北のはしっこ惑星

北海道LOVEな道産子主婦が花や自然、飼い猫、料理、たまにフィギュアスケートの事を呟きます

自然のアレンジメント

f:id:kapibara5168:20170802163334j:image

『ノラニンジン』

コンビニの駐車場の電柱の周りに、まるで誰かが生けたアレンジメントのように咲いています。

 

ですが帰化植物であり、繁茂することから厄介な植物として、北海道ブルーリスト(北海道の外来種リスト)にも記載されています。

 

なのであまり大きな声では言えないのかもしれませんが、私が好きな道っ端の草花No.1なのです。

 

最近車を走らせていると、そよそよ、ほよほよ…と、UFOの群れのように道路脇で揺れています。

 

この時期おなじみの光景ですが、ふと、子供の頃こんなの道端に生えていたかな?と遠い記憶を手繰ります。

 

小学校の帰り道、アカツメクサの蜜を吸い散らかしたり、しゃがんで見つけた野イチゴらしきもの(種類はわからず…でもまずくはなかった記憶)を口に放り込んだり、かなりワイルドに帰宅の道を歩んで帰って来たはずなのに、ノラニンジンの記憶がありません。

 

大人になってもその癖で、見つけた謎の野イチゴを躊躇なく口に入れた私に、主人は「お前スゴイな」とちょっと引いていました。そうだよね、何が付着してるかわからないもんね…犬のオシッコならまだしも、このへんだとエキノコックスとか。

 

レベルが違い過ぎて同列には語れないけれど、ナスDは大丈夫なんだろうか。

 

話を戻して。

フランスギクは昔からたくさん道端に生えているのを見てきて、記憶ははっきりあります。

という事はやはり、ノラニンジンは当時今ほど繁茂していなかったのでしょう。

f:id:kapibara5168:20170802203502j:image

ドライブの道すがら撮影

繁茂しているところは道路脇を途切れる事なく生えています。

 

調べてみると、ヨーロッパから昭和初期に持ち込まれたとあります。

それから徐々に勢力を伸ばしてこれだけ繁茂するようになったのでしょう。

割とけっこうな大人になってから、その存在に気がついたような気がします。

若い時は遊ぶのに忙しく、道端に咲く花にもあまり興味がなかったので、気がつかなかったというのもあるかもしれません。

 

以前、同じく北海道ブルーリストに載っているオオハンゴンソウについてもお話した事があります(7/25記事)。

※記事を貼り付けようとして、貼り付け方を見ながらスマホでぽちぽちやっていたら、何と記事を削除するという大失態!復元は出来たもののあせって余計な操作をしたために、いただいたスターを全て失うというポンコツ具合。押していただいた皆さん、ごめんなさい。心の中に☆は生きています!なので今回は貼りません(トラウマ)ので、興味がある方は自力で見てみて下さい。

 

オオハンゴンソウは背丈も高く群生の規模も大きいせいか目立つので、近年はちょっと厄介な野草だと認識されてきたように思います。

しかしノラニンジンに関しては、可憐で優しい雰囲気があるからなのか、道端を埋め尽くしても許されている感じがします。

先日寄った美瑛の『愛を積む人』のロケ地で撮った写真ですが、これはあえてノラニンジンを残してますよね。

f:id:kapibara5168:20170804092901j:image

「アメリカ原産のワイルド野郎とヨーロッパ原産の繊細な乙女」

↑は個人的な感想ですが、扱いの違いはこのようなイメージの差でしょうか?実際ノラニンジンは、イギリスでは『アン王女のレース』と呼ばれたりするようです。

f:id:kapibara5168:20170804100140j:image

この写真では分かりにくいですが、中央には赤黒い小さな花のようなものがあります。

f:id:kapibara5168:20170804100427j:image

これだと、よーく目を凝らしてみるとわかるでしょうか?実は私、こういうセリ科に付き物のカメムシが潜んでいるのかと思って、あえてよく見なかったんですが、これは『花の中にある花』だったんですね。諸説あるようですが私が好きなのは、

先に虫が止まっているように見せかけて、「ここに美味しいものがあります、ホラ、お客さんも来てますよ!」と、花粉を媒介してくれる昆虫を呼び込むというサクラ商法説、です。

 

花にしろ人間にしろ、同じような発想になるのは不思議です。ホントのところはわからないけれど。

f:id:kapibara5168:20170804103355j:image

花が終わった後のこのフォルムも、何でこうなるの〜?という面白さ

 

顔を近づけてよーく見る

このワシャワシャした中身は一体どうなっているんだ…

まさか大量のカメムシ

いやまさか、種だよね?

……(手を出しちゃいけない)

 

可憐な乙女のイメージを大事にしたいので、触らない事にしようと心に決めたのでした。