感覚
いつものようにご無沙汰しているうちに季節は進み、我が家の庭もすっかり様変わりしてしまいました。
今年とても元気に花を咲かせたミニバラ。「ミニバラ」のハズなのに1mを超える勢い。
皆さま、お変わりないでしょうか。
私はと言えば、更新はしないものの旬を逃した写真ばかりが溜まってゆき、
一体どうすべかなコレ。
なんて思いながら一杯飲んで寝てしまう悩ましい日々(悩んでない)。
バラ「ニコール」、これも今年とっても元気!
結局、旬を逃したものも含め、こんな風に混ぜ込んで素知らぬ顔で載せてしまえと目論んでいるわけですが、本日はそれに加えてちょっと普段と毛色の違うことも書かせていただこうかと。
トロリウス・キネンシス「ゴールデンクイーン」、別名カンムリキンバイ
今まで読んでくださっている方は何となく感じていらっしゃるかもしれませんがワタクシ、基本あまりカタイ文章を書くのが好きではありません。
出来ればなるべくふざけていたい。
文章に限らず、それが私のモットーと言えばモットーなのですが、これから書こうとする内容にあまりふざける余地がなく少々重たくなるのをご容赦いただきたいと思います。
「そんな辛気くさいのヤダ!( ̄皿 ̄)」
という方は、回れ右か後半の庭の写真までワープ!!していただければみんな幸せになれますので何卒。
「脚は短くないんだからね」のアピール
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最近更新されたある方の記事を、私は安堵の気持ちで読んでいました。
いつも仲良くしてくださっている方のブログがある日ふっつりと途絶えてしまい、何となく落ち着かない気持ちでいたところに1ヶ月ぶりの更新があったのです。
内容は体調やお身内の不幸などでしばらくお休みされていたこと、それによって命や人生について考えさせられたことなどで、子どもがいない私としても大変身に染みるお話でした。
そしてその中に、とても惹きつけられる一文を見つけたのです。
森の散歩途中木々の間から冷たい風が頬をかすめて行きました。
とても不思議な感情が芽生えてそこに何か次元の違う森の精のような
森の生き物の形はなくとも何かが教えてくれているような感覚に陥りました。
この感覚。
「何か」に「教えられる」ような感覚。
コレ、私も似たような感覚に陥ったことがあるぞ。。と、古い記憶が蘇ってきました。
その感覚についていつか書き留めておきたいと思いながら、なかなか文章や言葉で表現するのが難しく、形にすることが出来なかったので、これを機会に備忘録として書いておこうと思います。
自分のための備忘録ですので自己満足のわかりにくい文章になるのと、動物の死に関する記述がありますので、感情が揺れてしまうかも…という方、もしくは単純にメンドセーナという方は遠慮なく飛ばしてくださいませ。
ヘリオプシス「ブレッシング・ハムダブロン」
では。
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モナルダ・パープル
私がまだ20代の頃、とある事情から当時飼っていたメスのハスキー犬を手元に置けなくなり、実家に預けることになりました。
時々オヤツを持って行ったり散歩をしたりしましたが毎日という訳にもいかず、若かったということを差し引いても未熟で、細やかな飼い主ではなかったと思います。
数年が経ったある日、父親から犬が倒れたとの知らせがあり、急いで動物病院に運び込みましたがもう緩和ケアしか望めないという状態でした。
獣医さんから選択肢のひとつとして提示されたのは安楽死。
12歳という大型犬としてはほぼ寿命に近い年齢と、癌の終末期であるということなどを鑑み、私は彼女がいよいよ苦しむようであれば安楽死を選ぼうと決め、獣医さんにそう伝えました。
事情が云々と言い訳しても、結局は力及ばず実家に預けてしまったことに変わりはありません。
詫びる気持ちで仕事終わりに毎日顔を見に行きましたが、そんな日々もそう長くは続きませんでした。
危篤の連絡が入り、最後の時間を彼女と過ごすため動物病院へ向かったのは天気の良い夏の日の夕方のこと。
病室には消臭効果があるという精油が焚かれているのですが、腫瘍が放つ強烈な匂いを抑えるには、その効果はほとんどなかったように感じます。
獣医さんはどのような方法で安らかに心臓を止めるかの処置の手順を説明したあと、準備のため病室を出て行きました。
再び獣医さんが病室のドアを開けて入ってくるまでのわずかな時間が、私たちのお別れの時間です。
動物病院内に設けられたホスピスの一室の、横長の低い窓からは併設されたドッグランを眺めることが出来ます。
横たわる動物からも外の景色が見えるようにとの優しさでしょうか。
はめ殺しの窓からは外の音はほとんど聞こえず、病室は静まりかえっています。
彼女の隣に座って顔を見ます。
時折上げるうわごとのような小さな唸り声と虚ろな目の中の眼振が、わずかに残る彼女の命を刻んでいるようでした。
窓際に横たわる彼女の体を撫でながら視線を外に移すと、夕陽に照らされた緑のドッグランに若い男性と犬の姿があるのに気付きました。
コーギーだったかな。
1人と1匹は楽しそうに一緒に走り回ったり、投げられたフリスビーを追いかけた犬が軽やかにジャンプしたり。
まるで発光するかのごとく、生きる喜びが全身から溢れ出るその姿と緑色の芝生が、明るいオレンジ色の夕陽に照らされてキラキラと輝いて見えました。
私は窓ガラス1枚で隔てられた生と死の光景が何だかとても不思議に思えて、今まさに去っていこうとする命と目の前の光景の対比に目が離せなくなりました。
ああ、そうか。
そういうことか。
そういうことなんだなぁ。
一体何が「そういうこと」なのか上手く説明する言葉が見つからず抽象的で申し訳ないのですが、私の中で何か腑に落ちるものがありました。
映画のワンシーンのような、生に満ち溢れたその光景があまりに眩しくて、私は艶のない彼女の薄茶色の毛皮を撫でながら、ただ、ぽろぽろと涙が止まりませんでした。
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20年ほど経った今でも、無音のホスピスの病室で見た窓ガラスの向こうの景色が、鮮やかに、まるで宗教画のような神々しさで脳裏に焼き付いています。
普段と違うその状況が、ほんの、ほんの、ほんの少しだけ、世の理(ことわり)のようなものを私に感じさせたのかもしれません。
まあ、そんなわかったようなことを言っても所詮は未熟者ですのでね。
錯覚・勘違いと、笑って聞き流していただけると幸いです。
unibabaさんの言葉から引用させていただいた、
「何かが教えてくれているような感覚」
「不思議な感情」
が、まさにこの時の感覚に近いと感じ、どうしても、自己満足でも良いからあの時の気持ちを書き残しておきたいと思い、引用のお許しをいただきました。
unibabaさん、誠にありがとうございました!
閑話休題。
夏を迎えた我が家の庭も今が一番の盛りを迎えています。
デルフィニウム・ギネバー
北海道の7月は百花繚乱、北海道で庭いじりをする人間にとっても生き物たちにとっても、一番充実した季節かもしれません。
バラ「シャルロット・オースチン」とカンパニュラ(モモバギキョウ)
熟したジューンベリーをついばみに来た鳥たちが賑やかに歌いながら枝を揺すり、大きな花粉玉をつけた蜂たちが忙しなく花から花へ飛び回る、「生」に満ち溢れた季節です。
シャスタデイジー「オールドコート」
頭上を上へ下へ、不規則に素早い動きを見せるカラスを何事かと注視すれば、必死に逃げる虫を空中でキャッチ!
ああ虫さん、逃げ切れなかったか…
虫から見ればとんだ災難、カラスから見れば今日を生きるための糧。
そこに善も悪もなく、ましてや私の感傷など入る余地もなく。
凍害で一時はダメかと思ったバラも、そんなことありましたっけ(°∀°)?とばかりに新しい枝を伸ばしています。
今は私のお腹の高さまで復活し、例年ほどではないにしても花までつけてくれるバイタリティ。
復活!クイーン・オブ・スウェーデン
素直に感服です。
生きているってスゴイことですね。
同じく凍害で丸裸になったアイスバーグも、花こそつきませんがオベリスクの高さを超えて成長しています。
…というか、1本だけやたらビヨーンと伸びているけど来年どんな姿に仕立てたらいいんだろう??
つるバラなので枝数が増えてほしいところですが、凍害から復活してくれただけでもありがたいことなのでワガママは申しますまい。
ベロニカ「ピンクダマスク」
そうそう。
普段は庭から採れるものをあまり活用しない私ですが(ブルーベリーの収穫くらい)今年は初めての試みをしています。
皆さま「ウスベニアオイ」をご存知でしょうか?
