったこと。

たくさんのサッポロシティの方々が、ランチビュッフェ目当てに来ているようでした。

むむぅ、と唸りながら順番待ちの紙に名前を書き、腹ペコのまま先に園内の散策へと繰り出しました。

広いわー

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ご覧の通り、やはり花は少ないです。

かんかん照りのせいか花が寂しいせいか、あんなにたくさんの人がレストラン待ちをしている割には、広い園内を歩いている人は多くありません。

でも、青空と鳥の声がとても爽やかです。

広大な芝生と春の花たちを見る。

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プルモナリア
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エリカ
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ムスカリ(白)

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チオノドクサ
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園内を1時間ほど歩き、半周したところで早めに戻り、予定通り90分後にテーブルにつくことが出来ました。

近郊野菜中心のお料理は罪悪感が少ないのが良いですねぇ( ̄▽ ̄)


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自分で各種ハーブをパックに入れて作る、オリジナルのハーブティーもいただけます。

お腹いっぱいでもうあまり動きたくなかったのですが、自分のカラダへのせめてもの罪ほろぼしに、残り半周の園内を汗をかきかき歩きました。

小さな池にはアヒルさんとカモさん


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帰りは、ちょうど帰り道の途中にあった『宝水ワイナリー』へ寄ってみました。

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あと15分で閉店という時間でしたが、快く2種類のワインの試飲をさせていただき、こちらのワイナリーが我らが道民スター(笑)大泉洋さん主演の『ぶどうのなみだ』の舞台であることを教えていただきました。

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サインもありましたよ♪
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せっかくお店に来たので、こちらの直営店でしか手に入らないという「ケルナー」を奮発。

普段の晩酌用には、ワンコインワインをちびりちびりとやっている私ですが、今年度分は限定250本で、あと十数本しか残っていないと聞くと、

「どこか他で節約すればいいか…」

とつい。

ものすごくいいことがあった日に開けよう。。。

まりちゃん、邪魔

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そうそう、『ゆにガーデン』の野菜直売コーナーでギョウジャニンニクが安かったのですかさず購入し醤油漬けに。


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少し残してピザのトッピングにしてみたのですが、特有のニンニクっぽい匂いがあまりしません。


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調べてみると、一緒に使った豚肉のビタミンB1と加熱の合わせ技でギョウジャニンニクの匂いが軽減されるそう。

今回はギョウジャニンニクらしい匂いを期待してたからニンニク臭くても良かったのに笑

でもひとつ利口になりました。

 

あとは最近の庭の様子など。

『令和』になる前に何とか冬囲いを外し、春の遅い我が家の庭にもポツリポツリと春の花。

クロッカスはもう終わり

f:id:kapibara5168:20190510200639j:imageプスキニア

f:id:kapibara5168:20190510200820j:imageシラー・シベリカ

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f:id:kapibara5168:20190510200830j:imageシャクヤク・ソルベット

f:id:kapibara5168:20190510200841j:imageクリスマスローズ

f:id:kapibara5168:20190510200845j:image夕暮れ時のスイセン

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このラッパスイセンは植えた覚えがないのに、ムスカリの中から勝手に生えてきたもの。
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写真を撮っていた時には気づかなかった、スカートの中への侵入者。

ピンクスパイダーならぬ、グリーンスパイダー。
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新しい七輪をデビューさせたら、匂いにつられてキタキツネ。

こんなに近くに寄ってくるなんて、誰か人間に食べ物をもらったことがあるんだろうね。

でもあげられない。

エキノコックスの危険もそうだし、人間と距離が近くなっていいことは何もないからね。

餌が欲しくて道路で人間を待って、車に轢かれてしまったりする君たちを見たくないんだよ。

わかってね。

いや、わからないよね。

ゴメン。

猫たちも元気です。

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やっと木々にも緑が芽吹いてきました。

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よそんちの桜でお花見の図

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綺麗だねぇ、まりちゃん。

 

2019男山自然公園のカタクリとお知らせ

今年も旭川市にある『男山自然公園』でカタクリの大群落が開花しました。

去年、同様の記事をUPしたのが4/25、

「あら、急がないと終わってしまう!」と慌てて公園の持ち主である「男山酒造」さんのブログを確認すると『満開』の文字。

 

当地は26・27日の2日間、気温が一桁に冷え込んだのですが、雪の可能性がある27日を避け、26日に厚着をして出かけることに決めました。


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去年は天気も良く暖かい日で、カタクリエゾエンゴサクキクザキイチゲもまさに満開で、花が陽射しにキラキラ輝いていたのですが、あいにくこの日26日は寒くて曇り。

カタクリは寒そうに縮こまり、花も閉じてしまっているのが多数でちょっと寂しげ。

そして去年よりカタクリエゾエンゴサク以外の野草の生育が全体的に遅いようです。

今回はザゼンソウの不思議な姿も、キバナノアマナの黄色も、エンレイソウの蕾も、私は確認出来ずに終了。

しかし今がこうならGWの真っ最中に、より見頃になるのでは?

これからお出かけになる人は、キラキラ満開のカタクリの大群落に出会えそうですね!

