北海道弁と、とりとめのない話
前回の『冬の遊び』で、
「ミニスキー懐かしい!」
「暖かいところ育ちなので新鮮!」
「ローカル且つ個人的な話、楽しかった」
などの嬉しい反応を多数いただいて、こういうローカル話でも案外楽しんでもらえるのだなとホッとしています。
だからと言うわけでもないのですが、調子に乗って今回もちょっととりとめのないお話。
前回同様、無関係な写真を挟みつつ書いてみたいと思います!
いつの間にか、オリンピック代表カーリング女子の皆さんが
『そだねーJAPAN』
とか、一部マスコミから呼ばれているのに気付きました。
「なでしこジャパン」とか「さくらジャパン」とか「フェアリージャパン」とか「マーメイドジャパン」とか、数々の女子っぽい名称の各ジャパンの皆さんに比べ、明らかにユルユル。
なんちゃらジャパン、マスコミはお好きですね。
『ぽっちゃりJAPAN』代表 まりも選手
「かあさんもヒトのこと言えないと思います。」
韓国のチームは、選手たちの出身地がニンニクの産地であることから「ガーリック女子」とか「ガーリック娘」と呼ばれているとかなんとか。
本人たちは、もう少し可愛い名前で呼ばれたかった…とか思ってないんだろうか。
そこから考えていくと、日本女子の選手たちは北見市常呂町出身が多いので名産のホタテやカボチャ…。
素晴らしい名産品だけど、女子チームの愛称としては少々かわいそうな気がします。
となると、北見市の名産である『ハッカ』はどうですか(´・∀・`)
『ハッカ女子』
『ペパーミントJAPAN』
おお、可愛らしいではないですか。
でも多分、今の彼女たちに期待されているのは、『銅メダル』と『そだねー』という、不思議な取り合わせ。
ギリギリの攻防の中に漂うゆるい感じが、オリンピック観戦疲れの日本国民を癒しているのかもしれません。
応援疲れなのよ。
しかしそれにしても、『そだねー』は北海道弁だったのですか。
道外の皆さんは、キッチリと
『そうだね(`・ω・´)!』
と言うのでしょうか。
今まで意識したこともないので、自分がどのように「そうだね。」と発声していたのかすらわからなりました。
しかし、よくよく検証するとやっぱり言っているような気がします。
本題に入る前に、
「うーん、そだねー。じゃあやってみよっかー。」
みたいに、ワンクッションとして使っている気がします。私の場合はですが…。
語尾の伸びる感じやイントネーションなんですかね?
北海道弁、と言っても、ほぼ標準語の地域もあれば、浜に近い地域だと聞き取るのが難しい「浜言葉」もありますしね。
夫の元々の実家は浜に近いところだったので、おばあちゃんの話している言葉は浜言葉で聞き取りに苦労しました。
ボケが進んでからは、浜言葉と突拍子もない妄想ストーリーが融合され、よく異世界に連れていかれました。
話が逸れますが、おばあちゃんの話はよく聞き取れないながらも面白く、おばあちゃんの頭の中で塗り替えられた世界では、ほとんどの身内の設定が変わっていました。
夫の父(義理の息子)→「コンブ漁師」
孫(夫)→「ガソリンスタンド勤務」
孫(義妹)→「DVのダンナに嫁いだ」
きっと昔に見聞きしたことなどから作り上げたのでしょうね。何一つ当たっていません(笑)
義父が「ばあさんは小説家だから。」と苦笑いしていました。
おばあちゃん、若い時に近くの山で夢中になって山菜を採っていたら、気がつくと目の前にヒグマが立っていて…、という話をしてくれました。
(その話、いっつもするんだよねぇ。 by義母)
どうやって生きて帰ってきたのかな。
近くの村で妊婦が襲われてエラいことになって…など、まあ話を盛っているんだろうなと思って聞いていたのですが、今やすっかり有名になった感のある『三毛別羆事件』の苫前町からの距離60km弱の町に住んでいたので、そうデタラメというわけではなかったかもしれません。
「ばあちゃん不死身なの?」
北海道弁に話を戻して…。
私には年の離れた姉が1人いて、彼女は結婚を機に早くから北海道を離れ、関東に住んでいます。