ウスベニアオイはコモンマロウ、又はブルーマロウとも呼ばれ、その花はお茶にすると美しい青色になり、更にレモンを加えると赤紫やピンクに変化して、「夜明けのハーブ」とも呼ばれているそうです。
そのウスベニアオイを何年も前に、ひょっとすると10年に近くなるかもしれませんが、私は園芸店から1株買って庭に植えていました。
その時はハーブティーがどうとかは一切関係なく、背丈が高めの植物が欲しかったのと主張し過ぎない感じの花が気に入った、というだけのことでした。
そしてウスベニアオイは順調にすくすく伸び、可愛らしい花を毎日咲かせるようになりました。
が、
それにしてもデカイ。
昔すぎて記憶はあやふやですが、ラベルに書いてあった高さの目安は150cmより高くはなかった気がします。
それがどう見ても2mに近い。
これが奥まった場所ならそれほど問題にはならなかったのでしょうが、植え場所が玄関ポーチの真横だったため玄関先にも郵便ポストにも倒れかかってきて非常に邪魔。
その年は紐で結えたり支えを入れたりで何とかやり過ごしたのですが、結局そのウスベニアオイは次の年の春に掘り起こしてサヨウナラしてしまいました。
他へ植え替えるにしても直根性のため、移植はムリだろなー、ということで。
本体がなくなってからも、残っているらしいこぼれダネから次々と発芽するので新しく更新することも可能でしたが、あの巨大な姿を思い返すとそういう気持ちにもならず、見つけ次第抜き取っていました。
ただ不思議なことに何年経っても、毎年新しいウスベニアオイが発芽してくるのです。
幼苗を見逃して多少大きくなったものがあったとしても、花なんて咲かせたかなぁ?と思うのに毎年必ず出て来る。
何という生命力か。
そのシツコ…もといド根性にほだされた、というワケでもないのですが今年はふと「育ててみようか」という気になり生えてきたものをそのままにしてみました。
ハイ。
ただ今既に私の身長(158cm)超え。
場所も以前と同じ玄関ポーチとポストの横(だってそこに生えてきたんだもの)です。
また2mになるつもりでしょうか。
それはさておき久々のウスベニアオイ、どうせなら自家製の青いハーブティーでも作ってみっぺか!と、珍しくヤル気になったので、最近は毎日花を摘んではドライにしています。
1日平均30〜40個の花を摘んで、洗って水分を取ったら野菜干しネットへ。
この生花が乾燥すると、こんなちっちゃくなってしまう…左右同じ数ですよ
ただし、どうも我が家のウスベニアオイは「ゼブリナ」という青味成分の少ない種類のようで、ネットにたくさん上がっているような濃い花色ではありません。
濃い花色のものは品種や個体差だったり、ゼニアオイというウスベニアオイの変種だったりするんでしょうかねぇ?
そもそも咲いている時からして、花びらがピンク(花の中心から放射状にやや濃い紫が入っている)なので、濃い色になるはずもないという気がしてきました。
ドライにすると綺麗な紫色になるんですが。
不安になってきたので試しに、今しがた初めてお茶として入れてみましたが、うすーいうすーい、青というよりは薄紫、もしくは淡ピンク。
ぬるーいお湯で、ほぼ水出しのようにいれたもので薄い紫色、花は40個使っています。
熱いお湯で入れた方(花は30個)は微妙なピンクっぽい色味です。
色があまり出ないのを前提として50cc程度の水とお湯で作ってみましたが、たくさんの花を使ったわりには残念ながら、「青いお茶」と言えるかどうか、少々無理がある結果となりました。
なんかガッカリ。。
…ハッ!!(`ロ´;)!!
そうだ!
レモン!!
まだレモンを入れていないじゃないか!!!諦めるのはまだ早い
青がイマイチなら、せめて色変わりくらいしておくれ。
祈るような思いで、瓶入り◯ッカレモンを1滴、2滴。
成功です!!
元の色があまりに薄かったのでどうなるか半信半疑でしたが、こちらはみるみるうちに綺麗なピンク色になってくれました。
いやあ、良かった!
実はアロマ教室のお姉さま方に少しずつ差し上げる約束をしていたので、もし青にもピンクにもならないシロモノだったらどうしようかと思いました。
味?
失望のあまりレモンを入れる前のものを飲むのを忘れてしまいましたが、なんか草の匂いがしました。
で、実験したふたつのマロウティーを混ぜて氷を浮かべるとアラ綺麗。
味はレモン🍋の味でした。
はるか遠くに薄甘い味もした気がしますが、それがお茶の味なのかレモンの作用なのかは今のところ判断がつきかねますので、それはまた別の機会に。
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今回は少しばかり脇道に逸れ、重たい内容も含んだ記事になってしまいました。
にも関わらず最後までお付き合いくださいました皆さま、感謝申し上げます。
どうもありがとうございました!
それではまた次回、どうぞよろしくお願いいたします♪
花の季節到来と乙女心
6月に入るとようやく我が家の庭にもチラホラと花が咲き始めました。
前回はバラの凍害のことでほとんど終わってしまい、せっかく咲いていたものもあまり載せられませんでした。
なので古いものから少しずつ。
あっという間に花が散ったジューンベリーは、もう小さな実をたわわに実らせています。
収穫はしないので、今年もたくさんの小鳥たちのお腹を膨らませるでしょう。
水滴も綺麗。
たった一株だけチンマリと植えてあるクリスマスローズ・メープルシフォン。
GWに咲いて、今は種がついています。
性質上、親株と同じ花は咲かないかもしれませんが、種から育ててどんな花が咲くのか確かめてみるのもいいですね。
もう散ってしまいましたが、フワフワと小さな白い蝶のように咲くポテンティラ・ルペストリスは、まだ寂しい我が家の庭で先陣を切って咲いてくれる可愛いヤツです。
強健で、あちこちからこぼれダネで出てきます。
オリエンタル・ポピーは我が家では珍しい真っ赤な花色。
何色が咲くかわからないというブラインド買い?をして、ピンクや白を期待していたのですが、やっぱり赤だったよね笑
でも、自分ではあまり赤い花を買わないので良かったのかもしれません。
丈夫でよく増えます。
上から割れるのかと思ったら下から割れた。そこはかとないエイリアン感。
↑を撮ったあと、他をウロウロ撮影して戻ったらはずれかけのガワの一片が落ちて、クシャクシャの和紙みたいな花びらが顔を出していました。
パッカン!と割れてクシャクシャがふんわり広がります。
最初はちょっぴりガッカリした真っ赤な花色も、今はこの元気いっぱいな色が好きになりました。
油断すると増えすぎるのがたまにキズですけど💦
ちなみに今はもう、花びらはすっかり落ちて南米のサッカー選手のようになっています。
首元にイカしたストールつき
そして前回記事のルピナス同様、勝手に生えてきてどんどん勢力を広げている野生のアイリスのような花。
未だに正しい名前がわからないので、ご存知の方がいらっしゃいましたら何とぞご教示を…
去年も同じことを書きましたがこの花、入れてもらった庭土に入っていたんでしょうね。
あんまりいい土を入れてもらえなかったみたい
でもまあ可愛いからいっか!