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去年、私が来た数日後にヒグマが確認されたらしいです( ̄▽ ̄;)

知らなかったなあ。

くわばらくわばら…

 

去年は「宝石箱をひっくり返した」

ような華やかさ。

今回は「しっとりした早春の森」

どちらも良いものですよ♪

では2019・北海道の「スプリングエフェメラル」たちの姿をどうぞ!

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カタクリもいいのだけれど、エゾエンゴサクが大好き

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カタクリエゾエンゴサク、ピンクと青。

本当に神さまは、うまい組み合わせを考えたものですね。

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キクザキイチゲの白い可憐な花も、ほとんどは花びらを閉じて寒さから身を守っています。

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たまにいる頑張り屋さん。俯き加減の顔を無理やり撮る私はパパラッチ。

ごめんよ。
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黄色い花は元気になれる気がします。

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可愛いフクジュソウ

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↓今回撮った中で一番のお気に入り。等間隔にポコポコと並んだフクジュソウがリズミカルに撮れました♪

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めんこいねぇ!

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ミズバショウ

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エゾノリュウキンカ
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バイケイソウ

花は6月です。

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オオウバユリの若芽(赤い葉脈)とバイケイソウとまだ小さいニリンソウ
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さて、写真を貼って終了でも良かったのですが、それだと去年とあまり変わらなくて芸がないな…( ̄-  ̄ ) 

 

ということで。

この可愛いスプリングエフェメラルの花々は食べられるのか?

をお送りしようかなと。

なお情報はネットと手持ちの図鑑です!

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  • カタクリ→もちろん、昔はカタクリの鱗茎のデンプンから片栗粉を作っていたくらいですので食べられます!葉っぱも茎も花も食べられるそうです。酢の物にすると花色がキレイに出るそう。でも貴重なものなので、山の中で見つけても食べないであげてほしいかな。。。

 

  • エゾエンゴサク→毒もなく美味しいらしいです!食べたことはないですけど。全草が食べられ、塊根はアイヌの人々が保存食として利用していたそう

 

 

  • フクジュソウ→これは有毒です。絶対に食べてはいけません。毒草の総本山みたいなキンポウゲ科の植物です。お正月は縁起物の小さな鉢植えなんかが出回りますが、酔っ払った勢いで口に入れたり()、またペットに食べさせたりしないよう注意しましょう。

その他に名前が挙がったものも簡単に。

 

ミズバショウバイケイソウ→有毒

 

エゾノリュウキンカ(ヤチブキ)・オオウバユリ・ニリンソウ→OK!

 

ちなみに先程、「キンポウゲ科の植物は毒草の総本山」みたいなことを言いましたが、上記にあげたニリンソウエゾノリュウキンカキンポウゲ科ではありますが、その中で数少ない食べられる植物です。

ニリンソウは、若芽の頃よく似たエゾトリカブトとの誤食が時々ニュースになります。

ちなみにエゾトリカブト(2017、上川町「大雪 森のガーデン」にて)

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こんなに豪華な花が咲きますが猛毒です。ご注意を!

あと数枚貼ってみましょうか。

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もう少しお天気が良くて暖かかったら、もっと開いた花姿をお見せできたのですが、こればかりは自然のことで仕方がないですね💦

これからGW本番、見に行かれる方はきっと綺麗な花たちの姿が見られると思いますのでどうぞ楽しんでくださいね。

ちなみに開園期間は非常に短く、

2019/4/20〜5/6

9:00〜17:00

となっています☆

 

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あと最後にひとつ、お知らせをさせてください。

4月18日午後11時45分頃、北海道夕張市の石炭博物館の「模擬坑道」より出火があり、未だ完全鎮火とならず坑道に注水が続けられています。

※私が新聞を取っていないせいかもしれませんが、あまり大きく報道されていない気がします。

石炭博物館は昨年春にリニューアルオープンしたばかりで、今季もGWにめがけ営業の予定でしたが断念せざるを得ず、非常に苦しい状況となっています。

ご存知の通り、夕張市は「財政破綻」の街で借金は未だ190億円。

そこで民間からも何か出来ないかということで、地元北海道が大好きで、北海道応援サイトを運営されている「エゾカル」さんクラウドファウンディングを立ち上げようとしています。

当初、夕張市ふるさと納税で再建の寄付を募っていましたが、現在は今後の見通しが立たないということで、いったん寄付の受付は休止しています。

しかし寄付中止の件は、細かな用途の決定が決まっていない分を中止にするということで、用途に関わらず夕張市を応援してくれるというものに関しては受け入れるとのことでした(エゾカルさん談)。

まだ先行き不透明な事柄も多く、サイトも動いていませんが、まずは夕張で何が起きているか知ってもらうことが重要だと思い、エゾカルさんの活動をご紹介させていただくことにしました。

私の『北のはしっこ惑星』は小さなブログですので大きな力はありません。

けれどエゾカルさんと同じく、北海道が大好きな者として微力ながら応援したいと思いました。

良かったら読んでみてくださいね。

何か進展がありましたらまたお知らせしますので、何とぞよろしくお願いいたします。

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました( ´ ▽ ` )!

ではまた次回☆

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