冬の田舎道Driveへ行こう!
皆さんこんにちは!トビーです。
寒い景色愛好家の皆さん、お元気ですかー( ´ ▽ ` )?
(ザワザワ…何ソレ…というざわめきは聞こえません)
予告通り前回に続き、ブルブル震えるような寒~い景色をお届けしたいと思います。
冬になると家にこもることが多くなるので、久々の外出記事ですね!
有名な場所に行くわけでもなく、ロクに車も通らないような山道を走ってきただけなので、きらびやかな景色はありません。
が、そんなマイナーな冬景色こそ覗いてみたい!という物好きな方、ご一緒に冬のドライブへ出かけましょう♪
いいですか?地味ですよ?そこのところ、よろしくお願いいたします(クレーム対策) 。
では皆さん、出発です。
狭い道にかかる木々のアーチをくぐると、県道ならぬ道道(どうどう)です。
正面突き当たりの凸凹コンビは、矢羽根付きポール君とカーブミラーさん。
あっ、矢羽根君については後から少々説明をさせていただきます(`・ω・´)ノ
キレイに除雪してくれていますね。
夜間に除雪をしっかりしてくれるからこそ、朝に私たちは会社や病院に行くことが出来ます。ありがとうございます!
今日は左へ行こうかな。
逆光で画面が暗いですが、路面が凍っているのがわかりますね。
ここは以前、まだ会社員だった夫が仕事帰りの夜中に走行中、飛び出してきたエゾシカにぶつかられた道路です。
ほとんど信号がないので走りやすいからと使っていたようですが、エゾシカが乗り上げたボンネットは大きくへこんでしまいました。
幸いあまりスピードは出ておらず、当たり屋のエゾシカ君は白いお尻を振りながら、ぴょーんと跳ねていなくなってしまったそうです。
まあ、双方無事で良かったよ。車は修理しなくちゃいけなかったけども。
さてここで、先ほど出てきた『矢羽根』君のことを少々。
こんな感じで一定間隔に、下向きの赤白しましま矢印が立っています。
北海道で見かける謎の標識としてTVで紹介されることもあり、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、彼の名前は
通称『矢羽根(やばね)付きポール』、
正式にはポール部分を「固定式視線誘導柱」、矢印部分を「視線誘導標」といいます。
本州でも雪の降る地域には一部あるようですね。
ってね、わけ知り顔で書きましたけど、私も名前、知らなかったんです(● ̄▽ ̄●;)ゞ
何せ物心ついてから当たり前に存在しているので、わざわざ名前を確認する必要性を感じたことがなかったので。
何に使用されているのかといえば、簡単に言うと「道路と路肩の区別をつけるもの」です。
雪のない時期はただボンヤリ突っ立っているだけの矢羽根君ですが、それは仮の姿、冬の命綱とも言える存在です。
真冬の北海道は、激しい地吹雪になることも珍しくありません。前を走る車のテールランプすら見えないホワイトアウトの状態になることもしばしば。
それどころか街灯も何もない田舎の道を単独走行だと、今走っている場所が道路なのか路肩なのか、曲がり角はどこなのか、右も左もわからない状態になります。
その時!
前方上方を見上げれば、連なる矢羽根君たちがピカピカと規則的に点滅し、
『道路はここまでだよ。僕らの並びを見ながらカーブするんだよ。』
と、誘導してくれるというわけです。
何という優しさ…!
矢羽根君がいなかったら道民は、路肩に乗り上げ、用水路に落っこち、脱輪し、脇の畑や水田に転がり落ち、カーブを認識出来ずに山肌に激突、という大惨事を免れません。
ありがとう、矢羽根君!
ちなみに古い矢羽根君は反射シートのみで、自力で光らないものもあります。
※写真を見ると矢印部分は小さく見えますが120cmあります。けっこう大きいですね!
あともう一つ重要な役割。
除雪車が除雪をする範囲を見極めるためですね。
やみくもにゴリゴリと削っていくと、歩道の縁石を破壊したり傷つけてしまいます。
時々見かける削られた縁石は、冬の間に除雪車によって負わされたキズであることが多いです。
特に風光明媚、というわけでもない冬枯れの景色を見ながら進み
大きい道をはずれて更にマイナーな道へ入る!
おや?景色を撮るためにたまたま停まった場所ですが、木の枝の間に何かありますね。
蜂の巣!