とそのままにしてありますが結構大きめなので、本当はもっと目立たせたかった花たちが影に隠れがちなのがちょっと困り物です。
その一番の被害者なのがアストランティア・ローマさん。
玄関の側、通路に面した場所で揺れていてほしかったのですが野生アイリスがその前面に出現してしまい、その背中側で咲くことになってしまいました。
栄養を取られるのかさほど大きくありませんが、それでも消えてしまうことなく長年咲いてくれているので、儚げな見かけによらず案外丈夫なようです。
今年はクイーン・オブ・スウェーデンとアイスバーグの凍害のせいで少し景色が寂しくなるかもと、いくつかの宿根草と一年草も少々植えてみました。
植えてはみましたが、もともとある宿根草の隙間で心細そうな様子を見ると、一年草はやはり寄せ植えにでもした方が良かったかもしれませんね。
↓一年草
レディダリア・ユバ
ダークな色味の葉っぱに惹かれて。
越冬は難しそうなので、一年限りのつもりでアイスバーグの足元に。
クレロデンドルム・ブルーウィング
『クレロデンドルム・ブルーウィング』
舌を噛みそうなこの植物、今まで見落としていたのでしょうか。
今年初めて存在に気付きました。
初めて見た時、ブルーの涼しげな色に一目惚れしたのですがその時は買わず、次に見た時にやっぱりいいなと購入。
原産地が「熱帯アフリカ」となっているので、北海道での庭植えは無理ですね。
夏のピアスに良さそう♪
宿根草も。
これはもう花が終わった状態だったのでポットについていたラベルを。
最近訪れた近郊の公園を歩いていた時に、足元の小道の脇にピンクの小花が丸く集まって咲く匍匐状に広がる植物を見かけました。
すっごく可愛い。
我が家のプンゲンストウヒの周りは、日陰になるせいか木が栄養を持っていってしまうのか花を植えてもあまり育たず(雑草はすごく生えるけど)、土を掘るとすぐ細かい木の根にあたるので新しく植物を植えるのも最近は諦めていました。
どうせ何も植えられないなら、グラウンドカバーになるようなもので可愛らしいものないかなぁ?と思っていた矢先に出会ったのがコレ。
名前はわからなかったものの偶然見つけたこのラベルで、多分そうだと思い購入してきました。
グラウンドカバーとしてはリシマキア・ヌンムラリアを以前から植えているのですが、我が家では少々蔓延り過ぎるので、今少しずつ場所を選んで整理しています。
フォプシスの苗を植えるのにスコップを入れると、何やらたくさん根に触れてちょっと怖いのですが強引に植え込み。
プンゲンストウヒの中心近くはリシマキア、通路側はこのフォプシス、とバランスが取れるといいのですが、そう上手くいくかどうかは果たして。
アキレア・ノブレッサ
アキレア=ノコギリソウですね。
園芸店でこれを見た時思い出したのは、去年訪れた滝上町(たきのうえちょう)の『陽殖園』さんでのこと。
案内をしてくれる園主の高橋さんが道沿いの白い小さな花を触りながら、
「これ、ノコギリソウって言われて買ったんだけど、何か違うなーってずっと思ってて。でもやっぱりノコギリソウでいいらしいんだよね」
というようなことを仰っていました。
ノコギリソウというと↓こういう感じのイメージが強いのですが、丸い小花バージョンもあるんだ、可愛いなぁと印象に残っていたのです。
セイヨウノコギリソウの参考写真お借りしました。
ネットで調べてみると、ノブレッサはアキレア・プタルミカという種の中の品種名になるようです。
『陽殖園』さんのものと同じ品種かはわかりませんが、何だか嬉しくなって買ってしまいました。
これも強健でよく増えるというので蔓延り過ぎないよう気をつけたいと思います。
ゲラニウム・マグニフィカム
昔、青みのあるゲラニウムが欲しくて「ゲラニウム・ジョンソンズブルー」のラベルのついたポットを購入したところ、咲いたのは全く違う種類のピンクの花色でした(多分ビオコボという種)。
たまにあるラベルやタグの間違いですね。
花に罪はないのでそのまま植えてありますが、植えた場所が悪かったのもあり(プンゲンストウヒの近く&リシマキアの勢力が強く何を植えても負けてしまう)どんどん小さくなってしまいました。
ゲラニウムは丈夫で寒冷地ではよく育つとあるのに、その後買ったゲラニウムもいなくなったり、期待ほど大きくならなかったり。
手入れが悪いのか庭土が痩せているのかその両方か。
ウチとゲラニウムはイマイチ縁が薄いのかなと感じつつも再挑戦、アイスバーグの足元に植えてみました。
今のところは順調なようです。
あと、白いシモツケも買ったのですが、まだあまり良い写真がないので今回は省略ということで新入りのお話はここまでに。
ヤナギバチョウジソウ
プンゲンストウヒの近くに植えられた割には頑張っていて、地味にですが毎年少しずつ花数が多くなっています。
買った当時「アムソニア・タバーナエモンタナ」というラベルがついていました。
海外のチョウジソウで日本のものとは少々違うようですが、水色の花色が涼し気でお気に入りです。
けっこう長く咲いてくれるのが嬉しい。
シャクヤク・ソルベット
バラが咲く前に大輪の花を咲かせてくれます。
そして香りが素晴らしい!
ちょっと側に寄るだけで辺りに漂う甘い香り。
シャクヤクが咲くと庭は一気に活気づき、気持ちも急上昇⤴︎
雨上がりにはシャクヤクの蜜が大好きなアリも姿を消し、美しさがいっそう際立ちます。
ちなみにコチラ、もう一株ある別の品種のシャクヤクなのですが↓
品種は『シャクヤク・エミールデバディーン』と書いてありましたが、ググッてもほとんど情報が出てきませんね。
一見するとソルベットと違いがわからず、真ん中のモシャモシャがソルベットより若干控えめなくらいでしょうか。
いくらソルベットが気に入ったからって、ここまで同じようなものを買わなくても良かったんじゃない?
と、当時の自分に問いかけたい。
それはともかくとして、やっぱり花は良いなぁ。
世の中が上へ下への大騒ぎでも、植物は黙ってちゃんと為すべきことをしているんだもの。
今年もまた花が見られて良かった。
ねぇ、まりちゃん?
お花綺麗だねえ。
「……」
?
聞こえてる?
「聞こえません」
いやいや、聞こえてるし。
「聞こえないったら聞こえなーーーい!」
どど、どうしたの?
何か…怒ってます?
……しぃが…
ハイ?
「母さんには〝でりかしぃ〟がないのよ!」
えっ?デリカ?
フロントグリルがゴツくてデッカイあの…
「ソレは◯菱の作ってるクルマでしょー!
母さんのそういう微妙なボケ、キライなのよー!!
うわーーーん!!!」
ずいぶんおかんむりだねぇ…
母さん何か悪いことしたっけ?
「したも何も、ほらコレ!」
バン!
ああコレ、こないだ動物医療保険のアニコムさんから届いたまりちゃんのバースデーカードだね。
これがどうしたの?
「母さんここ1年、ヒトにワタシの歳を説明する時いっつも『5歳です』って言ってたでしょ?」
「ワタシ、〝今年5歳〟になるんじゃないのーー!ホントはもっと若かったのに1年ソンしたぁーーー!!」
あー、そうそう!
そうなの。
なんか勘違いしちゃってたんだよね。
ゴメンねぇ。
でもさ、母さん自分の年だってすぐに思い出せないんだよ。
それに「ソン」って、むしろ思ってたより若くて1歳トクしたんじゃあ…
あのねぇ。
猫にとっての1歳がどのくらい重みがあると思ってるの?
ハイこれ!猫の年齢換算表!
ハガキくれたアニコムさんから借りてきた!
ドン!
人間の年齢でいうとねぇ
4歳なら32歳
5歳なら36歳
4歳も違うの!!
こないだ何かの用事でやって来たイケメン爽やかお兄さんにも5歳って言ってたし!!
母さんから見たら32歳も36歳もどっちも若いんだけどねぇ。
それにイケメン爽やかお兄さんだってまりちゃんを見て
『5歳か。。人間なら36歳だな』
なんてワザワザ思わないよ。
可愛いって言ってたじゃん?
母さんは乙女心を忘れちゃってるの!
ていうか、ないの!!
二度とないワタシの4歳(32歳)時代、返してよぅ!
いやまあ、間違ったのはゴメンだけど、まりちゃんが何歳だって可愛いのは間違いないんだから許しておくれよ。
まりちゃんの前にいた姉さん猫たちも、いたいけな子猫時代はもちろん、元気いっぱいの若猫の頃も、ヨボヨボのおばあちゃん猫になってからも、ずっとずっと可愛かったよ。
むしろ年を取るごとに賢く可愛くなっていったから、まりちゃんもまだまだこれから可愛くなるよ!
…そぉお?
何だかごまかされてる気がするけど…
ホラホラ、難しい顔しないで遊ぼう!
その手には…
とりゃあっ!!
「やっぱりあの子は単純ねぇ」
手が遅いので、数日かけてノンビリ記事を書いているとあっという間に庭の様子は変わっていきます。
出かけてきた場所もあるし、私の更新スピードでは追いつけないよどうしよう(;´Д`)
などと右往左往しつつ。
次回、またよろしくお願いいたします。
痛恨のミスと逞しきルピナス
初夏。
北海道の四季において一番ウキウキする季節かもしれません(※個人の感想です)。
気温も日中は20℃以上の暖かい日が続き、明るい陽射しと湿気の少ないサラリとした空気。
早朝、薄く開けてある窓から聞こえる鳥や虫たちの声が朗らかです。
5月中旬、ジューンベリー満開
前回、庭の話は次回に持ち越しますと言いました。
しかしその2週間ほどの間にも季節の移り変わりのスピードの早いこと早いこと!
北国の植物は短い期間で一気に芽吹いて育って咲いて、種や実をつけなければならないので忙しいのです。
あっという間に景色が変わってしまうので、タイミングを逸したものが出てきたりするのはどうぞご勘弁を…( ̄人 ̄)
まずはタイトルの件ですが、実はワタクシ、庭の雪が消えてややしばらくしてからとんでもないヤラカシをしたことに気が付きました。
最近のコロナウィルス騒動ですっかり忘却の彼方でしたが、先の2019〜2020の冬は記録的な少雪だったのを皆さま覚えてらっしゃいますでしょうか?
