巣ごもりの春
北海道・上川盆地にもようやく春がやってきました。
記録的な少雪の冬だったおかげで、春が遅い我が家の庭にも、例年より2週間ほど早く春の花たちが顔を見せてくれました。
長い冬を耐えた北国の人間にとって、『春』という季節は、ただの四季のひとつではない特別な喜びの象徴でもあります。
そう。
いつも通りの春ならば。
春の到来が嬉しいものに変わりはありませんが、やはりアレですね。
この厄介な未知のウイルスのせいで、世界各国が窮地に追い込まれています。
前回の更新が2/27。
そこから既に1ヶ月半以上が経った今回の更新までウイルスの猛威が衰えることはなく、今現在も刻々と状況が変わり予断を許しません。
おお、春よ春
もっと単純に春の到来を喜びたかったよ。゚(゚´ω`゚)゚。
前回記事を更新した日の翌2月28日、国内で感染が先行した形となった北海道では全国に先駆け、道知事の判断で2月28日〜3月19日までの3週間『緊急事態宣言』が出されました。
その間の我が家における外出は週に1〜2度、ほぼ買い物と実家の親の用事だけとなりました。
厳しい風土で生き残るためには四の五の言わずに協力し合う、だってそうしないと死んじゃうから( ̄皿 ̄)!
という開拓時代からの道民ダマシイが発揮されたのでしょうか。
元よりイナカの我が家周辺ですが、宣言を出されてからはさらに人やクルマの往来が減り、窓から見える景色はまるで元旦の朝のよう。
スーパーも、私が平日に行くせいかわかりませんが、割引きデーのような日でもなければガラガラでした。
皆さんかなり頑張っていたと思います。
努力のかいもあり予定通り3月19日、宣言は解除されましたが、多くの人がその後もマジメに自粛生活を続けていました。
が。
一旦感染者数が下がった北海道にも第二波がやって来ているようです。
私の住む旭川市は今まで割と感染者数は抑えられていましたが、最近首都圏からウイルスが持ち込まれ、新たな心配のタネになっています。しかも実家に近いし
せっかく地域の人が頑張って保っていたのに…とグッタリしますが、時は戻せません。
緩むな
ということですね。
そして昨日4月16日。
緊急事態宣言の全国への拡充により、北海道は「特定警戒都道府県」に指定され、2度目の公的な自粛要請が出されました。
北海道独自だった2月末の宣言から数えると自粛生活は2ヶ月近くになります。
地域の人たちにも疲れやストレスは見られますが、多大なリスクのなか働いてくださっている医療機関の方々のことを思えば泣き言など言うわけにもいきません。
引き続き自粛に努めようと思います。
ただし、暗くピリピリとした空気に飲み込まれてしまっては免疫が下がるというもの。
こんな時は何か作業に熱中したい╭( ・ᄇ・)̑ﻭ ̑✨
そう思って1度目の(北海道独自の)緊急事態宣言の時は、普段やらない場所を掃除したり、ダイエットと運動不足解消を兼ねてエアロバイクを漕ぎまくったりしていました。
でも掃除は別に楽しくないし、バイクは漕ぎすぎてヒザを痛める始末。
「そのエアロバイク邪魔なんですけど」
なので途中から自分にとって比較的作業が苦にならない料理など、食を充実させる方向にシフトチェンジすることに。
え?
ダイエットはどうしたって???
明日をも知れぬこのご時世、ダイエットに一体どれほどの意味がございましょうか?
いや、ない。
作って楽しく、食べて美味しい。
即ちシヤワセ。
開き直り上等なのであります( ̄^ ̄)ゞ!
ということで、ちょっと言葉が汚くて申し訳ないんですけど
「こんな時にダイエットなんてクソ食らえ」仲間←勝手に認定スミマセン、いつも仲良くしてくださる人生の先輩ブロガーで師匠のunibabaさんの記事もご紹介。
料理上手で趣味良く暮らしながらも気取らない楽しいお人柄。
自粛生活でも毎日の暮らしや手料理を楽しんでらっしゃるご様子です。
そんなunibabaさんに触発されて、私も自粛生活中ヒマに任せて作ったものなどを少々載せてみようかと。
うん。
食べることってやっぱり大事。
特売鶏ムネで鶏ハム、長芋とベーコンのガーリックバター炒め
ジューシーなモモ肉も美味しいけれど、お安いムネ肉は家計の味方!
長芋大好き。
人が少なくて売れなかったのか、チンするだけのチーズフォンデュが半額だったのでゲット!
初めて買ったけどウマイ。
パンだけ手作り
酒がススムねぇ。。
以前から挑戦しようと思っていた「再現モノ」
『六花亭』の「玉がしわ」風フルーツケーキを、袋の裏の原材料を見ながら作ってみました。
けっこう再現出来たかも!
ブランデーに漬けたドライフルーツとそれを漬け込んだブランデー、仕上げにもたっぷりブランデー。
切ってみたら何となくニッコリ顔
食べたあとクルマの運転はご法度ですw
我が家では牛乳はあまりがちなのでプリンやチーズケーキに。
蒸し器を持ってないのでストウブ鍋を使用しました。
苦めに出来たカラメルがウマイ
カンタン、混ぜるだけのチーズケーキ。
写真をTwitterにUPしたところ、リプライをくれた人たちとの会話で生まれた猫ちゃんとこぶたさん。
1度目の自粛生活の中で感じたことですが、ネットやSNSにはずいぶんと助けられました。
思うように外出も人と会うことも出来ない日々が続くと、やはり焦燥感や孤独感に苛まれることがあります。
私の場合ブログの他に使っているのは概ねTwitterですが、こうして自分が発信したり、又は誰かが呟いたことから画面越しに会話が出来たりすることはとても励みになりました。
基本アナログで呑気な私ですが、もしこれらのツールがなかったら長引く引きこもり生活にウツ状態になっていたかも…と思わないでもありません。
使う前は怖さも感じていたSNSですが、2018年の「北海道胆振東部地震」でも停電のなか声をかけていただいたり、とても力になりました。
例え家の中に閉じこもっていても、スマホ・PC・タブレットで簡単に外の世界と繋がれるのはとてもありがたいことですね。
今回は一見すると景色は何も変わらず、ウイルスの姿も目に見えません。
ですが被害は凄まじい。
いつ収束するかもわかりません。
けれど、自粛はしても小さな楽しみを見つけることは禁じられていません。
毎日の暮らしの中で楽しみを見つけ、出来ることをし、腐らず、心穏やかに過ごしてこうと思います。
この巣ごもりの春が、
「あの時は一体どうなるかと思ったよ」
と、穏やかに振り返ることが出来る日が1日も早く訪れますように。