北のはしっこ惑星

北海道LOVEな道産子主婦が、花、自然、飼い猫、写真、その他何でも楽しむブログ

景色いろいろ

北国の夏は過ぎ去り、残されたのは草ボーボーの我が家の庭。

「どうせもう少しで枯れちゃうんだからほっておけば?」

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という悪魔の囁きと、季節の変わり目のせいかすぐ落ちてくる雨粒になかなか重い腰が上がらずにいたのですが、やはりあまりにヒドイ。

天気のご機嫌の良い時を見計らって草むしりをし、冬に向けて宿根草や枯れ枝の整理をし始めました。

あれだけ賑やかに花々の間を飛び回っていた虫たちの姿は消え、たった3ヶ月前の初夏の煌きが遠い昔のようです。

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それでも我が家の古株・白いガウラは無数の蝶々のように風に揺れ、今年2年目のアプリコット・キャンディは、涼しくなった今こそ本番!とばかりに張り切って蕾を開いていきます。

秋のバラは色が冴え、虫に齧られることもなく綺麗ですね。

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一本だけ、家の中にお招きしました。

仲間と離れて寂しかろうと、昼間は庭が見える位置に飾っています。

ちょうど良い花瓶があいておらず、少々ゴツイ花瓶に

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アナベルノリウツギは、毎年茶色に枯れてしまってからザッパザッパと刈り倒し処分してしまうのですが、今年はドライフラワーを作るのが上手な友人に刺激され、色がまだ残るうちに少し刈り取りドライにしてみました。

雨で傷んだりあまりキレイではない部分もあるのですが、売り物ではないので良しとします

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特に何も考えず、ザックリまとめて干しただけなので、友人と分けてから形にしようかと思っています。

どこに飾ろうかなぁ?

 

そうそう、アナベルを選別しながら刈り取りをしていた時に見つけたお客さま。

顔を見ようと覗き込むと、やめて!と言わんばかりにソッポを向かれた

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アマガエルさんは可愛い。

私が読ませていただいているブログの筆者さんが最近、お庭の花につかまるアマガエルを見ているうちに、苦手だったはずなのに愛着が湧いてきて可愛く見えるようになったと仰っていました。

 

アマガエルよ、やったね!

 

そんなアマガエルさんは、このブログのスマホ版のヘッダ画像にも長らく活躍してもらったり、何かとお世話になっています。

↓長いことブログの顔を務めていただいた写真

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このゴージャスな椅子を狙う蜂にも怯まず
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また来年、バラの椅子をご用意してお待ちしております♪

 

令和初の夏。

今年はあまりあちこち出かけることがありませんでした。

毎年パスポートを買って通った『上野ファーム』さんもとうとう行かずじまい。

近隣のガーデン巡りもほとんどせずにシーズンを終えてしまいました。

滝上町の『陽殖園』さんのみで力尽きた感(笑)

インパクトありましたからね〜。

それでも、長く寒く白い北海道の冬に耐えるべく、緑色の景色を目に焼き付けておこうとチマチマと近隣へドライブなどは出かけております。

9月の連休も、これといってどこかへ出かけたりはしなかったのですが、いつも通り美瑛方面をフラフラと。

中旬の連休の美瑛は観光客のピークも過ぎたのか、静かな秋を迎えていました。

おっ、放牧中の牛さん発見!

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車を停めると、ん?なんだなんだ?とみんな一斉にコチラに歩いてきてビビる。

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「なんか美味しいものくれるんじゃないの?」
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「来て損した。みんな解散解散!」
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そう言っていたかはわかりませんが、何かイイコトがあるわけではないと察した牛の皆さんは踵を返して去っていきましたw

 

激しいアップダウンの直線道路が2.5kmも続く「ジェットコースターの路」

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美瑛の丘はトラクターなどが忙しく働いていました。

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麦などは既に刈り取られ、剥き出しの土部分も多かったのですが、緑肥用のヒマワリやキカラシの黄色が目につきます。

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キカラシの鮮やかさが、薄曇りの丘を明るく彩っていました。

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前まではなかった、こんな看板が設置されていました。

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元々この美瑛の丘の美しい景色は観光客のためのものではなく、畑を耕す農家さんの生活の場でしたが、あまりに風景として美しかったためにすっかり有名になってしまいました。

 

しかしそれは、ここで農業を営む人にとってマナーを守らない観光客との戦いでもあったのです。

 

長年旭川に住んでいる私も、昔から度々通らせてもらっているこの丘の道ですが、観光客が増えるにつれ外国語の

「畑の中に侵入しないでほしい」

旨の看板が増えていくのを見てきました。

 

また外国の方だけではなく、芸能人のCMやMVに使われて有名になった木にモラルのない観光客が殺到し、度重なる迷惑行為に耐えかねた所有者の方がその木を伐採してしまったこともあります。

 

観光客が増えても、その景観を作り出している畑の持ち主さんには負担が増えるばかりで利がない。

実際、私もそういう場面を幾度となく見ていましたので、ニュースを見てショックではありましたが、仕方のない判断だったのかなと考えていました。

 

しかし畑の持ち主の方々も、対立するばかりでは何も生まれないということでプロジェクトを立ち上げたのですね。

ただ、「立ち入り禁止!」と書いた看板を立てるのではなく、農家さんの思いを知ってもらうことで、観光客の畑への立ち入りがいけないことだと知ってもらう。

まだ始まったばかりの試みのようですのでどのように成長していくのかわかりませんが、誰にとっても良い形になっていくように願わずにはいられません。

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それにしても、本当に綺麗だなぁ。

いつまでもこの美しい景色が見られますよう、願ってやみません。

 

 

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さて、すっかり朝晩涼しくなり寝やすくなった今日この頃。

猫たちも暖かい場所で気持ち良くお昼寝する景色が見られるようになりました。

新しい、あったか膝掛けをゲットしたのんのさん

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まりもはみっしりした毛並みのせいか、暖かい毛布などはあまり必要ないらしい
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まりちゃん、ヒマなら少し庭の片付けを手伝ってくれない?

「やーだよ!!!」

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うん、知ってる。

言ってみただけ。