↓は今年の1/16に更新した私の記事を抜粋したものです
そうは言っても何とも雪の少ない今冬。
本来であれば市街地に比べ雪が格段に多い街はずれの我が家ですが、それでも感覚的には例年の半分以下です。
毎年この時期には庭の冬囲いの女竹が半分以上隠れてしまっていることが多いのに、バラなどの大きめ冬囲いはまだヒザ下程度。
冬囲いにヒザがあるかどうかの是非は別にして、経験したことがないほどの雪の少ない冬に驚いています。
家の前のスペースを除雪する時は、時期が進むにつれて庭の中にも雪を放り込むため余計にカサが増すのですが、今年は逆側の空き地に捨てるだけで済んでいるのでアッサリしたものです。
↓はその時の記事に、少ない庭の積雪量を示すために載せた写真です。
今年2020.1月半ばの玄関前、通路と庭の境目付近
北海道では多くの地域で冬の間の枝折れや凍害を防ぐために、木やそれに準ずるような植物の周りに女竹を組んで補強し、モノによってネットやコモを巻く冬囲いを行います。
ナマケモノを自認する私でも、さすがにコレはやらないわけにはいきません。
特にバラは必須です。
同じ角度から撮っていないのでわかりにくいですが、↓2019の2月上旬の写真と比べてみるとまるで違うのがおわかりでしょうか。
前年の2019.2月上旬、私の胸のあたりの高さ
1枚目(2020)の下半分、人間の長靴の跡とキツネの足跡の間の斜めラインの僅かな盛り上がりが、2枚目(2019)のそそり立った雪壁と同じくらいの位置です(屋根からの直接の落雪のほか、通路を除雪した雪の一部も投げ入れるため、自然に積もる積雪量よりは高くなっています)。
通常、最終的に庭は雪にすっぽり埋れ、冬囲いの女竹の上部だけが見えるような状態になります。
それが今冬、小さなものはともかく、そこそこ背丈のある囲いは高さの1/3〜1/4を残し、とうとう全てが雪に覆われることはありませんでした。
しかし同時に屋根からの落雪も少なく、毎年ヤキモキする枝折れの心配はありません。
除雪もサックリ済むので、
「いやぁ〜、今年は雪が少な過ぎて気持ち悪いけど、色々ラクだね( ・`ω・´)b!」
そんな風に、少しばかり浮かれるくらいには楽な冬越しでした。
まさか春先、そのせいで
半日寝込むほどのショック
が待ち構えているなんて、その時は思ってもみなかったのです。
おおげさねぇ
雪が少ないということは、雪解けも早いということ。
何につけ行動がトロい私は、大抵冬囲いを外すのも他の人より遅いのですが、今年は雪解けが早かったのでいつもより早いタイミングで冬囲いを外しました。
以下は私のTwitterですが、4/12に外したようですね。
いつもの年より間違いなく早い作業なのに、「ちょっと遅いか?」なんて、しかも〝笑〟の字までつけてハシャイでいるのが、このあと訪れる悲劇も知らず我ながら痛々しい。
今日はお天気が良いので庭仕事始め
— トビー (@toby_marimo) 2020年4月12日
やっと冬囲いを外してます
ちょっと遅いか笑?
元々イナカの我が家ですが、いつもの春よりも更にだーれも通らない pic.twitter.com/STrQnJdG2w
庭の枯れ葉や枯れ枝をお片付け
— トビー (@toby_marimo) 2020年4月13日
雪の重みでペッタリ固まった枯れ葉をゴソッとはがしたら、
下から大量のこげ茶色のイモムシのような虫がわらわらとコンニチハ
思わず「ウッホッ!」ってゴリラみたいな声出た pic.twitter.com/Xu4MXQEyEN
そう、私はまだ気付いていなかったのです。
バラたちの異変を。
『ズボラでもエエじゃないかガーデニング』を実践する私ですが、なんのかんのと庭の冬越しに関して決定的な失敗をしたことはありませんでした。
過去に一度、屋根からの落雪がギリ当たる場所に植えてしまったシャルロット・オースチンが落雪に圧迫され、メインの太枝とその他数本が枝折れしたことがあり、これが今までの最大の失敗でした(女竹の本数を増やして強度を上げることで解決)。
人にも地域にもよりますので一概には言えませんが、北海道のバラは基本、しっかりした剪定は春のみで良いと言われています。
秋はせいぜい、冬囲いの邪魔にならないようにとか雪面からなるべく枝先が出ないようにとか、そういった思惑で高さを調整する程度が多いかと思います。
私も冬の間の枝折れを警戒して、枝数を調整し過ぎないようにしていました。
兎にも角にも
「枝折れ」
そればかり気にして冬囲いをしていたのです。
今冬は雪が少なかったので、囲いを外しても予想通り枝折れしたものはありませんでした。
ただ、ちょっと気になったのは枝の色。
特に、
「クイーン・オブ・スウェーデン」
2019夏
と
「アイスバーグ」
2019夏
このふたつ。
全体的に枝が黒っぽい気がするけど、毎年こんなものだっけ?
毎年のことなのに、冬囲いを外した時の状態をほとんど覚えていないという我がノーミソにビックリです。
イヤな感じですがとりあえず、明らかに生きていないとわかる部分のカットと軽い剪定をし、あとは枝についた小さな芽が膨らんでくるのを確認してからにしようと様子を見ることに。
冬囲いを外してから半月以上。
5月に入り、他のバラは緑色を保った枝からようやく葉が展開し始めましたが、待てど暮らせど、この二種類のバラの固い小さな芽はゆるむ気配もなく、茶色くシン…としたままです。
これは。。。( ꒪Д꒪)
よくよく確認すると、冬囲いを外した時に色は悪くても何となく生きてるように見えた枝すらも明らかに水分を失って、小さな芽も固まってしまっています。
しかも枝のほとんど全てが( ꒪Д꒪)
ここでようやく、私はバラがひどい凍害を受けていたことに気付きました。
何ともお粗末。
気付くのが遅過ぎる。
いや全くお恥ずかしい話です。
今までの冬は、すっぽりと暖かい雪の布団のおかげで厳寒地ながら凍害とはほぼ無縁でした。
それがまさか、今年こんなひどいありさまになってしまうなんて。
要因としては
- 少雪のため冬囲いをしてあっても例年のように雪の下にならず、寒風に耐えられなかった
- 雪解けが早かったため、いつもより半月ほど早めに冬囲いを外した(その後冷えた日や雪が降った日もアリ)
- その両方
北国で庭づくりをされる方にとってはお馴染みかもしれませんが、寒冷地で植物を育てるにあたり参考になるのが『ハーディネスゾーン』という指標です。
これはアメリカ農務省が平均最低気温で地域分けをし、植物がどのくらいの気温で戸外で越冬出来るかの耐寒性の目安を示したものです(気温以外の他条件は勘案されず)。
日本でもその土地ごとに指標が適用され、旭川はソコソコ厳しいゾーンナンバー5となっています。
私が参考にしている本のひとつ『北海道のバラづくり(著者:工藤敏博氏)』北海道新聞社より
園芸書によっては植物にゾーンナンバーの表示があるので、その数値が植えようとする土地のナンバー以下の数ならばザックリと、越冬は大丈夫でしょう、ということになります。
ただし数字はあくまでも目安ですので、積雪等の条件によっては多少ゾーンナンバーから外れた植物でも上手く育ったり、逆にゾーンナンバーにドストライクであっても生育イマイチ、ということもあるようです。
基本、植物を迎える時は地元の園芸店で耐寒性を確認して買うので、自分で上記のハーディネスゾーンと照らし合わせることはほとんどありません。
我が家のバラもお店で耐寒性を確認してから購入したものばかりです。
旭川はゾーン5という寒い土地ではありますが積雪による保温が期待出来るため、バラも種類を選び、しっかり対策すればこれまでは毎年問題なく越冬出来ていたのです。
そこに油断がありました。
同じく『北海道のバラづくり』より
しかし今冬は記録的な少雪、今までは雪の恩恵で凍害が最小限で済んでいただけだったのだと、今更ながら厳しい自然環境を痛感することとなりました。
自分の力などちっぽけなもの。
厄介者とばかり思っていた雪に救われていたのですね。
*******
可愛いバラの枯死の可能性を突きつけられたショックで冷蔵庫に放置された大根のようにしおしおになった私は、とりあえず精神の安定を図るため半日寝込んで現実逃避。
のんのさんもスヤスヤ
ひとときにせよ、全てを忘れることが出来る眠りは素晴らしい。
甘やかな眠りよ、ありがとう✨✨✨
zzz…
ZZZ………
………z………zz……
…………
フンガッ!!⊙ ⊙パチクリ
ひとしきり眠ったら、おお、何だかちょっと元気が出てきました。
え、反省が足りない?
