夏の草花ふりかえり
全国的に寒波がやってきていますね。皆さんの地域は大丈夫でしょうか?
今回はタイトル通り、去年の夏にあれこれ歩いた際に見つけた草花の話をしたいと思います。
何故に今頃?
実はけっこう前に書いた記事なのですが、
寒くなって暖かい季節が恋しくなった頃の慰め用に、
と取っておいたものなのです。
こちらは間もなく、雪まつりや各地の冬のイベントを迎える一番寒い季節がやって来ます。
そろそろ頃合いでは(`・ω・´)?
もしかすると忘れられているかもしれませんが、このブログのメインテーマは
『庭・花・自然』
あたりだったような気がします。※猫も、ですね。ああ、最近はカメラも!スケートもシーズンだし!時間が足りない(ノД`)
立ち位置を思い出すとともに、暖かい季節の話で、寒さをしばし忘れてみよう!みたいな感じだと思っていただければ。
『道端の草花愛好家』として、あえての季節外れ、ご容赦ください☆
夏の間、ブログで取り上げたいなと思いながら、他の記事を書いていてタイミングを逃してしまった(´ロ`ノ)ノ!という草花たちがメインとなっております。
ではよろしくお願いいたします♪
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私はガーデンに咲く園芸種はもちろん好きですが、道端に咲いている花や木々を観察するのも好きです。
小学校の帰り道、休耕田のあぜ道が通学路をショートカットする道だったので、野イチゴを食べたりアカツメクサの蜜を吸ったり四つ葉のクローバーを探したりの道草ざんまい、そのクセが抜けないのかもしれません。
そして、そんな道っ端が気になって仕方がない私の、ドライブに行く時の相棒を紹介します。
道内の道端や山の中など、誰が植えたわけでもない植物が「ほぼ」網羅されている、北海道大学出版会『新北海道の花』
※「旭川の植物」は小冊子に近い感じですので補助的に使っています。
「ほぼ」と注釈を入れたのは、えっ、こんなに見かけるけどないの?というものが稀にあるからです。後述するものにも記載されていないものがありました。何らかの理由で分類上、この本の範囲ではないと判断されて記載がないということもあるかもしれません。
しかし、多くの植物が写真付きで記載されていて、かなりの確率で見つかります。
似た姿の草花も多いため 、後から撮った写真とつきあわせても「ん〜〜〜?」と迷う時もありますが、迷うほどたくさんの種類が掲載されているということでしょう。
ですので、もしかしたら似たものと名前を取り違えていることがあるかもしれません。その時はごめんなさい。教えてくれると嬉しいです♪
道端の花ゆえ地味な花が多いですが、よろしければお付き合いくださいませ(*´∀`*)
では、まずは『独活(うど)』からです。
上の2枚は、以前記事にした「美瑛パッチワークの路」にある、『愛を積む人』のロケ地跡で撮ったものです。
私の好きな『ノラニンジン』がたくさん咲いている場所のすぐそばで、広大な畑を見晴らしながら咲いていました。
ちょっと寂しげな様子で風に揺れていたのが印象に残っています。
これは別の日と場所で撮ったものです。小さな花火が一気に弾けたような様子が楽しいです。
夕方に撮ったものなので、西日で少し黄味がかって見えます。
山ウドと言えば山菜のイメージが強く、春先の若芽や茎ばかり頭に浮かぶので花を気にしたことがなかったのですが、この花を天ぷらにして食べたりもするようです。
私の住んでいるあたりでは聞かないので、地域によるんでしょうね。
上記にちょっと出た『ノラニンジン』で思い出したのですが、以前の記事でノラニンジンを取り上げた時、花が終わった後のワシャワシャが詰まった籠状の花穂を載せました。
カメムシがよくつく花なので、もしこの緑の籠を開けたならば、中にはカメムシのベイビーがどっさりとー((( ;゚Д゚)))‼︎、という妄想に震えたヤツです。
(開けたらどんな世界が広がっているのかしら…?)
「ふふ、何が入っているんだろうねぇ。」
普通に考えれば種とかなんでしょうけどね。でも万が一!
大量のカメムシベイビーが、こんにちはー♪ってこっちを見たらどうします?
