アイドルはつらいのよ
わたしはまりも。
職業、(家庭内)アイドル。
ステージに立つと
ファンからのアピールがスゴイのよ。
(え、またこれ投げるの?腕が疲れるんだけど…(-.-))
「ごちゃごちゃ言わずにファンなら投げるの!」
(あー、ハイハイ)ブンッ!
「取ったぁ‼︎」
喜んだフリでプレゼントを受け取らなきゃならないし。
「アンタ調子のってんのよ!」
私の座を狙うライバルの突き上げも厳しい。
盗撮にも注意しなくちゃならないし。
お気に入りの豪邸で寛いでいても
「まりもさん、握手お願いします‼︎」
熱狂的なファンが家までやって来る。
これ、ストーカー規制法に引っかかるんじゃないの?
「ちょっとだけよ」 シブシブ…
ファン「ありがとうございます‼︎」
「いつも応援アリガトウゴザイマース(うぜぇ…)」
えっ、まだ何か。
ホントにウザい 。
年若いアイドルって、こんなイジリにも耐えなきゃならないの?
ああ、疲れた。
やってらんないわー。
(スピー…)
アイドルにも休息が必要よ。
プスンプスン、ムニャムニャ、ムフー。
スッ…(さわさわ)。
…………。
ファン① ズボッ
………。
ファン② ムギュッ
……。
「うるさいのー!肉球のスキマに指突っ込まないでぇ‼︎」
(あれー、まりちゃん口の中黒いんだね!)
余計なお世話ーーー!黒くたっていいでしょー!セクハラー!もー、やだー!
いやいや、ついね。ハハハ。
…ププッ。
いつも私を待ち伏せして後ろからとびかかったり、ソファの隙間から人の頭ブッ叩いて逃げたりするから。
(いい気味なのよ、ククク…)
さーて、私はゆっくり寝よーっと♪
ZZZ……
(※のんのさんは決してイジワルではありません。いつもやられっぱなしの大人しい子なので、今回の「ブラックのんの」はたまたまです!)
いやー、しかし肉球って本当にいいもんですよね!
触るなっていう方が無理じゃないでしょうか(力説)⁉
ということで、本日の家庭内アイドルの活動報告を終了いたします。
ではまた次回( ´ ▽ ` )☆