だってもう、しゃあないじゃんねぇ?
数日後。
とりあえず枯死した枝の除去のため、剪定バサミとトップジンMペースト(枝の傷口に塗る殺菌剤)を握りしめ、いざ行かん。
まずは長年たいしたお世話をせずともたくさんの花を咲かせてくれる『クイーン・オブ・スウェーデン』さんの元へ。
全体を見れば完全に立ち枯れた状態ですが…
デデン!!
生 き て る よ
地際から数センチしかない緑色の箇所から、いくつかの赤い芽が伸び始めています。
さすが、「クイーン」の名前を持ちながら、そこらの庶民よりもたくましいのでは、と思うほど元気に繰り返し花を咲かせるクイーン・オブ・スウェーデンさんです。
放っておくと身長158cmの私とさほど変わらないほど大きくなってしまう彼女ですが、生きている部分だけを残して切っていきます。
ごめんね。
ふぬっ!
すっかり硬くなった太い枯枝は剪定バサミではなかなか根元から切れないので、ひとまず切れるところで切っておきます。
長い間庭の中で大きな存在だった彼女は硬くて切りきれなかった枯枝を含めても20cmほどの、まるで赤ちゃんのように小さくなってしまいました。
※切ないので写真は撮っていません。
周りのワスレナグサに、しばしその寂しい姿を隠してもらうことにいたしましょう。
少しでも栄養取られないようにワスレナグサ抜いた方がいいんじゃないの?
そうかもしれないけど、いいんだよ。。
次は、去年お迎えしたばかりの「アイスバーグ」です。
↑の記事に、このアイスバーグがどのような経緯でウチにやって来たのか詳細が書いてあるのですが、せっかくイジワルセレブオバサン(※個人の感想です)から守って連れ帰ったのに枯らしてしまったのなら、何て可哀想なことをしてしまったのかと暗澹たる思いでした。
実は凍害に気付く前、我が家で初めてのツルバラということで張り切ってオベリスクに誘引したのです(枯枝をw)。
枯枝が虚しく絡まるオベリスクも、気力がなくてそのままにしてあったのですが、良かった!
こちらも生きていてくれました。
今年花が咲くはずだった枯枝を全て切り落とし、ほぼ「げんこつ剪定」に近い形にまで切り詰めました。
無事に生き延びられますように、と思いながら。
*******
さて、この子たちの現在ですが何とか頑張ってくれているようです。
「クイーン・オブ・スウェーデン」
周りのワスレナグサや切り残した枯枝などで見た目は悪いですが、かなりの復活具合です。
上から
さすが超身体の丈夫な女王さま。
このまま何卒、健やかに。
「アイスバーグ」
1本こっきりですが、こちらもしっかりした枝が伸びてきました。
この夏の花は期待出来ませんが、大事にしたいと思います。
私は自然を甘くみて、その油断から今回危うくふたつのバラを死なせてしまうところでした。
暮らしていく上では厄介で、荒れ狂えば生き物の命さえ容赦なく奪う恐ろしい雪は、自然の恵みでもあったことを改めて思い知らされました。
ここで自分への戒めを込めて、大好きな漫画『ゴールデンカムイ』から、アイヌの教えをお借りしようと思います。
『カント オㇿワ ヤク サㇰ ノ アランケㇷ゚ シネㇷ゚ カ イサㇺ』
(天から役目なしに降ろされた物はひとつもない)
何の気なしに目にしていた言葉ですが、身に染みました。
*******
これからの季節、北海道はグイグイとスピードを上げながら短い夏を一気に駆け抜けます。
当ブログは庭の話のほか、北海道の景色やイベントの様子なども取り上げてきましたが、今年は各イベント・お祭りも軒並み中止、観光名所への訪問などもなかなか気楽に赴くことは難しそうです。
テーマが狭まってしまうのは少々寂しく、また取り止めのないおしゃべりが増えてしまうかもしれませんが、どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
では最後に。
私が手掛けたワケでも我が家の庭でもありませんが、我が家の周りで勝手に増え続ける「ルピナス」を。
こちらに引っ越してくる前からこのあたりの空き地で(勝手に)繁殖しています。
とうとう我が家の庭にも一株侵入を許すw
かなりの繁殖力なので、大抵は夏の草刈りの際に土地の持ち主によって刈られてしまうのですが、今年は我が家は隣りとの空き地にかかるルピナスを刈らずに残してみました。
そして昨日、草刈りにやって来た隣りの土地の持ち主。
残されたルピナスを見て空気を読んだらしく、自分の土地にあるぶんのルピナスを刈らずに残していってくれました。
気を遣わせてすみません。
ちょうど最盛期ですので、どうぞご覧あれ。
『密』
『密(みつ)』
この字を単体で書いてみると何だか新鮮です。(この場合は打ち込みですが)
よくよく考えてみると、今までの人生において「密」の文字を書く機会はあまりなかったような気がします。
あえて言うなら。
「秘密」
コレが多かったような気がします。
秘密の関係
秘密の時間
秘密の部屋
…………
全般的に艶めかしくて妖しな感じ。
まあ、どちらかというと「密」よりは「秘」の字の効果でしょうか。
↓小説も読んでTVシリーズも見てますがオンナってコワイですねぇ
えーと、他には。
ひみつのアッコちゃん←漢字じゃないとか細かいことはいいじゃないですか
あらまあ、妖しどころか途端に明るい印象になりましたね!
おっといけない。
しょっぱなから脱線するところでした。悪いクセです。
上の話は忘れてください。
とにかく、これが私にとって一番身近な「密」のワードだったのに、最近聞こえてくるのは
『密閉・密集・密接』ばかり。
流行り病から生まれたこの3つの「密」ワード、
「密」の文字を見るだけでもう息苦しい( ´Д`)
そんな気分になる世の中となりました。
↓我が家の「密」の例
プスキニアとシラー・シベリカ密タマザキサクラソウ密
ワスレナグサ密
アレコレ触って品定めはよろしくないので狙い定めて取った豚バラブロックのアチラ側の脂身が多く、そこを削って作ったパンチェッタ密
ハムチーズロール密
緊急事態宣言発令のもとリモートワークが推奨され、それが可能な会社では多くの人が在宅勤務となり、都会の満員電車のギュウギュウ詰めがかなり解消されているとのこと。※もっとも宣言解除されたところでは戻りつつあるそうですが。
この満員電車から解放された人々は一体どこにいるのか。
言うまでもなくほとんどの人は「Stay Home」の掛け声のもと、自分の家かと思います。
となると当然、新たな場所(家庭)に新たな密(家族)が発生するワケです。
もちろん一人暮らしや家族の少ない人、もしくは部屋がたくさんある大豪邸に暮らす人などにとってはそれほどの問題にはならないかとは思いますが、多くの人々にとってはそれなりの忍耐力が試されることとなったようです。
「おうち時間」として家族でお料理をしたり工作をしたり、たくさんの楽し気な動画がUPされる一方で漏れ聞こえてくる、
「毎日家族分の3食を作るのがキツイ」
「自分ばかり働いて家族が何もしない」
「常に夫が家にいるのでストレスが溜まる」
などなど。主に主婦のボヤキのような
いつもなら日中は会社や学校に出かけ、程よく離れる時間のあった家族同士が毎日24時間ビッチリ顔を突き合わせることになったストレスにより、軋轢がギシギシと大きな音を立てているご家庭もあるようです。
息抜きに外出、なんてのもままならない状況でずっと同じ空間にいては、いくら家族といっても気疲れはするでしょう。
いきなり家庭内に降ってわいた「密」
上手にガス抜きをしながら、身体の距離は近くても心のパーソナルスペースを保って穏やかに暮らしたいものですね。
………………
え?
電車も通ってないイナカ住まいのオマエに「密」を語ってほしくない?
辛辣ですねぇ…
いえね。
そんなイナカ・少人数家庭の我が家にも発生したんですよ。
「密」が!
以前からチョイチョイとブログを覗いてくださっている方にはおわかりかと思いますが、我が家にいる2名の女子猫。
私を見るのんのさんの目はいつも冷たい
正直仲良くありません。
それは保護猫としてやって来た「のんの」さんがあまりフレンドリーな性格ではないのに、今まで飼ってきた歴代の女子猫たちの経験から、子猫なら仲良くなるだろうと勝手に想像した私に責任があります。
のんのさんに悪いところはひとつもなく、ただ社交性に欠けるだけ。
よちよちと寄っていく小さなまりもさんを傷つけたりはしないものの、決して受け入れることなく既に5年以上が経過しました。
仲良くとはいかないものの何となくお互い距離を…それこそ、
ソーシャルディスタンス?
