春を探しに
桜の季節がやってきましたね。テレビにブログに、咲き誇る桜をあちこちで見かけるようになりました。
毎日毎日世間の人々が桜に熱狂している様を見ていると、浮かれている皆さまが無性に羨ましくなってきました。
何せ我が家の庭はまだこんな風なので、桜どころか雑草すら出ていません。


我が家はほんの少しだけ高台にあり、街中より半月ほどは季節が遅れてくる感じです。
すっぽり雪に埋もれていたバラの冬囲いの女竹も頭を出してきましたが、おやぁ?イヤな感じでナナメってますね。
今冬は雪が多かったので、上から横から、強力に力が加わったのでしょう。
斜めになっていないものも、広がっていた女竹の角度がギュッとすぼまっています。
いったい下の方はどうなっているんでしょうねぇ?
怖過ぎ〜!(イントネーションはIKKOさんのアレで大丈夫です)
ちなみにナナメっている女竹は、我が家のバラでは一番元気な『クイーンオブスウェーデン』を囲っているものです。
力強く真っ直ぐ立ち、私の適当なお世話でも次々と花を咲かせる、健気な良い子です。



かなり背が高くなったもの(140cm〜)を去年の秋に切り詰めてネットと女竹で保護しましたがこの斜めっぷり、元気でいてくれたら良いのですが。
去年の春、雪が溶けたら屋根からの落雪ででボッキボキだった『シャルロットオースチン』、

女竹の数を倍に増やして囲ったせいか何とか体勢を保っていますが、メインの枝は折れてしまっているので今年もどうなることやら。
まあ、今さら考えたところでどうしようもありません。
あと1ヶ月弱で、いやでも全容が現れますのであれこれ考えるのはその時に。
ということで。
本州の皆さまがあまりに、キャッキャうふふと春を満喫していてクヤシイので、私もカメラ片手にブラブラ散歩と洒落込みました。
久しぶりにCanon EOS Kiss X9iのアニキにご同行いただき、この季節の北海道らしい
地味な景色を少々撮ってまいりました。
地味なんですが、せっかく撮ったので貼っちゃいたいと思います。
決して綺麗とは言えないこの季節ですが、北国の人間にとっては悪くない景色なのですよ。
何せようやく長ーい冬から解放されるんですから!
ではまいりましょう。
大きな道をはずれて田舎道を気ままに走ります。

ウチの周りよりだいぶ溶けて、道路もすっかり乾いています。

田んぼの水が引くのはもう少し後になりそうですね。

エゾリスでもいないかと探してみましたが、何せ私がチンタラしていて初動が遅く、リスの皆さんはねぐらに引き上げてしまったようです。
静かな公園の中、小鳥の声だけが小さく響いていました。


この辺りの桜では最もポピュラーな、エゾヤマザクラの標本木がありました。蕾はまだ全然ですね。
小動物狙いでレンズを装着していったので、近い距離のものがまともに撮れず早々に撤退です^^;
桜の開花は例年GW前後、楽しみに待つとしましょう。

東川町のキトウシ森林公園。
こちらも桜が綺麗な場所です。
季節になると小高い山の斜面一面の桜、周囲にはエゾエンゴサクやカタクリ、オオバナノエンレイソウなど、春の小さな植物たちの競演が見られます。

北海道のメジャーなお花見方法として、桜の下でジンギスカン&バーベキューというのがありますが(桜はあまり見ていない)、最近はそのスタイルの花見が得意ではなくなってきたので、こういった静かに見られる桜の場所はありがたいです。
若い時は桜の下でワイワイ焼肉、好きだったんですけどね〜。
その気になった時にいつでも景色の良いところで焼肉が出来るよう、常に車の後部座席の足元に七輪と炭を積んで走っていたあの頃。
あっ、ちゃんとノンアルビールでしたよ!振り返ってみると変わり者女子ですね。
今年もここの桜を見に来ようっと。

キトウシからの帰り道、川を渡った田園風景の向こうに見える十勝岳連峰。

写真左、北のオプタテシケ山から南の富良野岳まで、2000m級の山々が連なります。


主峰、十勝岳は今日も元気に噴煙を上げています。

現在この十勝連峰は、上記の十勝岳と、向かって右隣、上ホロカメットク山以外は特に火山活動はありません。
山の雪も少しずつ溶け、黒い山肌が見えてきましたね。
春はちゃんと山にも訪れているようです。

夕日に照らされる田園風景を見ながら帰ります。
さて、スーパーで特売品と猫のオヤツを買って帰らねば。

何とスーパーの駐車場でなかなか良い画が撮れました(笑)

綺麗な色ですねぇ。
綺麗な夕焼けを見られて満足ですが、スーパーの駐車場で一眼レフを取り出して写真を撮っている、アヤシイおばちゃんとしてチェックされていないか少々心配です。
ただいまー!
オヤツ買ってまいりました~。
「ふわぁ~…おかえりー。オヤツ、そのへんに置いといて~!」
いい身分ですなぁ、まりちゃん。