壊れていて、住人は誰もいないようです。
木々の隙間から大きめの鳥がとまっているのが見えたので、車を停めてスマホを構えると、気配を察したのか飛んでいっていまいました。
けっこう大きく見え、体がやや白っぽく感じたのだけれどやっぱりトンビかな。
ピーヒョロヒョロ〜と鳴いてくれればトンビだとわかるのですが、終始無言でした。
写真の真ん中、遥か遠くにどんどん姿は消えていきます。
そーらをじゆうに、とーびたいなー♪
このフレーズが頭を駆け巡ります。
こちらは親子なのか、大きい個体と小さめの個体がもつれるように飛んでいました。
小さい方はあまりピンと翼を伸ばして飛ばず、バサバサと若干不器用な感じです。尾羽の形を見るとこの2羽はトンビかなと思います。
そういえば、知床などで有名なオジロワシも、少数ですが旭川にもいるらしいですよ!
車とも人とも一切出会いません。世界にいるのは自分ただひとりです。
前からも後ろからも
誰も来ない!いぇーい♪
しばらく進むと牛付きの看板が出現。
『クリーマリー農夢(のうむ)』さん。
こちらでは少ない頭数の乳牛を「アニマルウェルフェア(家畜福祉)」の理念で育て、「幸せな牛から作った幸せの味がする乳製品」を提供している農場兼販売所です。
ここでこちらの牛乳を使ったお菓子を買って帰りました。
こちらのお話や写真は次回改めて載せたいと思いますので、よろしくです♪
さて、そろそろお昼ごはんを作りに帰りましょうか。
でもその前に、久しぶりに私のホーム球場ならぬ「ホーム神社」へご挨拶して帰ることにします。
あっ、私は葬儀は仏式、クリスマスも初詣もなんでもござれのありきたりの日本人です♪
昔この近くに住んでいた時、当時の愛犬の散歩で毎日歩いていた坂道です。
背の高い木が連なるこの坂道は、夏は鳥や虫の声が響き、冬は静かで空気がピンと張りつめ、落ち込んだ時もここを歩きながら深呼吸すると何だか元気の出る、私のとっておきの癒しスポットです。
ここまで来るにはけっこうな斜度があるので、冬は歩きか、車なら4WD必須です。
え、車から降りてここを登るのかって?
今日はやめときます(^ ^)!
横の道を使って、神社の裏までショートカット!(神さまにはナイショでお願いします)
裏手は広くて、よく営業車なんかがサボ…休んでいたりしますが、冬のせいか誰もいません。
周囲はぐるりと林に囲まれています。
赤い実が雪と白樺に映えて綺麗でした。
お賽銭の100円玉を握りしめて拝殿へ向かい、振り返って下に見える鳥居をパシャリ。
降りるつもりはなかったのですが、ここの狛犬が当時の愛犬に似ているので思い直して挨拶してきました。
2頭とも背後から白い人に抱っこされてるみたいになってますね。
ああ、ホントにもう帰らないと!
そう思って車に戻り、走り始めましたが、近くによく鳥の声が聞こえるポイントがあるので「ちょっとだけ!」と思い、その場所へ。
葉っぱがなくなった木は、鳥の姿が見やすいですからね♪
タ、タ、タ、タラララ…
実は神社にいる時も、遠くで釘を打つような音が聞こえていました。
この木から聞こえます。
音の主がいましたよ!
アカゲラかな?
背中の白い斑点がクッキリしていないところをみると、アカゲラではなく
『オオアカゲラ』のようです。
英語で
『White-backed Woodpecker』
ウッドペッカー、キツツキの仲間ですね!
赤い頭に白黒ボディ、おなかがピンクの可愛いヤツです。
※雌の頭は赤くないそうです。
私の写真でははっきり見えないので写真をお借りしました。
出典:Wikipedia
雪の降る中、枝をつつくオオアカゲラの動画を撮ってみました。
ずっと上を向いてスマホを腕いっぱいに伸ばして撮っていたら、後半ふらついて画面が揺れています(^^;
これは比較的おとなしく木をつついていますが、実は我が家はよくこの鳥につつかれます。
ここ最近は減りましたが、寝室のすぐ上あたりから、
『ダララララララララ‼︎』
と、大きなドラミングの音が聞こえるのです。
明らかにウチの外壁を、クチバシで激しくダラララしています。
ウチを壊さないで(;ω;)
以前オオアカゲラが家の窓に激突し、しばらく窓の下にうずくまっていて心配させられたことがあるのですが、もしやこれは仕返し…?
ああ、朝はあんなに青空だったのに、最後はすっかり雪になってしまいました。
本日のドライブはこれにて終了!
最後まで寒い景色にお付き合いいただき、ありがとうございました!
次回は買ってきた『クリーマリー農夢』さんのお菓子をちょっとだけご紹介。
またよろしくお願いいたします(^-^)♪