を保ちながら、それなりに平和に暮らしています。
しかし最近、まりもさんがのんのさんに対して距離を詰めてくることが何度かありました。
このところ、ソファの背もたれクッションを潰して寝るのがお気に入りののんのさん。クッションはもうケバケバのボロボロ
気持ちよく羽毛のクッションに沈み込んで寝ています。
そこへやって来て、真下にドスコイ…もとい、ドッカリと陣取るまりも嬢。
ここまで近いのは珍しく、もうコレはふたりにとっては「密」と呼んでいい距離感。
「(ええ…アイツ来ちゃったよ)」
「(そこで寝るんか…)」
ムックリ。
鎌首をもたげ、さりげない風を装って背後を伺うまりも嬢。
警戒するのんのさん。
絡み合う視線。
完全にバレてますけども?
にも関わらず、そぉ〜っと手をあげて。
「・・・・・」
「・・・・・」「・・・・・」
完バレしているにも関わらずそのままのんのさんのシッポをパンチ!するまりも嬢と「シャーーーッ!!」の雄叫びと共にすかさず飛び退くのんのさん。
「だからアンタいやなのよね💢!」
めでたく従来通りのソーシャルディスタンスの距離に戻る女子猫たち。
猫にも感染例があるといいますし、このふたりに関しては感染対策バッチリです。
「ちぇー、ケチんぼ!つまんない」
嫌がられるのは、まりちゃんがいつも不意打ちで飛びかかったりパンチするからだよ。
余談ですが最近どこかで、
家にいつもいない人がずっといるようになると、猫も実はちょっとストレス
という説(あくまでもひとつの説ですよ、その子の性格もあるだろうし)を読みました。
それまでは不肖ワタクシ、
「ずーっと家にいるから猫たちも嬉しいだろうな…フフッ可愛い奴らめ(・∀・)ニヤニヤ」
と勝手にニヤついておりました。
そう言われるとたしかに、
ちょっとぉ…ウザイ…
みたいな顔をされる頻度が増えた気がしないでもない。
程よい距離感、ソーシャルディスタンス。
人間と猫にも必要よね。
*******
ホントは続けて庭のコトも書きたかったのですが更新間隔があきすぎるせいか、いつも詰め込み過ぎて冗長になるのを反省して、今回はここまでに。
「更新をサボリ過ぎず、文章は短めに」
これが私の今の課題ですねw
それではまた次回、よろしくお願いいたします☆
夕暮れの空に泳ぐシロナガスクジラを見つけたよ♪
巣ごもりの春
北海道・上川盆地にもようやく春がやってきました。
記録的な少雪の冬だったおかげで、春が遅い我が家の庭にも、例年より2週間ほど早く春の花たちが顔を見せてくれました。
長い冬を耐えた北国の人間にとって、『春』という季節は、ただの四季のひとつではない特別な喜びの象徴でもあります。
そう。
いつも通りの春ならば。
春の到来が嬉しいものに変わりはありませんが、やはりアレですね。
この厄介な未知のウイルスのせいで、世界各国が窮地に追い込まれています。
前回の更新が2/27。
そこから既に1ヶ月半以上が経った今回の更新までウイルスの猛威が衰えることはなく、今現在も刻々と状況が変わり予断を許しません。
おお、春よ春
もっと単純に春の到来を喜びたかったよ。゚(゚´ω`゚)゚。
前回記事を更新した日の翌2月28日、国内で感染が先行した形となった北海道では全国に先駆け、道知事の判断で2月28日〜3月19日までの3週間『緊急事態宣言』が出されました。
その間の我が家における外出は週に1〜2度、ほぼ買い物と実家の親の用事だけとなりました。
厳しい風土で生き残るためには四の五の言わずに協力し合う、だってそうしないと死んじゃうから( ̄皿 ̄)!
という開拓時代からの道民ダマシイが発揮されたのでしょうか。
元よりイナカの我が家周辺ですが、宣言を出されてからはさらに人やクルマの往来が減り、窓から見える景色はまるで元旦の朝のよう。
スーパーも、私が平日に行くせいかわかりませんが、割引きデーのような日でもなければガラガラでした。
皆さんかなり頑張っていたと思います。
努力のかいもあり予定通り3月19日、宣言は解除されましたが、多くの人がその後もマジメに自粛生活を続けていました。
が。
一旦感染者数が下がった北海道にも第二波がやって来ているようです。
私の住む旭川市は今まで割と感染者数は抑えられていましたが、最近首都圏からウイルスが持ち込まれ、新たな心配のタネになっています。しかも実家に近いし
せっかく地域の人が頑張って保っていたのに…とグッタリしますが、時は戻せません。
緩むな
ということですね。
そして昨日4月16日。
緊急事態宣言の全国への拡充により、北海道は「特定警戒都道府県」に指定され、2度目の公的な自粛要請が出されました。
北海道独自だった2月末の宣言から数えると自粛生活は2ヶ月近くになります。
地域の人たちにも疲れやストレスは見られますが、多大なリスクのなか働いてくださっている医療機関の方々のことを思えば泣き言など言うわけにもいきません。
引き続き自粛に努めようと思います。
ただし、暗くピリピリとした空気に飲み込まれてしまっては免疫が下がるというもの。
こんな時は何か作業に熱中したい╭( ・ᄇ・)̑ﻭ ̑✨
そう思って1度目の(北海道独自の)緊急事態宣言の時は、普段やらない場所を掃除したり、ダイエットと運動不足解消を兼ねてエアロバイクを漕ぎまくったりしていました。
でも掃除は別に楽しくないし、バイクは漕ぎすぎてヒザを痛める始末。
「そのエアロバイク邪魔なんですけど」
なので途中から自分にとって比較的作業が苦にならない料理など、食を充実させる方向にシフトチェンジすることに。
え?
ダイエットはどうしたって???
明日をも知れぬこのご時世、ダイエットに一体どれほどの意味がございましょうか?
いや、ない。
作って楽しく、食べて美味しい。
即ちシヤワセ。
開き直り上等なのであります( ̄^ ̄)ゞ!
ということで、ちょっと言葉が汚くて申し訳ないんですけど
「こんな時にダイエットなんてクソ食らえ」仲間←勝手に認定スミマセン、いつも仲良くしてくださる人生の先輩ブロガーで師匠のunibabaさんの記事もご紹介。
料理上手で趣味良く暮らしながらも気取らない楽しいお人柄。
自粛生活でも毎日の暮らしや手料理を楽しんでらっしゃるご様子です。
そんなunibabaさんに触発されて、私も自粛生活中ヒマに任せて作ったものなどを少々載せてみようかと。
うん。
食べることってやっぱり大事。
特売鶏ムネで鶏ハム、長芋とベーコンのガーリックバター炒め
ジューシーなモモ肉も美味しいけれど、お安いムネ肉は家計の味方!
長芋大好き。
人が少なくて売れなかったのか、チンするだけのチーズフォンデュが半額だったのでゲット!
初めて買ったけどウマイ。
パンだけ手作り
酒がススムねぇ。。
以前から挑戦しようと思っていた「再現モノ」
『六花亭』の「玉がしわ」風フルーツケーキを、袋の裏の原材料を見ながら作ってみました。
けっこう再現出来たかも!
ブランデーに漬けたドライフルーツとそれを漬け込んだブランデー、仕上げにもたっぷりブランデー。
切ってみたら何となくニッコリ顔
食べたあとクルマの運転はご法度ですw
我が家では牛乳はあまりがちなのでプリンやチーズケーキに。
蒸し器を持ってないのでストウブ鍋を使用しました。
苦めに出来たカラメルがウマイ
カンタン、混ぜるだけのチーズケーキ。
写真をTwitterにUPしたところ、リプライをくれた人たちとの会話で生まれた猫ちゃんとこぶたさん。
1度目の自粛生活の中で感じたことですが、ネットやSNSにはずいぶんと助けられました。
思うように外出も人と会うことも出来ない日々が続くと、やはり焦燥感や孤独感に苛まれることがあります。
私の場合ブログの他に使っているのは概ねTwitterですが、こうして自分が発信したり、又は誰かが呟いたことから画面越しに会話が出来たりすることはとても励みになりました。
基本アナログで呑気な私ですが、もしこれらのツールがなかったら長引く引きこもり生活にウツ状態になっていたかも…と思わないでもありません。
使う前は怖さも感じていたSNSですが、2018年の「北海道胆振東部地震」でも停電のなか声をかけていただいたり、とても力になりました。
例え家の中に閉じこもっていても、スマホ・PC・タブレットで簡単に外の世界と繋がれるのはとてもありがたいことですね。
今回は一見すると景色は何も変わらず、ウイルスの姿も目に見えません。
ですが被害は凄まじい。
いつ収束するかもわかりません。
けれど、自粛はしても小さな楽しみを見つけることは禁じられていません。
毎日の暮らしの中で楽しみを見つけ、出来ることをし、腐らず、心穏やかに過ごしてこうと思います。
この巣ごもりの春が、
「あの時は一体どうなるかと思ったよ」
と、穏やかに振り返ることが出来る日が1日も早く訪れますように。
雪の妖精・シマエナガがやって来た!
