2021夏の庭だより①
考えてみれば去年の夏。
庭の話もほんの数回しか更新せずに終わってしまいました。
コロナやらなんやらのネガティブな世間の空気と、春先に我が家の庭を襲ったバラの凍害ショックなども微妙にメンタルに作用していた気もします。
しかしながら昨冬はいつも通りたっぷりの雪の掛け布団が植物たちを暖かく守ってくれ、概ね無事に越冬することが出来ました。
ひとつだけ、プンゲンストウヒの根本近くに植えてある矮性のピンクのガウラが今年は出て来ませんでした。
去年は凍害に耐え、弱々しいながらも芽を出して少しの花を咲かせてくれたのですが、ダメージから立ち直れなかったのですね。
残念ですがそれもまた自然のこと、長い間可愛い花を見せてくれたことに感謝して、かつて生えていた場所にサヨウナラを言いました(草むしりをしつつ)。
だからというワケでもないですが、今年の夏は少し真面目に『庭だより』を更新する予定です。
最近は更新期間があきすぎて1回に全てを盛り込もうとしてしまい、挙げ句の果て逸れまくりのカオスな内容になりがちでした。
そのあたりも反省した上で、今年の夏は余計なおふざけは控えめに植物たちの様子を記録していこうかと。
毎年同じようで違う景色。
今見ているこの景色が永遠に続くことはないのですから、せめてブログの中に閉じ込めて。
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6/15日、我が家の庭の初夏の女王様『シャクヤク・ソルベット』の最初の花が咲きました。
まん丸蕾がぱかっと
ここしばらく晴天が続いたので、フリルもしゃもしゃドッカン!な花たちが次々と開いています。
たしかに蕾自体も割と大きいのですが、これだけの質量をどうやってピンポン玉より小さい玉の中に収納しているのでしょうねぇ。
去年か一昨年に書いたような気もするのですが、蜜の多いシャクヤクは蕾のうちからアリに大人気です。
コレってどうにかならないもの?
と調べてみると、このアリさんたちがひっきりなしに蕾を歩き回るおかげで、アブラムシなどの害虫が蕾に寄りつかずに済むとのこと。
お互いwin-winだったワケですね。
同じ頃に開いたのは朱赤の『オリエンタル・ポピー』
向こうの空き地に咲くフランスギクが強い朱赤の花色を和らげてくれますね。
花色はブラインドで買い、密かに期待していたのは実は別の色。
「あー、赤(朱赤)かあ〜。。」
正直言って初めて咲いた時はそう思ってしまったのですが、今はこれからやってくる夏気分を盛り上げてくれるような情熱的な花色じゃん?と、けっこう気に入っています。
オリエンタルポピーはさほど花期が長くなく、花びらが落ちると短めのドレッドヘアのお兄さんのような特徴のある果実部分だけが残ります。
楽しくいこうぜ!!
そんな陽気なお兄さんに見えなくもない
『アメリカテマリシモツケ・ディアボロ』も無事に咲いてくれてひと安心。
前回記事にも書きましたように昨年の冬囲い作業の際に、手抜きといいますかウッカリといいますか、前年はきちんと支柱を入れていたのを何故か失念して、
「ネットでグルグル巻にすればダイジョブダイジョブ」
と支柱ナシで冬を迎えた結果あえなく雪の重みで横倒しになり、冬の間中雪の下で倒れ伏していたディアボロさん。
これはもしかすると花芽もダメになったか…と覚悟しましたが、きちんと立ち上がり可愛らしい花をたくさん咲かせてくれました。
かなり背丈も幅も大きくなり隣の空き地にもはみ出すようになってきたので、花が終わったら来年の花芽が出来る前に剪定をした方がいいかもしれません。
『ムラサキセンダイハギ』も咲き始めました。
株自体は自分の腕では抱えきれないくらいの大きさがありますが、今年は少々花数が少なく、緑の中に綺麗な濃紫の花びらがパラパラと。
『フォプシス・プリティーピンク』、去年見かけた近隣の町の公園では地面を埋め尽くすようにたくさんの丸い花が咲いていたのですが、あれ…何だかスカスカだし丸くない笑
あまり良い場所に植えてないのはたしかですが、これからに期待しましょう。
『オルラヤ』数年前にバラやら他の宿根草と混ざって咲くとキレイかなぁと植えてみて、ようやくこぼれダネで毎年咲くようになってくれましたが、なかなか近くの花と開花のタイミングが合わないんですよねぇ。。
ですが、たとえ単体で咲いたとしても、とっても可愛い好きな花です。
『ジューンベリー』の実も色づいてきました。
今年はいつもより少々花が少なめだったのに加え、満開になる頃に強風が続いたせいですぐに花びらが散ってしまいました。
受粉するヒマもなかったんじゃ?と実付きを心配したものの、まぁまぁちゃんと実ってくれたようで良かったです。
以前は収穫してジャムを作ったりしたのですが、今はもっぱら小鳥たちのレストランとして営業しているので、少ない!とクレームが来ると困りますので。
『アストランティア・ローマ』と向こうの白っぽい花は謎アイリス。業者から入れてもらった庭土が高級じゃなかったらしく(というか何処かの廃土?)植えてもいないのに生えてきたアイリスは年を追うごとに大株になっています。
おかげで可愛いアストランティア・ローマさんが押されて狭苦しそうです。
自分が植えていないのだから早いうちに抜いてしまえば良かったのでしょうが、つい情け心が出てしまって。
まぁ文句を言いつつも可愛いし愛着もあるんですよね
本来は玄関横で主役を張る予定だったアストランティア・ローマさんは、〝軒を貸して母屋を取られる〟状態になっており、不満そうにしながらも今年も健気。
きらきら金平糖みたいなアストランティア。
実は庭の宿根草の中で一番のお気に入りです。
バラもボチボチ咲いてきました。
実は「ミニ」バラじゃないんじゃないかと最近疑いはじめた大きなミニバラ
昨年は凍害を受けてケチョンケチョンに株元まで刈り込まれた『クイーン・オブ・スウェーデン』も無事復活しました。
このスウェーデンの女王様は身体が丈夫でありがたいです。
去年の姿がウソのようにたくさんの蕾
まだ2〜3輪ほころび始めたばかりで盛りはこれから。
去年の凍害で他のバラたちも多かれ少なかれ被害を受けましたが、今のところ順調に生育して蕾もつけてくれています。
綺麗に咲いたら、またこの『庭だより』シリーズに載せますね。
それでは今回はここまで。
また次回、よろしくお願
…
タタタタタタ…
ドンッ!!
痛っ!誰かぶつかって()
…って、あーキミか。
えーと、アノ彼が最後にご挨拶したいそうです。
ではどぞ。
楽しくいこうぜ!!(さっきと同じじゃん…)
それではまた次回、よろしくお願いいたします☆