大雪 森のガーデン、秋 ②
前回『大雪 森のガーデン、秋①』を見に来てくださった皆さま、もしくは今回うっかり見に来てしまった方、お越しいただきありがとうございます!
ではさっそく、どんどん歩きますよー。
秋といえばこの花ですね、『萩』!
ウチの近所はヤマハギがたくさん自生していますが
こちらのものはミヤギノハギです。
花はヤマハギより大きく、華やかに見えました。
群生させているので、見応えがあります。
濃いピンクのミヤギノハギと白花のハギが交互に植栽されています。白花もミヤギノハギなのか別のハギなのかはわかりませんでした。
まあ、名前はわからなくても綺麗だから良いんです♪
こちらも萩ですが私は初めて見た気がします。
白とピンクが混ざっていますね、何だろう…調べた感じ、江戸絞りという種類ですかね?違ったらごめんなさい。この色合い、とても可愛かったです。
萩は風情があるわねぇ…と雅な気持ちで小道を進んでいくと
おや?なんかステキな看板みっけ!
ほうほう、確かにチラシに書いてありました。
てっきりカフェの中での作業だと思っていたので、別にしなくていいかな…と思って予定にありませんでしたが、森の中にあるキッチンと石窯を使うならちょっと話は違ってきます。
だってここで庭を見ながら食べられるんですよ、多分3倍美味しい!
ランチの予定を立てていなくて、こちらのカフェで食べるか、新蕎麦の季節になったのでお蕎麦にしようか迷っていたのですが、これに決定です。
自分で、好きなものを好きなようにトッピング出来ます。
先客の作業の様子を見学
トッピングの具は、入れ物から直接手づかみで取ります(素手)。
「高温で焼くので菌はみんな死んじゃいますから大丈夫ですよー」と、スタッフのお兄さんが説明しています。
潔癖症の人なら微妙なところかもしれませんが、その点はこちらは全く問題なしです。
石窯に入る人サマのピザを撮影
スタッフさんが焼いてくれます。
私たちの番がきましたよ!
まずはトマトソースを塗ります
おわかりいただけるでしょうか。作業に熱中するあまり、さっき作ったウッドシェイカーにトマトソースがついてしまっているのを。
そのせいで白いシャツも巻き添えになったことにまだ気付いていません。
気づけ、私。
呑気にモツァレラチーズをちぎっています。
きのこもソーセージも、たくさん入れちゃえ
彩りも大事よねー
出来た!欲張って載せすぎたかな
スタッフのお兄さんが塩とオリーブオイルを適量かけ
心を込めて(多分)焼いてくれます。
お兄さん、頼んだよ!
さっきウッドシェイカーを作ったあとにくれた封筒です。ピザが焼きあがるまでに中身をチェックしてみましょう。
『大雪山大学』のロゴ入りの大学ノートと鉛筆、大雪山大学特別講座のお知らせのチラシです。
実は今年の5月、この上川町に新しい日本酒の酒蔵が誕生しました。
北海道で新しい酒蔵が生まれたのは、戦後初だそうです。
上川大雪酒造『緑丘蔵(りょっきゅうぐら)』といいます。
大雪山の伏流水と北海道の酒米で仕込み、今秋販売に向けて、試験醸造中とのことです。
チラシはその『緑丘蔵』と大雪山大学がコラボした講座を3回にわたり行うというお知らせでした。
面白そうだけど、お酒のイベントは車の運転が…などと考えているうちに、焼けましたよ、我らのピザが。
けっこうなボリューム
美味しかった〜、ご馳走さまでした!
では散策に戻りましょう。
花期の長いエキナセアのピンク色は、秋色になってきたガーデンの中で明るさを演出してくれます。
ウチにあるのはもうだいぶボロボロだけれど、ここにあるのはまだまだ綺麗
緑の風景に映える赤いパラソル
テーブルは所々くり抜いてあって植物が植え込まれています。
小道の脇に、なんかチョット不気味な実が…
ヤマシャクヤクの実です。
赤い実って、たいてい可愛いものだと思っていましたがコレはちょっとどうでしょう…。
赤は結実しない種子、黒は結実した種子だそうです。
Wikipediaより写真をお借りしましたが
これがヤマシャクヤクの花
変わり過ぎじゃないですか?