『好奇心は猫を殺す』っていう諺もあるじゃないですか。
勇気ある撤退です。
秋、その後の姿を『上野ファーム』内にある射的山で見つけることが出来ました。
やっぱりなんかコワイ…( ;∀;)
ぐはあっ‼︎ と何かを吐き出したまま固まったような禍々しいお姿。
何とか可愛らしい表現をするなら、鳥の巣を真横にしたような、もしくはモヘアの帽子といったところでしょうか(苦しい)。
ヨーロッパからやって来た、
『アン王女のレース』
の別名を持つノラニンジン(セリ科ニンジン属)、
王女様なのに日本へ渡ってきたら「野良」ってつけられちゃうんですねぇ。気の毒。
実はこれが、私の頼りにする相棒に掲載されておらず、ひょっとして私の見たのは違うのかな…などと疑心暗鬼になっていたのですが、やはり昔からアイヌなどにも利用されていた、北海道に自生している落葉低木の『ノリウツギ』に間違いないように思います。
「木」に分類されて、「花」と謳っている本書には掲載しなかったのかとも思ったのですが、科は違えど似た感じの『カンボク』は載っています。
『ツルアジサイ』や『ヤマアジサイ』なども掲載されていないので、何か理由があるのかもしれません。
まさかアジサイ系がキライとか(´・ω・)⁉︎
もしノリウツギじゃなかったらご一報を!
こんな感じで山地や道路際などで見かけることが出来ます。
ひらひらとした真っ白な装飾花が、蝶が飛んでいるように綺麗です。
そしてノリウツギを撮影していた時に気付いた足元の小さなグリーン。
私は多肉植物はてんで不勉強で、名前など詳しいことはわかりませんが、ざっくりとセダムの仲間…と言っていいんでしょうか?
ウスユキマンネングサ、というものに似ている気がしますが確信はありません。
うちにあるアナベルの周辺にも、同じような植物が時々生えたりしていたのですが、特にかまうこともなくそのままにしていたらいなくなってしまいました。園芸店の土に混ざってやって来たのかもしれません。
あまりこの辺りの道端で多肉植物を見かけたことがなかったので新鮮でした(気付かなかっただけ?)。
もしどなたかこれの名前をご存知でしたら教えてください♪( ´θ`)
教えてちゃんでスミマセン。
では次、田園が広がる道路脇にアカツメクサと混じって咲いていました。
園芸店で売っているシレネ(フクロナデシコ)に似ています。
シラタマソウかと思ったのですが、シラタマソウは無毛とのこと、これはけっこう毛深いんですよね。
図鑑とネット、両方で頑張ってみたところ、マツヨイセンノウというものが毛が生えていて似ているのですが、若干花びらの形が違うような…。
一筋縄ではいきませんね〜。
うん、フクロナデシコの類い。友達。
誰かーーー(´Д` )!正解ーーー!
図鑑持ってるのに結局わからないんか…という話でもありますが、おおよその出自がわかるところまでは何とか調べることが可能です。
誰に求められたワケでも仕事でもないのに、何故調べてしまうんでしょうね(笑)
この心理を強引に青春時代で例えるなら、
『学校の行き帰りの通学バスや寄り道した街の中で、たまに見かける何だかちょっと気になる子』
どこの学校?名前は何ていうのかな?という、ちょっとした淡い気持ち(わかりにくいですかね…この例え)。
実際このシチュエーションで、気になる相手の学校や名前を調べ上げたなら、今ではストーカーとして通報されかねません。
しかし道端の草花なら、ストーカー扱いされる心配はない…。
セーフ!セーフです‼
特に何もなさそうな場所でしゃがみこみ、写真を撮ったり、角度を変えながら覗きこんだりしていると変な人に見られる可能性はありますが、通報されることは(多分)ないでしょう。
『物好きな人』
『目を合わさないでおこう』
このあたりで勘弁してくれそうです。
ホントはまだあるんです、未紹介の草花が。でもそろそろイヤがられそうなので、今回はこの辺で!
残りはまた別の機会にお付き合いいただけたら幸いです♪
季節外れのお話にお付き合いいただきましてありがとうございました!
寒い日が続くようです。皆さま体調を崩しませんようご自愛ください。
それではまた次回(*´ー`*人)☆