すると、生粋の道民だったはずの彼女はすっかり都会に馴染み、北海道と都会についての違いを語るようになりました。
「歩くのが遅い」
「車線変更のウインカーを出すのが遅い」
「そのあと車線に入ってくるタイミングも遅い」
「向上心や野心に欠けている(←人によるでしょうよ)」etc
などなど、若干上から目線を感じないではありませんでしたが、中でも「へぇ〜」と感じたのは、
『北海道民は訛っていないと勘違いしている』
ということでした。
先程のおばあちゃんの浜言葉は明らかに訛っていましたが、内陸に住む自分たちはテレビ番組を見ていても特に違和感を感じることはなかったので、てっきり自分は標準語の人間だと思っていました。
「やっぱし訛ってるんだー!」
ちょっとしたイントネーションなどが違うらしく、まず
『コーヒーのイントネーションが違う。コー↑ヒー↓ってそれ北海道弁!』
と言われました。
言葉の頭にアクセントが来るパターンが多いのでしょうか。
今も、コー→ヒー→、コー↑ヒー↓も、どっちも使っているし、多分他の言葉も気付かず訛っているんでしょうね(笑)
ちなみに北海道出身の俳優、『大泉洋』さんは、札幌の人の割に訛っているなぁ…と思います。好きですけど。
4年ほど札幌に住んでいましたが、大泉洋さんの
「じゃあなにかい?君は僕が◯◯だって言うのかい?」
みたいな「〜かい?」は、言いますがそこまで多用しなかった気もします。
…いや、言うかな?
「これ持ってくかい?」
「ごはん食べるかい?」
「そろそろ行くかい?」
……( ̄▽ ̄)
けっこう言っているかもしれませんね。
道民の若い子はどうなんだろう、もうあまり使わないのかな?
それにしても「〜かい?」でも「〜っしょ」でもなく、『そだねー』が北海道弁として取り上げられるとは思いませんでした。 面白いものです。
そして前回の記事にいただいたブックマークのコメント。
いつも爆笑させてもらっている猫ブログのねこぞうさんより
※もう一度言いますが私はでべそではありません。
そうなんです!この文中にある
『スカイハイ(Sky High)』
は、子どもの頃の冬スポーツには鉄板で使われていました。
スキー場のリフトに乗っていると
♪うぉんうぉんうぉんうぉん…
↑私にはこのように聴こえていました。原文はもちろん違います。
と、この歌がヘビーローテーションでかかっていました。
怒涛のパワープレイです。
元歌もうぉんうぉんしているのに、スキー場では山に音がぶつかって、いつまでもうぉんうぉんうぉんうぉん反響していてうるさかった記憶があります。
ねこぞうさんのところでも流れていたということは、全国的に冬のスポーツ施設で流されていた可能性が高いですね。
歌詞の内容はあまり冬スポーツに関係なさそうです。
もう一つ、子どもの頃スキー場で耳がタコになるほど聴かされた曲があります。八神純子さんの『みずいろの雨』です。
今改めて歌詞を見てみると、
「ああ〜、くずれてしまえぇ〜〜、あとかたもなく…」
と、なかなか雪山にとってデンジャラスな言葉が並んでいます。
これもかなり長い間スキー場で流れていた覚えがあります。
大きくなってからは、松任谷由実さんや広瀬香美さんがよく流れていました。
ユーミンの『BLIZZARD』なんかも、あまり雪山で起こってほしくないブリザードをロマンティックに歌っていますね。
『BLIZZARD』
『ゲレンデが溶けるほど恋したい』
『ロマンスの神様』
『冬がはじまるよ』
………
などなど
懐かしいですね。昭和の皆さまならわかっていただけますでしょうか(笑)
今でもこれらの懐かしい歌を聴くと、ツンとした冷たい空気の中、ゲレンデから眺めた景色が見えるような気がします。
オリンピックももうすぐ終わり。
ちょっと寂しいけれど、選手の皆さんお疲れさまでした。
まだ試合が残っている皆さんも、今晩のカーリング女子も後悔のない試合を!
最後まで応援します!
では『Sky High』と共に皆さま、また次回!