まんまるでフワフワの愛らしい姿。
そのラブリーな見た目から、昨今大人気の野鳥『シマエナガ(島柄長)』
エナガの北海道亜種で、雪の妖精とも呼ばれるスズメよりも小さな鳥です。
そんな可愛らしいシマエナガちゃん。
私も大好きで、シマエナガで有名な写真家さんのフォトブックを買い、そのオマケについてきたポストカードやカレンダーをトイレの壁に貼って朝な夕なにジーッと見つめたり写真をさすってみたりと、けっこうヤバめに愛でる毎日。
しかし、その本物を見たことはありませんでした。
あったとしてもカラダが小さくすばしっこいため、視認出来ていなかったのでしょう。
スズメなどもそうですが、寒い時期の小鳥が羽毛に空気を取り込んで、まぁるいフォルムになっているのを見たことがあるでしょうか?
私たちが写真などで目にする可愛らしいまんまるのシマエナガは、寒い冬に耐えるため膨らんだシマエナガなのですね。
北海道では特別珍しい鳥というワケでもないようですので、
いつかどこかで出会いたい╭( ・ㅂ・)و!
そう思っていたところ、なんと昨日そのチャンスに恵まれました。
しかも山や公園でもなく、我が家の窓から!
いつも座るソファの左手には庭に面した窓があるのですが、窓からそこそこ近い位置にあるジューンベリーに複数の白っぽい小鳥がパラパラと飛んできたのが見えました。
常連のシジュウカラかな?
そう思ったのですが、枝に残ったジューンベリーの実がほぼ食べ尽くされてからは、彼らは薄情にもあまり顔を出してくれません。
では君たちは誰?
よく見えない。。
このジューンベリーは株立ちで細い枝が密集しているので少々見づらいのです。
んん?
んんん?
シ、シシ
シマエナガちゃんキターーー!!!
手前の枝にピントが合ってるのは見逃して
窓越しとはいえ、ジューンベリーとの距離は3m強(大雑把に推定)。
カメラをセットするのにアワアワしていたのでしっかり数を数えられなかったのですが、6〜7羽の小さな群れのようです。
丸いねぇ。
オチリも可愛い。
フワ毛が陽射しに透けてます。
ピンボケだけどやっぱり可愛い!
羽の存在をあまり感じないシマエナガですが、ちゃんとあります(当たり前w)!
普段からカメラのスキルを磨いていれば小枝をウマイこと避けてジャスピンで撮れたのかもしれませんが、ワタクシの実力的にコレで精一杯でした(;´-∀-`)ゞ
でも初のご対面で写真にも収められ(8〜9割ピンボケですけども)満足です。
いつ飛んでいってしまうかとハラハラしながらカメラを覗きこんでいたのですが、けっこう長居してくれました。
感覚的には10分以上、細かい枝の中を移動しながら寛いでいたように思います。
しばらくすると、1羽、また1羽と少しずつ時間差で飛び去っていきました。
わずかに残ったジューンベリーの干からびた実でも見つけて食べていってくれたならいいのですが。
この小枝の多いジューンベリーの木、上にも書いたように写真を撮るには甚だ厄介なのですが、考えてみると小枝が密集しているからこそ小鳥が外敵から身を守るのに有効なのかもしれません。
近年、我が家ではジューンベリーの実をほとんど収穫しないためか(実が小さいですし)シジュウカラなどのカラ類やシメ、ムクドリ・ヒヨドリその他が時々やって来ます。
クチコミですかね?
ただの羽休めや移動のついでなのか、果実に興味がなさそうなアカゲラやヤマゲラなども来ることがあります。
たまにイタズラ者のカラスが細い枝につかまって枝を揺するのはちょっと困りますが…
小さくか弱いシマエナガが、目的地に移動する際の安全な休憩所として我が家のジューンベリーを選んでくれたというならば、写真を撮るのに苦労するくらい何ということはないですね。
来てくれてありがとう、シマエナガちゃん!
また来てね!
そう願いながらこの記事を書いていたワケですが、さっき書いた悪口が聞こえたのでしょうか。
『ジューンベリーの実がほぼ食べ尽くされてから顔出ししなくなった薄情なシジュウカラ』
が、1羽だけやって来て羽を休めていきました。
1枚こっきり、またもやピンボケでしか撮れず
シジュウカラさんに謝罪いたします( ̄人 ̄)
*******
前回から既に1ヶ月以上過ぎ、それなりにネタはあったのにも関わらず、何だか更新のタイミングを逃してグダグダしておりました。もうこのままウヤムヤに終わっちゃうのかなぁ…とか
シマエナガちゃんパワー、恐るべし!
せっかく更新を再開することが出来たので、備忘録がてらこの1ヶ月余りの写真を少々貼ってみますので、お時間のある方は覗いていってくださいね。
冬でもたまには美瑛ドライブ♪
今年は美瑛の丘も雪が少なくて草や地面が見えて一面真っ白の雪原は少なかった
2月上旬、渡り鳥の集まる片田舎の公園にて。
透き通る綺麗な水には大きなニジマスがいて、1匹のメスを巡って熾烈な争いが繰り広げられていました。
カップルはもう決まっているようなのですが、あぶれたオスがスキあらば繁殖に参加しようと躍起になっています。
メスが川床を掘り、カップルになったオスが横に並んでイザ!というタイミングを狙って他のオスたちが、我も我もとワーッと寄って行く。
嫁ニジマスを守ろうと旦那ニジマスが怒って追い払う、をずっと繰り返し。
すんごい大変そう…
観察していた約1時間半(←ずっとしゃがんで動画や写真を撮っていたら、冷え切ったのと足の痺れでなかなか立ち上がれずw)の間に数度の繁殖行動を見られましたが、なかなかカップルだけの繁殖はさせてもらえず結局他のオスもちゃっかり参加していました。
この池、他の女子ニジマスはいなかったんでしょうかねぇ…
観察の傍ら、池をバックに−10℃を下回る気温の中で長時間ウェディングドレスで写真を撮る海外からの観光客。ここで写真を撮るのが流行っているようだ…
何も羽織らせてもらえず長い時間肩を出したままの女の子、かわいそうにグッタリ雪の上に座り込んでて、オバチャンは「新郎、なんか羽織るものかけたげなさいよ。ニジマスを見習え!」って言いたくなったぞ。
2月の満月「スノームーン」
層雲峡・氷瀑まつり
会場は川のすぐ側に作られています。
暗くてスミマセンw
いろんな国のコインが貼り付けられた氷の招き猫
キミもヒグマの懐に抱かれてみないか?