可愛らしい清楚な彼女と結婚したはずなのに、30年後似ても似つかぬ姿に…みたいなコワさを感じます。
私キモチワルイでしょ、食べないでね!っていう、ヤマシャクヤクの自衛の結果なんでしょうか。
別の意味でコワい植物も花の時期を迎えていました。
毒があることで有名なトリカブト、中でもエゾトリカブトは毒性が更に強いようです。
花はこんなに綺麗なのに猛毒です。
小さいうちは山菜としても利用されるというニリンソウと似ているために誤食されることがあるとのこと、気をつけましょう。
犯罪もNOです。
ヤマユリで合っていますか?大輪でゴージャス、濃厚な香りが辺りに漂っていました。
これが園芸種ではなく、山に自生する野生種というのが信じられない豪華さです。
同じく野生種のカノコユリも盛りを迎えていました。ヤマユリよりもずっと小さいですが、鮮やかな濃いピンクの花が一面に咲く様はとても美しいです。
ガーデンを歩いていると、 所々にとても大きな葉っぱが茂っているのが目につきます。
ヤグルマソウという植物で、大きな葉は他と比べて違和感を覚えるほどです。
もともと山に自生する山野草で、それほどガーデニングに利用はされない、と書かれている文献もありますが、私が見に出かけるガーデンにはちょこちょこ植えられているのを見かけます。
見た感じ、大きい葉は40〜50cmくらいはあると思われますが、今回訪れてみると黄色く紅葉していて、ひときわ存在感を放っていました。
黄色い葉っぱが、周囲の緑とアスターの薄紫で引き立っています。
まだまだ歩きますよ!
先日、家の周りの草むしりをしていて、イヌタデが可愛いらしくてつい花瓶に生けてしまったという記事を書きました。
こちらにもイヌタデの園芸種が赤い花穂を揺らしていました。
一目でイヌタデの仲間とわかりますが、株も花も大きく、こうなるとペルシカリアと呼ぶ方がしっくりきますね。
葉にも赤みがさしています。
自然風の秋のガーデンに似合います。
これは写真としては、霞みがかっていて失敗なのかもしれませんが、それがちょっと夢の中のようというか、幻想的な気がして気に入っているので載せてみます♪
紫の花はスッキサ・プラテンシス、中央のチョウはクジャクチョウでしょうか。
私がお邪魔するのを楽しみにしているブログの一つに、いつも花とチョウの組み合わせが美しい記事をUPしてくださる方がいます(実は私のブログを初めて読者登録してくださった方です。とても嬉しかったんですよ!)。
その方の記事を読むうちに、チョウの種類などにも興味が湧いてきています。
虫はそれほど得意ではないのですが、不思議なものです。
ブログパワーってすごいですね(*´∇`*)
私もちょっと勉強したいと思います。まずはチョウと蛾の見分けがつくように(笑)。
花が散りばめられた小山がふたつ
わかりにくいかもしれませんが、紫系の花と赤系の花が、それぞれ小さな小山になっているのが見えるでしょうか。
『ドレスガーデン ツイン』といって、小山に見える部分をドレスのスカートに見立ててそこに立ち、写真を撮れるようになっています。
花冠も置いてあって、それを頭に乗せて写真を撮ると、花の女王になれるというわけです。
私ですか?気恥ずかしくて撮れませんでした〜!あと20年若かったらなー。
源平シモツケ
これがまた抜群に可愛らしい。
ピンクと白、二色の花は、同じ株から咲いているものです。
なんだかお得。
小さな花が寄り集まって咲いていて、表面がフワフワとしていて優しい花姿です。
前回よりも秋の気配が濃くなった、ウッドデッキのコーナーに出ました。
涼しい風が吹いています。
下は2ヶ月前の同じ場所の写真ですが、夏の日差しの強さを感じます。
それほど変わっていないようでいて、やっぱり違いますね。
はあ〜、楽しかった!
森に別れを告げて、そろそろ帰りましょう。
帰りに、前回写真を撮ったところをもう一度写真に収めました。
↓これは前回撮ったもの
畝が描くラインが美しかった畑も
作物は刈り取られて面影はわずかなライン跡のみです。
この角度は暗い写真しか撮れなかったので、少し立ち位置を変えると明るい写真が撮れました。
刈られた作物の根元にグラデーションがついて、少し寂しげながら静かな美しさ
雪が完全に溶けている大雪山を帰り道から撮影
↓は2ヶ月前に撮った夏山です。
大雪山の雪のない姿はもうすぐ終わりです。
短い夏が過ぎるのは寂しいけれど、冠雪した大雪山はとても神々しいのです。
『大雪 森のガーデン』に来るのは今年はもう終わりかもしれませんが、秋や冬の大雪山の姿を、また載せられたらいいなと思います。
スマホで上手く撮れたら、ですけれど(笑)。
帰ってから、まりちゃんにウッドシェイカーの『バードコール』を試してみました。
キッ、キッ、キュルキュルキュル…
耳をそばだて、目を見開き、音の正体を探っています。
これだよ〜
ふんふん…鳥じゃないの?
そのあとガジガジしようとしたので、もうおしまい!
けっこう長くなってしまいましたね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました♪