北のはしっこ惑星

北海道LOVEな道産子主婦が、花、自然、飼い猫、写真、その他何でも楽しむブログ

レタラマレウレウを見守った話

「さて、そろそろ庭の様子でもUPしてみようかな」

前回の更新から既に20日ほど経ち、このままでは1ヶ月更新しないという悪しき前例を作ってしまう(`д´;)

と危機感を覚えた今日の午前中、カメラを持って庭に出てみました。

 

と、その前に。

 

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お久しぶりです、トビーです。

前回から今日までの間、何もしていなかったワケではないのですが、ついつい間が空いてしまいました。

何をしていたかというと、

ただブラブラとドライブしたり

オトナ買いした漫画を一気読みしたり

庭の草むしりをしたり

猫を追いかけるキツネと戦ったりしていました(なんだそれ)。

 

「盛りが過ぎてしまったので、無料でどうぞ♪」

という優しいお知らせに、シバザクラで有名な滝上町へ行ったりも。

このへん

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さすがにちょっとスケスケ


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渚滑川」という滝上町内を流れる川が、浅瀬の清流あり岩場の急流ありで、予想以上に面白く、風光明媚でした。

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遊歩道が整備され、四季折々の美しい景色が楽しめるようです。

紅葉の時期にまた来たい!と思わせる場所でした。

カワセミもいるんだ!自分の技術やレンズではなかなか難しそうだけれど


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あとはハーブガーデンで、お姉さんが巻くのをやや失敗したソフトクリームを食べたり、道を間違えて迷い込んだ小さな道の駅で、やたらキレイに磨かれた大きな山ワサビを買ったりして


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普段あまり来ることのない滝上町を楽しみました。

本当は、滝上町ならば是非とも行ってみたい場所があるのですが、いつものごとく思いつきで遅い時間から出かけたため(ノД`)、行けなかったところが。

武市の夢の庭 (BE‐PAL BOOKS)

武市の夢の庭 (BE‐PAL BOOKS)

 

滝上町に住む14歳の少年だった高橋武市さんが60年以上にわたり、たった一人で、7万5千平方メートルの敷地に約800種類以上の花々を植え、小山を作り池を掘り、今も作り続けている花園。

知る人ぞ知る庭園です。

閉園時間は17時ですが、入園時間は14:30までなので今回は間に合いませんでした。

しかし花の時期はまだこれから、花盛りの頃に今年こそはお邪魔したいと思っています。


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陽殖園/北海道滝上町

そろそろ、

何だよ、タイトル詐欺かよ

前置き長っ!!

という声が聞こえたような気がしたので、本題へ移りましょう。

 

最近の庭の様子です。

まだたくさん地面が見えていて、花の姿も少ないですが。

ポレモニウム・パープルレインストレイン(西洋ハナシノブ)

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去年、園芸市で買った白のハナシノブもあともう少し。

こちらの方が背が高いです。

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アムソニア・タバーナエモンタナ(チョウジソウ)

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今年も既に30個以上の蕾をつけているシャクヤク・ソルベット、甘い蕾に毎年たくさんのアリがたかります( ̄▽ ̄;)

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猫のマズルのようなオリエンタル・ポピー(オニゲシ)の蕾が


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ぱっかーん!

と割れて第一号。

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いつもオニゲシは思うように撮れない…
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この紫の大きなシベを見ると、昔頼んでいたダ◯キンの紫色のモップを思い出す私です。

他にもチマチマと咲き始めたものはあるのですが、花のことはここまでにして。

 

実は今日の午前中いっぱい、私は

蝶が飛び立つまで見守り隊

を務めておりました。

 

あっ、この先は蝶の写真やサナギの写真が出ます!

苦手な方は引き返してくださいね♪

 

『エゾシロチョウ』

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アイヌ語では、

タラマレウレウ(白い蝶)

イセポマレウレウ(ウサギの蝶)

日本国内では北海道のみの生息です。

 

幼虫の食草はバラ科の葉や新芽です。

我が家のジューンベリーバラ科ザイフリボク属)でサナギになり、今朝方羽化したようです。

北海道にしか生息しませんが、害虫扱いされることもあります。

 

特に気にしなければ、普通のモンシロチョウ、という認識の方がほとんどではないかと。

モンシロチョウより少し大きいですね。

 

午前9時過ぎ、薄曇りのまだ涼しい空気の中、ブログ用に写真でも撮ろうと庭に出ていると、フワリフワリと頼りなく舞う白い蝶が私の周りをひと回りしてジューンベリーの枝に止まりました。

 

なんだか羽が少し波打っていて、シャキッとしていない。

少々強い風に、枝につかまっているのも大変そうです。

 

枝の角度のせいもあるのか、前脚で必死につかまっていますが、中脚と後脚がおぼつかなく空を切っています。

 

飛べばいいのにどうしたんだろう?

さっき飛んでたじゃない?

 

気になって仕方ないので、草むしりをしながら観察を続けることにした私(ヒマ人)。

 

風に揺れる枝葉にしがみつく様子を観察していると、近くに得体の知れない虫の姿が!

と思ったら、どうやらサナギの抜け殻のようです。

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キミのか、コレは!!

さっきフラフラと飛んだものの、不安になって帰ってきたのかい!?

ダラーン…

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見ているとこの個体、すごく不器用というか迂闊というか。

羽化して間もないからなのかわかりませんが枝葉につかまるのもヘタクソで、しかもスッゴク目立つ場所で休んでいます。

たくさん、虫も鳥も来るところ。

どうすんの!

捕食してくれと言わんばかりのその場所!

 

ヘタに手を出してはいけないと思いつつ、麻紐で捕まっている枝を隣の枝と一緒にくくって角度をつけてやります。

少し安定しました。

 

が。

何故か元いたサナギの方にモソモソと向かっていき、まるでもう一度サナギの中に戻りたいと言わんばかりの様子。

お外は怖いよ…

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未練がましいぞ

もう独り立ちの時が来たんだよ!

いつまでも、あると思うな親とカネ ちょっと違うか

 

翅をたたんだまま、なかなか飛び立とうとしないので心配になってきました。

 

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見守り始めて2時間半、頼りなかったこの子が少しずつ活発になってきて飛…

飛ばないんかい!

 

それから更に24分後、

ようやく意を決したように飛び立ちました。

午前中いっぱい、日焼け止めも塗らずに庭で立ち尽くすこと2時間半。

顔がちょっとヒリヒリするけれど、何はともあれ良かった。

 

無事に長生きするんだよ!

 

私はといえば直射日光を浴びてグッタリしてしまい、居眠りしたらブログ更新がこんな時間になってしまいましたとさ♪

Ωヾ(*・∀・*)チーンチーンチーン!

飛び立ったあと最後に名残惜しそうに一度戻ってきて、それからどこかへと飛んでいきました♪真ん中付近にいますよ