2月上旬コロナウィルスが大きく取り上げられ始めた頃で、例年よりは中韓の観光客は少なく感じました。
この頃はまだコチラもノンビリした空気が漂っていてマスク装着で見に行ったのですが、ご存知の通り緊急事態の北海道、もうしばらくはイベントなどには近寄れませんね💦
明日は久しぶりの知人と外で食事などしながら近況を…と予定を立てていたのですが、諦めて自宅でのお茶会に変更しました。
早く収束してくれないと経済が動かなくなり、立ち行かなくなる会社やお店も増えそうで心配です。
あれ?シマエナガの背中みたいなカラーリングの毛むくじゃらが落ちてる。
まりちゃんは呑気でいいねぇ。
「んあ?」
ニュースを見ると不安ばかりだけど、まりちゃんを見るとホッとしますよ。
「そう?なんかよくわかんないけど良かった」
皆さまも充分お気をつけください。
それではまた次回、よろしくお願いいたします☆
遅まきながら
皆さま、新年明け…
いや、いくらなんでも図々しいですね。
寒中お見舞い申し上げます。
どうしてその顔
寒中。
そうは言っても何とも雪の少ない今冬。
本来であれば市街地に比べ雪が格段に多い街はずれの我が家ですが、それでも感覚的には例年の半分以下です。
毎年この時期には庭の冬囲いの女竹が半分以上隠れてしまっていることが多いのに、バラなどの大きめ冬囲いはまだヒザ下程度。
冬囲いにヒザがあるかどうかの是非は別にして、経験したことがないほどの雪の少ない冬に驚いています。
家の前のスペースを除雪する時は、時期が進むにつれて庭の中にも雪を放り込むため余計にカサが増すのですが、今年は逆側の空き地に捨てるだけで済んでいるのでアッサリしたものです。
昨冬の似たような時期と比べてみるとこんな感じです。
2018.12.28
毎年、屋根からの落雪でミニチュア山脈がリビング窓から見られるようになるのですが、それも今年は無し。
2019.1.19
雪の多い年は何度もこの山を崩さなければ外が見えなくなります。
↓2年前の記事ですが冬の窓の外に出現する山脈を踏破するアザラシ型粗品銀行員の物語です
2019.2.2
最終的には冬囲いの女竹はすっぽりと雪の下、屋根からの落雪や除雪で積み上げた雪で庭の面影もありません。
雪の少ない年というのは今までもたしかにありましたし、これからまだ北海道は冬が続きますのでこの先どっさり降らないとも限りません。
しかしコレは全くの素人感覚でハズレても責めないで欲しいのですが、
今年はもうこんなもんで終わり
そんな気がしてなりません。
長期予報なども見ていないので、ただの素人の私の感覚です。
通常は年明け前に、
「今年は雪降らないねー」
なんて言っていても年が明けたあたりには
もう勘弁してください( ; ᴗ ; )
ってくらい降って、
「やっぱり帳尻が合うようにできてるよね」
ってグチるまでが、私の知る少雪の冬の様式美なのです。
むしろ「今年は雪が少ないね♪」なんて口に出すとフラグが立って、
かえって後々ヒドイ目に合う
私はそう学習しました。
アレですよ。
映画などで序盤のうちに主人公の相棒が
「オレ、この仕事が終わったら故郷で彼女と結婚するんだ。。。」
みたいなセリフを口にすると、その相棒は仕事を果たす前に亡くなってしまうというベタな展開。
「そういえば昔の深夜のバラエティ番組で、ベタ男さんとベタ子さんでベタな展開を再現するヤツなかったっけ」
あと、これは実体験ですが、
妙に仕事がヒマで誰も来ない日の終業まであと30分。
そんな時ついウッカリ、
「今日はヒマだったねー
( *´艸`)クスクス」
なんて口を滑らせたならもう大変。
終業10分前に厄介な案件が飛び込んできて鬼の残業になって泣きを見るハメになるのです。
なので何ごと
楽勝に見えても、決してゴールテープを切るまではナメた発言をしてはいけない
コレが、私が初々しいオネーチャンからズボラなオバサンに変貌するまでに会得した教訓です。
まぁ残業云々のくだりは『気のせい』で済まされるにせよ、
雪が遅い・少ないと感じても大抵は後からキッチリ降って帳尻が合う
これは概ね同意していただける道民、豪雪地帯の方々も多いのではないでしょうか?
雪が多いと除雪ウンザリ〜!とブツブツ文句を言うくせに、あまりにも少ないとちょっと地球〜!大丈夫?と不安になる。
正直なところ、毎年これくらいの積雪量だったらラクなのになぁ…とは思います。
ただし、雪が降るから・厳寒だからこそ美しい北海道の景色もたくさんあります。
あまりに雪が少なければスキー場や除雪のお仕事の方などにも影響するでしょう。
我が家からそこそこ近くにあるスキー場も、今年は相当オープンが遅れていましたので心配していました。
今は何とか営業出来ているようで良かったです。
*******
さてここからはワタクシゴトなど。
前回の更新からサボリにサボって既に1ヶ月以上。
Twitterは気軽なのでチョイチョイ呟いてはいたのですが、はてなさんにはすっかりご無沙汰。
幸いなことに特に良いこともなければ悪いこともなく平々凡々、猫たちも相変わらずのんびりと暮らしています。
はみ出るのんのさん
コワイから目を瞑ってお眠りよ
狭くてカワイソウ!
と思われるかもしれませんが、本来は人間用の靴下などを入れるのに置いていたカゴだったものに本ニャンがムリヤリ入って使用しているので誤解なさいませぬよう。
かえって立派な猫ハウス・猫ちぐらなどを購入し、
「さあさあ、遠慮なくお入りよ!」
とススメても、「フンッ」とばかりに皆さん総スルー。
だからこれで良いのです。
最近はソファの一番良いところと、人間用のフリースケットを自分のものにして一日中寝ているのんのさん。
寒さも空腹も関係なく眠れるのが一番だね。
いつもマイペースなまりもさんにはサンタさんからプレゼントが届きました。
「何コレ」
机を移動させちゃったから、机に乗って気軽に窓の外を見られなくてつまらないでしょ?
ってサンタさんが持ってきてくれたよ。
気が利くねぇ、サンタさん(私)ったら!
…ふうはあ。
出来た!
母さんがまりちゃんのために組み立てたよ!
サンタさんもどうせなら組み立てていってくれたらいいのにねぇ( ̄皿 ̄)
…で、いかが?
「まあまあ」
そう…なら良かったよ。
「それより今日のオヤツはまだ?」
いつものその待ちのポーズ、踏んづけそうでコワイからやめてくれないかな。
「は」
「や」
「くー!」
※爪研ぎで壁紙がワシャワシャになってるのは多分目の錯覚です
はいはい。
そんなに伸び上がらなくても今あげますよ。
はい、どうぞ。
いつも思うんだけど、テレビCMに出てくる猫ちゃんたちはもっと可愛らしく食べてるのに、どうしてまりちゃんは般若みたいになるのかな?
「は?母さんウルサイの」
ああ、すみませんねぇ。
…って、まりちゃんアンタ。
「はい?」
夏に少し痩せたと思ったらまた太…ふくよかになったんじゃあない?
どれ。
…やっぱり6kg超えてる!
1日に小さい缶詰半分とちゅーる1本とカリカリくらいなのにどうして。
「それはねぇ」
あっ、悪い顔して毛繕いしているのんのさん!
何か知ってるんですか!?
「ええまぁ」
「それは」
「別室にある、私のぶんのカリカリを盗み食いしてるからよ」
のんのさん、そんなに後ろ脚ピーン!なのに足つらないのすごいですねぇ。
「だから何とかしてちょうだい?困るんですけど💢」
いつも迷惑かけてすまないね。
のんのさんはムラ食いだから、カリカリ置きっぱで食べたい時に食べられるようにしてるのがアダになってるんだよねぇ…
うーん、考えてみるよ。
(バレた)
そりゃバレますがな。
しかしヒトに飼われて食べ物に不自由はないはずなのに、冬になるとのんのさんもまりもさんも食欲が増します。
部屋の中も決して寒くはなく、むしろ北海道の家らしくかなり暖かいハズ(通年23〜24℃に保っています)。
それでも本能で、冬には脂肪を貯めようとするのでしょうか。
やっぱり生き物って自然の中の一部なんですねぇ
…
……
………
って
ハッ…(」° □ ° )」!
ということは、やはりワタシが痩せないのも自然の摂理なのかも…!
↓年末、豚の角煮を作るのに脂を固めてるところ
更に脂を取ったから多分ヘルシー
キッチンの棚を整理してたら期限切れ未開封の詰め替え用一味が出てきたので食べるラー油を作ってみた
使った油は胡麻油とキャノーラ油だし、香味野菜やクルミも体にいいからきっとヘルシー
ですよね。
「母さんのデブ」
デブにデブって言われたぁぁぁ!
これは屈辱。
たしかに若い頃より10kgばかり太ったけれども、オバチャンとしてコレは妥当な数字では!?
太りやすい薬も飲んでたし!
……
まりもさんのおデブをちょこっと皆さんにチクるつもりが、何故かワタシが窮地に陥るこの展開。
よくある。
下書きもせずに思いつくまま書いていくとこういうことになりがちですね。
しかしこうなったからには仕方がない。
10kg痩せるのは無理としても、ゆっくりゆっくり、1年で3kgくらいを目標に緩〜くやってみましょうかねぇ。
会社辞めてから健康診断も受けてないし。
ズボラーなワタシが新年の抱負を立てるハメになるとは、書き始めた朝には思いもよりませんでした笑。
しかし今年初めての投稿でこうなったのも何かの思し召し。
あっ、そうそう!
今年のおみくじも大吉だったからきっといいこと書いてあるはず!
えいやっ!
願望
思うまゝです しかし油断すれば叶わず
…うん、まぁ大吉っちゃ大吉だけどもさ。アタリマエというか
まぁ結局、何ゴトも自分次第ってコトよね。
頑張らないけどやってみようか、まりちゃんも一緒に。
「ええぇ〜…ヤダな。母さん1人でやればイイのに」
まあまあ、そう言わず。
ほんのチョット気をつけるだけだからさ。
晩酌の安ワインを焼酎にしたり、最後の一杯をがまんするくらいだよ!
「それ、絶対に痩せないと思うわ」
何はともあれ、今年も無理なくホソボソとブログを続けていけたらと思っています。出来ればダイエットも
では、今年1年の皆さまの健康を祈りながら本日はこれにて。
また次回よろしくお願いいたします☆