『密』
『密(みつ)』
この字を単体で書いてみると何だか新鮮です。(この場合は打ち込みですが)
よくよく考えてみると、今までの人生において「密」の文字を書く機会はあまりなかったような気がします。
あえて言うなら。
「秘密」
コレが多かったような気がします。
秘密の関係
秘密の時間
秘密の部屋
…………
全般的に艶めかしくて妖しな感じ。
まあ、どちらかというと「密」よりは「秘」の字の効果でしょうか。
↓小説も読んでTVシリーズも見てますがオンナってコワイですねぇ
えーと、他には。
ひみつのアッコちゃん←漢字じゃないとか細かいことはいいじゃないですか
あらまあ、妖しどころか途端に明るい印象になりましたね!
おっといけない。
しょっぱなから脱線するところでした。悪いクセです。
上の話は忘れてください。
とにかく、これが私にとって一番身近な「密」のワードだったのに、最近聞こえてくるのは
『密閉・密集・密接』ばかり。
流行り病から生まれたこの3つの「密」ワード、
「密」の文字を見るだけでもう息苦しい( ´Д`)
そんな気分になる世の中となりました。
↓我が家の「密」の例
プスキニアとシラー・シベリカ密タマザキサクラソウ密
ワスレナグサ密
アレコレ触って品定めはよろしくないので狙い定めて取った豚バラブロックのアチラ側の脂身が多く、そこを削って作ったパンチェッタ密
ハムチーズロール密
緊急事態宣言発令のもとリモートワークが推奨され、それが可能な会社では多くの人が在宅勤務となり、都会の満員電車のギュウギュウ詰めがかなり解消されているとのこと。※もっとも宣言解除されたところでは戻りつつあるそうですが。
この満員電車から解放された人々は一体どこにいるのか。
言うまでもなくほとんどの人は「Stay Home」の掛け声のもと、自分の家かと思います。
となると当然、新たな場所(家庭)に新たな密(家族)が発生するワケです。
もちろん一人暮らしや家族の少ない人、もしくは部屋がたくさんある大豪邸に暮らす人などにとってはそれほどの問題にはならないかとは思いますが、多くの人々にとってはそれなりの忍耐力が試されることとなったようです。
「おうち時間」として家族でお料理をしたり工作をしたり、たくさんの楽し気な動画がUPされる一方で漏れ聞こえてくる、
「毎日家族分の3食を作るのがキツイ」
「自分ばかり働いて家族が何もしない」
「常に夫が家にいるのでストレスが溜まる」
などなど。主に主婦のボヤキのような
いつもなら日中は会社や学校に出かけ、程よく離れる時間のあった家族同士が毎日24時間ビッチリ顔を突き合わせることになったストレスにより、軋轢がギシギシと大きな音を立てているご家庭もあるようです。
息抜きに外出、なんてのもままならない状況でずっと同じ空間にいては、いくら家族といっても気疲れはするでしょう。
いきなり家庭内に降ってわいた「密」
上手にガス抜きをしながら、身体の距離は近くても心のパーソナルスペースを保って穏やかに暮らしたいものですね。
………………
え?
電車も通ってないイナカ住まいのオマエに「密」を語ってほしくない?
辛辣ですねぇ…
いえね。
そんなイナカ・少人数家庭の我が家にも発生したんですよ。
「密」が!
以前からチョイチョイとブログを覗いてくださっている方にはおわかりかと思いますが、我が家にいる2名の女子猫。
私を見るのんのさんの目はいつも冷たい
正直仲良くありません。
それは保護猫としてやって来た「のんの」さんがあまりフレンドリーな性格ではないのに、今まで飼ってきた歴代の女子猫たちの経験から、子猫なら仲良くなるだろうと勝手に想像した私に責任があります。
のんのさんに悪いところはひとつもなく、ただ社交性に欠けるだけ。
よちよちと寄っていく小さなまりもさんを傷つけたりはしないものの、決して受け入れることなく既に5年以上が経過しました。
仲良くとはいかないものの何となくお互い距離を…それこそ、
ソーシャルディスタンス?
を保ちながら、それなりに平和に暮らしています。
しかし最近、まりもさんがのんのさんに対して距離を詰めてくることが何度かありました。
このところ、ソファの背もたれクッションを潰して寝るのがお気に入りののんのさん。クッションはもうケバケバのボロボロ
気持ちよく羽毛のクッションに沈み込んで寝ています。
そこへやって来て、真下にドスコイ…もとい、ドッカリと陣取るまりも嬢。
ここまで近いのは珍しく、もうコレはふたりにとっては「密」と呼んでいい距離感。
「(ええ…アイツ来ちゃったよ)」
「(そこで寝るんか…)」
ムックリ。
鎌首をもたげ、さりげない風を装って背後を伺うまりも嬢。
警戒するのんのさん。
絡み合う視線。
完全にバレてますけども?
にも関わらず、そぉ〜っと手をあげて。
「・・・・・」
「・・・・・」「・・・・・」
完バレしているにも関わらずそのままのんのさんのシッポをパンチ!するまりも嬢と「シャーーーッ!!」の雄叫びと共にすかさず飛び退くのんのさん。
「だからアンタいやなのよね💢!」
めでたく従来通りのソーシャルディスタンスの距離に戻る女子猫たち。
猫にも感染例があるといいますし、このふたりに関しては感染対策バッチリです。
「ちぇー、ケチんぼ!つまんない」
嫌がられるのは、まりちゃんがいつも不意打ちで飛びかかったりパンチするからだよ。
余談ですが最近どこかで、
家にいつもいない人がずっといるようになると、猫も実はちょっとストレス
という説(あくまでもひとつの説ですよ、その子の性格もあるだろうし)を読みました。
それまでは不肖ワタクシ、
「ずーっと家にいるから猫たちも嬉しいだろうな…フフッ可愛い奴らめ(・∀・)ニヤニヤ」
と勝手にニヤついておりました。
そう言われるとたしかに、
ちょっとぉ…ウザイ…
みたいな顔をされる頻度が増えた気がしないでもない。
程よい距離感、ソーシャルディスタンス。
人間と猫にも必要よね。
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ホントは続けて庭のコトも書きたかったのですが更新間隔があきすぎるせいか、いつも詰め込み過ぎて冗長になるのを反省して、今回はここまでに。
「更新をサボリ過ぎず、文章は短めに」
これが私の今の課題ですねw
それではまた次回、よろしくお願いいたします☆
夕暮れの空に泳ぐシロナガスクジラを見つけたよ♪